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うつ病から回復できたと実感できた話

うつ病発症から12年経ってようやく回復を実感したので振り返りとまとめをしようと思って書きました。

まとめ

・消耗し続けた1年
・環境を変えてパニック障害を併発した7年
・失った時間を取り戻そうとした4年
・うつ病もパニック障害も回復したと実感した現在

発症から消耗し続けた1年

朝8時から翌朝4時まで仕事する日々を1ヶ月続けた結果うつ病を発症。
医師の診断書は1ヶ月の休息でしたが、会社の勝手な判断で2週間で復帰したことが過ちでした。

2週間では体調を回復させるだけで心は回復せず、復帰した業務でもたびたび激務がフラッシュバックして仕事ができなくなったり、体調不良で休んだりを繰り返す毎日。会社も守ってくれないと感じ、もう耐えられなくなって転職しました。

環境を変えてパニック障害を併発した7年

環境が変わればなんとかなるだろう。そう思って転職をして。
転職先も忙しかったけれど自社サービスの開発ということもあって、以前よりはバランスを取りながら仕事ができたので、これなら治療を続けながら働けると思ったのも最初の2年だけで。

自覚していなかったけれどストレスが溜まっていたのか、ある日過呼吸で救急車を呼ぶことになってしまい、それ以来過呼吸や動悸が不定期に起こるようになってしまい、うつ病の治療をしている病院でその話をしたところ、パニック障害だと診断されました。

うつ病に加えてパニック障害。

環境が変わって良くなるはずが、別の病気も発症してしまい、当時はどうして自分はこんなことばかり起こるんだろう…という気持ちと、日々忙しくなっている現状に押しつぶされながら生活していました。

開発/運用/保守を一人で担当していたため、プライベートの時間もなく障害が起これば正月も関係なく働いていたので、自己研鑽する時間も取れず、仕事で新しい技術を学ぶこともできず7年が過ぎたところで担当していたサービスを手放せるタイミングがあったので今がチャンス!とばかりに2度目の転職を決意。

エンジニアとして一番伸びる時期だった20代後半~35歳を病気と仕事ですり潰してしまったので、40歳までに取り返すぞ、という思いがありました。

失った時間を取り戻そうとした4年

これまでプライベートを犠牲にして仕事をしてきたことを反省し、かつ自己研鑽の時間を作ることも重視して会社を選び、勉強会に参加したり、新しい技術を学ぶ時間が取れるようになったのは非常によかったなと思います。

ただ、病気は相変わらず治療を続けていて、医師からも「今までの傷が大きすぎるので無理せず療養すること」と言われていたこともあって、自己研鑽は自分の思うペースで進みませんでした。

何より、勉強するという意欲に欠けていたと振り返ってみて思います。
本調子からはまだ遠かったんだなあ・・・

うつ病もパニック障害も回復したと実感した現在

今年の夏頃から自発的に「もっと勉強したい」という意欲が出てきて、勉強会でカイゼンジャーニーの著者の話に心を打たれて。
興味のある勉強会には積極的に参加するようになったし、会社でも会社を良くするための提案をしたり、自分からやり方を変えていったり、同じ部署の人を巻き込んでいったり。

堰を切ったようにやる気が溢れてくるのを感じて、ああ、やっと病気を乗り越えられたんだなという気持ちになりました。

12年かかったけど、12年でよく戻ってこれたなという感じもしています。
運が良かったのは間違いないです。

随分遠回りしてきたけれど、更に自分を高めていけるように努力し続けていきたいと思います。

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