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新しいことをやるときに大切な守破離という考え方

時代は目まぐるしく変化しており、一年前は常識だったことが、今は非常識になっていることがたくさん起きています。

収穫加速の法則といって、昭和から平成、そして平成から令和にかけてのテクノロジーの進化のスピードがどんどん上がっています。

時代が変化しているからこそ、変わらなければいけません。こんなに変化している時代、変わらない方が危ないと思いませんか?
今こそイノベーションを起こしていかなければいけないのです。

●成功とは「破壊」と「再生」である

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新しいことを始める時、変化する時、目標を達成する時。物事は破壊と再生を繰り返しています。
わかりやすく例えると、ピカソが描いた絵の上からレオナルド・ダ・ヴィンチの絵を描いても、ぐちゃぐちゃになってしまいます。
それならば、一度ピカソの絵を真っ白に塗り直して、その上からダヴィンチの絵を描く。これが破壊と再生です。

学びたいのであれば、時には自分の価値観を、一度壊すことも必要です。
新しいものを取り入れる時、価値観が邪魔をすることがあるからです。
破壊して再生しないと新しいものは生まれませんし、大変とは「大きく変わる」と書くように、変わりたいからこそ、大変なことを乗り越えなければいけない時があるのです。

人は心のどこかで自分を守ろうとします。「何も変えないまま変わりたい」と思ってしまうものです。だからこそ、価値観を破壊していく勇気や行動力が必要になってくるのです。

●守破離という考え方

守破離とは、もとは千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある「規矩作法 り尽くしてるともるるとても本を忘るな」を引用したものとされている。

お茶の世界で言うならば、まずはその流派で師匠から学んだことを実践し、形にしていく。この道を極めたいのであれば、まずは「守る」。学んだことを素直に実行し、この世界の通りにやってみようということです。

ピカソの絵は独創的ですが、彼はデッサンの能力にも長けていました。ピカソは初めからあの絵画のスタイルを作ったわけではなく、まずは守るべき基本を学んできたのです。

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そして、守るべきものを守って身につけてきたのちに、「破」です。
ここから自分らしさを足していきましょう、ということです。何かを始めたての人が最初から自分らしくやってしまうと、それはただの自分の癖がついただけだということです。

そして最後に「離」です。
お茶の世界で言うと分家していく、暖簾分けしていくという考え方です。ここからが、イノベーションを起こしていく世界です。
ただ新しいことをやることがかっこいいというわけではありません。決して新しいこと=すごいことではないのです。

●変えてはいけないこと、変えていくべきこと

どの時代でも、人への感謝や愛情は変わらず在り続けるべきものです。
しかし、公務員は安泰だとか、良い学校に入るべきだ、という考え方はもう今の時代には合っていません。

今は、ギグエコノミーや複業の時代です。リスク分散をしていくつもの収入源を持つパラレルキャリアにシフトしているのです。
YouTubeを観てはいけない、は古い価値観。どんどんYouTubeで学び、研究しなさい、は新しく取り入れるべき価値観です。
ゲームをやるのは良くない、は古い価値観。ゲームを極めたらeスポーツのアスリートになれる、というのは新しい価値観です。
変えてはいけないことと、変えていくべきことの棲み分けというのが非常に重要なのです。

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変えてはいけないこと、変えていくべきこと、この判断で難しいこともあります。
人生は時間です。迷うことは遠回りになってしまう。なので人生には、ナビゲーターであるメンターの存在が必要になってくるのです。

時代が変化しているからこそ、イノベーションはとても大切な考え方です。

「自分の大切な人が大切にしてきたものを、大切にしていく」
自分が大切にしてきたものを大切にしてくれるからこそ、もっとそれを大切にしていこうと思える。守破離というのはそういう価値観だと思います。

ぜひ、守破離を意識しながらイノベーションを起こしていきましょう。

【動画】新しいことをやるときに大切な守破離という考え方


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