詩 言葉を失くしたわたしが
言葉を失くしたわたしは
青い小鳥のように
今日もさえずる
言葉を失くしたわたしは
たっぷりと豊かに
そして可憐に
その通る路々で
揺れる花々にキスを贈る
少し困ったふりをするのは
とても良く見えてしまった時
それは誰かの背中で揺らぐ
蜜のような淪落への多招き
言葉を失くしたわたしは
わたしの手の中にある
純白のブーケを今日はどうしようか
明日はどうするだろう
と、しばらく考えても
きっと衣のヒダに隠しながら
さえずるのでしょう
わたしは
し・あ・わ・せ
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