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きみは大丈夫な日


ダイジョバナイ日に
大丈夫だといえる自分に乾杯

コーヒーにアイリッシュミルク
そしてジェラートアイス

なんというか

こんな飲み屋もあるのかい?
と酔っ払う程
お酒入りのジェラートと
ソーダを🥤ソファーで頂きながら

変な飲み屋に
変な客
店主もちょっと変わってる
輸入柄のモロカン風に貼ってある
部屋の壁紙や天井を見る
落ち込んでる時に足が向く店

店のすぐ前は映画館
いつから映画を観てないだろう
何かいいのやってないか
調べたら

君は大丈夫 IF

と出てきた
モンスターのような巨体マスコットのようなキャラクター子供向けかもしれない

上映時間も丁度良い
夕飯の支度?
うーん、今日は肉でも焼いて食べてくれ

観て良かったと思える
誰にでも分かりやすく
心に届く良い映画だった

不安感に押しつぶされそうで
現在そして未来が苦しそうな時でも
過去がすくってくれることがあるんだなって思った。

私にだって楽しかった過去があり
そこに秒で帰れる瞬間がある

アメリカで暮らしてた時に映画館よく行ったなぁ
ポップコーンの匂いと薄暗い青い光の空間
娯楽が他にないから
映画館かスタバかモールかパーク
そして図書館
娘と二人で頑張った4年間
退屈で寂しいアメリカの小さな田舎町
自然界の中の植物みたいに
生かされてて
委ねてただそこに存在していたあの頃
不自由な言語に
特殊な日本人コミュニティの中でのお付き合い
囚われの身のような
風の向くまま気の向くままな
旅人のような
よくわからない毎日だった

夫は私のことなんかなーんにもわかっちゃいない

それは今も同じだ

こうして飲み屋に見えない飲み屋で
酒を飲んでる私のことも
きっと何にもわかっちゃいない

私の頑張りも
何にも知らない

別にいい
自分がわかってるからね
神様もね 空から見てる





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