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長期的に介護人材を確保する政策

おはようございます!

今日は【11月6日発行シルバー新報3面-移住介護有資格者に家賃や子育て費用助成 伊東市-】についてです。

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↓今回の記事のまとめ↓
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☑️静岡県伊東市は医療、介護、福祉、保育関連の有資格者が、同市に移住・Uターンし、市内の事業所に勤務する場合、4種類の助成金を支給する事業を開始した。
☑️対象資格は、医師、看護師、保健師、理学療法士、介護福祉士、介護支援専門員など。
☑️①奨学金返済支援②家賃支援③転居費支援④子育て支援の4種類で、①では月2万円を上限に10年間補助、②では月2万円5千円を上限に5年間、③では一回に限り30万円、④では中学校卒業前5年間を1人につき月3万円の助成をするとしている。

以上のまとめを踏まえて私見です↓

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▽長期的に介護人材を確保する政策
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今回の記事は人材確保に関する記事です。
静岡県伊東市の人材確保に向けた本気度が伺える内容ですね。

医療、介護、保育の人材不足は深刻で、それぞれ事業所レベルでは、解決できない状況になっています。

コロナ禍の不況では、介護資格の研修を受講する人が増えるなど、一時的な解消は見られていますが、長期的に人材確保ができ、経営が安定するような状況ではありません。

伊東市の取り組みでいいなと思ったのは、助成金が複数年続くということと子育て世代を呼び込んでいるところだと思います。

介護職への転職を一時的に支援するシステムでは1年か2年くらいでオサラバになることも考えられますが、5年間勤務してくれそう!となれば、介護士育成の期待度、やる気も変わってきます。

一般のサラリーマンさんも『本気で資格取ろうかな』ってなりますよね。
そういう流れを作ることにお金を使ってもらえることは有難いなと思います。

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介護業界に貢献すると優遇される制度
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以前、ミデンのLINEオープンチャットで介護の人材不足をテーマに色々コメントを頂きました。

その話し合いで、『介護の仕事をした人は、将来介護保険料が軽減されるなど、将来優遇されるような仕組みがあれば働き手が増えるんじゃないか。』というコメントがありました。

かつての教職員の共済年金のように何年か勤めることで特有の福利がでるような仕組み、制度があれば、介護を目指そう!長く勤めよう!という思いが強くなるかも知れません。

いま介護業界で働いている人たちは未来の介護業界の土台となってくれています。
過去や現在の介護サービスの成功も失敗も未来に活かされ続けます。

そんな介護に従事した人たちが、いざご自身が介護を受ける時になって、何か恩恵を受けてもらってもいいのかなと思います。

いま介護を大きな問題なく、安全に提供できているのは、過去に積み重ねて頂いたヘルパーさんのお陰です。

そういう福利のシステムを作ることができるとしたら国保連でしょうか。

介護業界が、市役所が、国が一体となって人材不足に取り組む。
今回の記事の件では、伊東市という市町村の助成金制度でしたが、こういう長期的に人材を確保できる取り組みは、全国に広まって欲しいなと思います。

ただし、事業所は万全の体制で人材を受け入れ、育成する環境をちゃんと整えないといけませんね。

今日いい人材から求人に関する電話がかかってくるかも知れません。
人材確保は政策だけでなく、現場も含めて取り組むべき問題でもあると思います。



では、いってらっしゃい!




#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #シルバー新報

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