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荷造りルーティーン


スーツケースを3つ持っている。

1つは、1-2泊用の黒いやつ。夏なら3泊くらいいける。ちょっと重いけど、ジップのところが赤くてかわいい。
2つ目は高校の修学旅行のときから使ってる白いやつ。おおむね1週間までいける。大学時代の帰省やフィンランド行きで使いまくったので、ちょっとタイヤにガタが来ている。
3つ目は就職してから買った、厚みがある1番大きい水色のやつ。かなり軽くて車輪ロックもできる。ただし新幹線の時は上に上げられない。


まず、夜も遅くならないうちに洗濯物を回す。明日から持って行きたい服があっても、浴室乾燥で乾くので大丈夫。スーツケースを選んでせまい部屋の床に広げる。


洗濯物を干しつつ、冷蔵庫の残り物でご飯を食べる。長期で出かける時は数日前から計画して食べて、生ゴミは冷凍する。


パソコンや本、タオル、着替え、折り畳み傘など、この時点で入れられるものは入れる。このあたりでイヤホンに気づいて充電する。制作や現場作業があるときは、作業手袋とかメジャーとか、防塵グラスとかをジップロックにつめて入れる。ジップロックは衣類の簡易圧縮袋にもなるので便利。
手ぬぐいも何かと便利なのでいくつか持っていく。運転する時はメガネも忘れず入れる。マスクも多めに入れる。

靴のことも考える。明日履くのと別で持っていく時は、ちょうどよい袋があれば入れる。なければ万能の梱包用ラップでくるくると包む。


浴室乾燥機の音を聴きながら、明日の朝のことをちょっと考える。暑いか寒いか。雨が降るか。飲み物とか朝ごはんとか。朝ごはんはだいたい新幹線や特急に乗ってから派なので、買う時間のことも考える。律儀なので電車を調べてGoogleカレンダーに登録する。これで寝起きでもだいたい大丈夫。アラームをセットしたら明日の自分に任せて寝る。


朝は出かける1時間〜1時間半前とかに起きる。乾いた洗濯物を取り込んで、シャワーを浴びて、着替えたり髪を乾かしたりする。化粧品は普段から無印の旅行用吊り下げポーチに入れているから、それに旅行用の小さい化粧水とかクレンジングとかを追加してスーツケースに入れる。歯ブラシも朝歯を磨いたら通気性のあるケースに入れる。


取り込んだ洗濯物をたたんで入れる。荷造りの勢いで普通にしまいたいだけの洗濯物もたためるので良い。

靴下は重要だ。服装が派手じゃない代わりに、楽しい色や柄の靴下を何足か持っている。選んで入れつつ、今日の分をはく。


長距離移動の時は、車内作業用の酔い止め、エアピロー、蒸気でホットアイマスク、首に貼るめぐりズムのやつなどを追加し、万全の状態で挑む。


スーツケースと別に何かしら1つお手回り品バッグがあるので、その中を整理する。いらないものは出して、財布やイヤホン、スマホの充電器、そういうやつを必要十分なだけ入れる。ここまできたらほぼ荷造りは完了だ。


電気を消してエアコンを切って、給湯スイッチを切って、ガスの元栓を締める。より長期滞在の場合は、冷蔵庫と換気システム以外のブレーカーを落とすこともある。カーテンはなんとなく閉める。


重たくなったスーツケースを持って、ごろごろと出発する。朝の電車は空いているし、駅までの道はよく犬がいてうれしい。いつも通り会社や学校に行くであろう人を横目に、駅で買うコーヒーはホットにしようかアイスにしようかとか、お腹にやさしくないのでカフェオレにしようかとか、そういうことを考えている。