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色付く里に


自作の詩を朗読しました。
音、結構ちっちゃいです😎


観光地から少し外れた山あいの里。
お地蔵様に手を合わせる若くはない親子がいました。たっぷりと季節の風に包まれて、とりどりに色付いた木々の葉は、あと少しで土に還る支度をしているかのようです。髪に白いものが目立つようになった息子は何を。腰の曲がりかけた母は何を思い、手を合わせていたのでしょうか。

まるで 沁み入る山の色を映したかのように薄橙に染まった空は、立ち上がり互いを気遣うように歩くふたりの背中に、そっと手を当てがっているかのようでした 。

日本の秋は、深まってゆきます。


きれいに録音できていないし、わたしの朗読は聞かなくていいんで、こっちの動画 ↓ は見て聴いてください!!素晴らしくステキですから(絶対"(-""-)")

動画の所有者によって、YouTube外での再生ができなくなっていますので、リンクからどうぞ。



甘い言の葉 お題「綵色に染まるやま」
※綵色  
「しみいろ」「まだら」濃い部分薄い部分があるように色を付ける。あるいは色付いたさま。

一部加筆修正しました。

動画の音源
https://dova-s.jp/  紅葉吹く秋 ザイオン様




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