見出し画像

「双極性障害」からの回復途上

以前「唄うクイズ作家のクイズDVD・おまけのCD付」というのを無料配布したことのあるゴリィです。ちなみに、クイズDVD2枚組の「第2巻」も無料配布しました。流石に次からは売ります(笑)。

それはさておき、そのジャケットの中身のプロフィールを編集していたとき、親友から「躁うつ病って書いた方が良くない?」と言われました。そっちのほうがどんな病気か伝わりやすいですね。

現在、僕はその「双極性障害」(躁うつ病)の「うつ」からの回復期です。今回はそんな話を。


「躁」からの回復って聞かないよね

もちろん言うんでしょうが、「躁」状態から「回復」は「落ち着く」ことを意味しますが、「回復」って「浮上」ってイメージがあるじゃないですか。そして、「躁」のときって、本人はその認識がないんですよね(僕も経験していますが)。

だから、「躁」から「回復」しました、っていうのは実は僕はあまり聞いたことがありません。僕のように激しい躁になる人は少なく、「軽い躁」でとどまる人のほうが多いので、あまり聞かないんでしょうね。

僕みたいなタイプを「1型」、おだやかな躁の人を「2型」と分類することもありますが、僕の主治医によるとあんまりこの分類に意味はないそうです。


「うつ」は段階分けしやすいが「躁」はしづたい

うつの段階の話題は以前書いた気がしますが、僕の場合は①仕事できる→②仕事できないが趣味はできる→③簡単な趣味はできる→④何もできない→⑤希死念慮→⑥自殺方法の検討→⑦実行、のようです。

反対に、「躁」の場合が難しい。自覚がないので整理がつきません。一般的なものとして「金遣いが荒い」「暴力的言動・行動」「犯罪行為(窃盗とかね)」「重い犯罪行為(他傷行為)」等さまざまあるんですが、僕は「うつ」でも出ることがある(いわゆる「混合状態」)ので、さらに難しい。

なので、難しいことはわざわざやりません(笑)


僕の「うつ」の段階変化

①仕事できる→②仕事できないが趣味はできる→③簡単な趣味はできる→④何もできない→⑤希死念慮→⑥自殺方法の検討→⑦実行、この段階で見ていきます。

昨年1月「突発性難聴」になったときは実は①。治るという確信を持っていたので。昨年4月「橈骨神経麻痺」で右手が一時的に麻痺したときも①。物理的に仕事ができなくなりましたが、それで気分が落ち込むことはありませんでした(たぶん、このころは無理に気分を持ち上げていたんだと思います)。

そして、7月頭に心臓のカテーテル手術で入院したあたりからフラッシュバックが始まり、④→⑤と落ちていきます。

そして、11月~1月中旬にかけては⑥。自殺方法を歌にした曲も書きました(完成はさせていない)。この時期、躁鬱混合状態も起こしています。

そこから②→①を行き来するようになったのが2月。ただ、2/13の福島沖の地震から②から①へのハードルが越えられない日が増えてきて、3/20の宮城沖の地震で②と③の行ったり来たり(①のハードルはほぼ越えられない)。

ちなみに、今日も2回地震があり(住んでいるところは震度発表されていませんが、高層階住みなのでハッキリと揺れているのは分かりました)、③から④に転落し、数時間寝込んで現在は③です。このように1日の中で変動はありますが、ここ最近は③がほとんどです。

最近の「トドろきっ!防災入門」の動画に「テロップ」がつかなくなったのは①や②の滞在が少ないためです。


そんなに簡単には回復しない

障害認定基準には該当しないものの「片耳が聴こえなくなった」という現実を受け入れること、これだけでも精神的なショックの回復には半年程度かかると主治医から言われました。

本来、この半年間は無理をせず休養しながら焦らず、という時期なのですがその時期にフラッシュバックに襲われていたので、フラッシュバックに襲われないよう全力疾走でいろいろなことをしてきました(数回前の記事参照)。その期間が7か月間。

単純計算で、1年3ヶ月は回復に時間がかかったもおかしくないわけで、①~④の間を行ったり来たりしながら、少しずつ改善に向かって組んだろうと思います。

地震は、大きな要素ではなく一時的に不安定になる要素だと思っています。弱っているときにさらに弱らせる、くらいの。


まとめ:流れに身をゆだねる

「うつ状態」は「時間」と「薬」、「仲間のサポート」で少しずつ回復していくと思っています。根性でどうのこうのではありません。

一応、毎日パソコンデスクに座り、仕事の資料のファイルは開けようとします。もちろんそこでできれば①、じゃあ、何かやろうと思えばやろうと思った内容で②とか③、そもそもパソコンデスクに座れないなら④と、どこまでならできるかを探り探りでやっています。

仕事ができないことは色々なことで焦ります。雇用の継続の問題とか、経済面とか(恥ずかしながら、経済面は親に頭を下げて支援してもらっています)。

しばらくは、「起きてみたときの気分」に素直でいいのかもしれません。僕自身、パソコンデスクに座って仕事しようと試みることが、まだ早いのかもしれませんし。

無理せず、自分の気持ちに正直に。


では、今日も1曲紹介して終わります。今回も最後までご覧くださいましてありがとうございました。

「Take it Easy」ゴリィ(僕)

轟RADIO"Sante Mentale"「木漏れ日散歩道」第30回

https://gory.jp/sante



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?