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クイズ日本はBOUSAIボーサイ!!~忘れない。3.11~

毎年3月頃にウェブサイトのクイズ企画として、「東日本大震災」を取り上げています。「防災士」を取得した翌年の2018年からはじまり今年で4回目です。


①「クイズ日本はBOUSAIボーサイ!!」について

そもそもこのふざけたようなタイトルのクイズ企画は、当初「防災に特化したクイズ企画」として計7回開催しました。ただ、より「気軽に防災に触れてもらうためにはどうするか」を考え、現在は「轟RADIO」として開催している「街かどクイズ・ウキウキストリート」・「新装開店!ウキウキストリート」(この2番組は「推理クイズ」形式)、「新装開店!ウキウキストリート2」(アンケートクイズ)の中の1コーナーとして扱っています。

クイズの正解発表のとあわせて、その問題に関する「知ってほしい防災知識」を合わせて紹介しています。最近では、さらに広く紹介するため、ツイキャスで「トドろきっ!防災情報」というタイトルでミニ番組も配信しています。


②震災から10年の「~忘れない。3.11~」は「想像」がテーマ

過去3年の「~忘れない。3.11~」は「特別企画」として「東日本大震災」で起きたエピソードから、「知ってほしい防災知識」を紹介するというのが中心でした。それはそれでアリだと思いますし、クイズを使わずとも普段から私もやっていることなので、こういった普及活動は今後もさまざまな手段で続けていきたいと思います。そもそもいつものクイズ企画で、月に1問は「防災クイズ」で防災の知識に触れてもらっているわけですから。

ただ、震災から10年という歳月が経過し、「風化」という言葉も聞こえてくるようになり、「節目」としての企画は何がふさわしいのかと考えました。

検討の末、「10年前の出来事を『想像』してもらう」を今年のテーマにしました。「東日本大震災」といえば「津波」の映像が真っ先に思い出されますが、「被災された方」の姿や気持ちにはなかなか接することはできないと思っています(興味をもってそういった番組を見れば話は別ですが)。

クイズ自体は事実やエピソードから出題します(そうしないと正解が決まらない)。ただ、ウェブサイトのクイズ企画なので出題はテキスト文です。そこに「写真」や「映像」はありません。正解発表も基本的には同じです。

今年はそのテキスト文から見えてくる「映像」や「心情」を「想像」して「思いを馳せてもらう」ことにしました。「知識」を伝えるのではなく、「被災地に寄り添ってもらう」ことが、「東日本大震災」を風化させない上で今いちど必要なのではないか、こう考えています。


③「いつものクイズ企画」としてやります

そして、今年の一番大きな特徴は、「特別番組」としてではなく「いつものクイズ企画のテーマ」が「~忘れない。3.11~」になっていることです。

「新装開店!ウキウキストリート」という4問の「推理クイズ」と4問の「バラエティークイズ」をセットにして各週進行していくクイズ企画があります。今年はこの「推理クイズ」は「東日本大震災」からのクイズ、「バラエティークイズ」は防災に関係ないクイズも織り込みます。

「防災特集」として構えると閲覧数ががくんと落ちるのは過去の統計でも明らかで、「~忘れない。3.11~」も例外ではありません。どんなに高い理念をもって素晴らしいことをしても、「見てもらえない」ことには意味がないと考えています。


④本当は「被災地の今」を伝えたかった

実は、昨年の1月から計画していたことで、10年目は「街かどクイズ・ウキウキストリート」という「旅」や「街歩き」をテーマにしたクイズ企画の一環で、「旅先」を「岩手」「宮城」「福島」にし、「10年目の被災地を旅する」という連続企画を計画していました。そして、今年の3月11日は福島・いわきを訪問する、ところまで計画していました(これはラジオ番組「岩船ひろきのあふれだすメロディ」で「ポンコツ同盟」結成の回に投稿した内容)。

しかし、「コロナ禍」でそれは叶うことはできませんでした。

でも、それが例え「11年目」になろうと「12年目」になろうと、「被災地の今」を「旅歩き」してクイズ形式で伝える、ということは諦めません。まずは、「新型コロナウイルス」という「災害」をクリアするのが先です。


そんなわけで、真面目に語ってきましたが「クイズ日本はBOUSAIボーサイ!!」はあくまで「バラエティー番組」的に見ていただくものです。肩の力を抜いてお楽しみいただければ、そしてもしよろしければご参加いただければ嬉しいです。

2021年3月11日より、オープニングクイズ(参加の登録を兼ねています)をスタートさせます。


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