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READY PLYER ONE(レディー・プレイヤーワン)

巨匠スティーヴン・スピルバーグの作品
現実世界とVR空間で壮大な物語を展開する
SF超大作レディー・プレイヤーワン

80sを彷彿させるこの作品は
この時代好きにはたまらない内容になっている
そしてスピルバーグ監督はこの映画を
日本のために作ったと言ってるそうです

日本といえばオタク文化があるから
ゲームやアニメそういった世界観が優れている

この世界観は世界では称賛されており
EスポーツやVR・AR・MRなどとビジネスマーケット
としてもすごい規模になってきている

そんなギーク大好き
VR空間を主体として作り上げた作品が
レディー・プレイヤーワンです

ここからネタバレありです

この世界は2045年の近未来を描いていて
皆が日常をVR空間で生活をしている

映画の主人公ウェイドは
貧富の格差が広がる世界の貧しい側で毎日を
仮想現実世界の”オアシス”で過ごしていた

そのオアシスとは創設者のハリデーの遺言で
3つの謎を解いた者に全財産の56兆円とオアシスの
所有権を与えるというものだった

そんな夢みたいなゲーム攻略をするため
ウェイドは毎日オアシスに明け暮れていた

まず1つ目の鍵が
シンプルにレースをクリアすることだが
ここまでだれもクリアをしていない

しかしウェイドは誰も行かなくなった”ハリデー年鑑”
ヒントを得てレースに挑戦した

皆がゴールは前にあり”前に進んで行けばクリア”
できると思っていた

しかし壁しかない後ろに逆走することで秘密の道が現れ
レースは簡単にクリアすることができた

この描写のメッセージとしては僕らが生きてる中で
皆が進んでる方向とは逆に進むことで答えは見つかる
ゴールは前(未来)と錯覚していると分かる

これは古代神話を辿ることで未来に繋がるんではないか
時代を逆行することで誰よりも早く前(未来)に進め
誰よりも有利に人生の駒を進めるということ

あとここで登場するAKIRAのバイクと
BACK TO THE FUTUREの車が渋い

2つ目の鍵は
またもやハリデー年鑑でヒントを得て
”作者自身が嫌う作品”の映画シャイニングにあると気づく

そしてシャイニングの世界に入り
ハリデーが生前キーラにキスできず後悔していた
ヒントからこのステージをクリアし鍵を手に入れる

ここの伝えたかった事は恋人や家族とちゃんと向き合い
愛情を注ぐことで後悔しないで人生を全うできる

ラスト第3の鍵が惑星ドゥームという僻地にあり
オアシスのプレイヤーやIOI(敵)が集結した

ウェイドはゲームを”クリア”することが正解ではなく
ゲームに隠された”イースター・エッグ”を見つける事が
正解であると気づきこれを攻略した
要はゲームでよくある裏技的なことです

最後にウェイドがハリデーの
子供頃の部屋に行くことができる

ここは恐らくゲームのプログラムを超えた
人間の精神や心の部分に辿り着いたんだと思う

ウェイドのセリフで”あなたはハリデーですか”と聞くと
意味深な表情でその場を立ち去った

この後ゲームを攻略したウェイドは所有権を握るのだけど
”現実が一番リアルなんだ”という思いから
週2日だけはオアシスを閉鎖し皆が現実世界で
もっと時間を過ごすようにした

ハリデーは何を思ってこのオアシスを作ったのか

それは子供の頃友達がいなかったハリデー
そんな時ゲームが唯一の救いで彼を救ったのかもしれない

ゲームは小さいころは目が悪くなるやら
頭が悪くなるなど言われどっちかと言うと
ネガティブなイメージだった

だけど実際は夢やロマンを与え子どもたちを
希望に満ち溢れさせ生きる活力を与えている

そんなゲームに対する純粋な気持ちをハリデーは
プレイヤーに伝えたかったのか

仮想現実世界=現実世界=精神世界

恐らくこの3つの世界は多分繋がっている

つまり

この世界は電気信号でできている
その感情もその記憶もその物質も

僕らが見ている世界は光が目に飛び込み
電気信号を脳に送り脳がその信号を
処理することによって作り出される

とすれば
映画が変わるけどマトリックスの世界観も頷ける
これを理解することで誰もがネオのように救世主となり
この世界を攻略することができる

これがゲームをクリアするという事

作中の3つの鍵は”勇気・愛情・知恵”になる

現代ではこの3つ兼ね備えてる人だけ
人生という”夢物語”を完結できるんでしょう

夢物語=YOU ME STORY

”夢物語”は”あなたとわたしのものがたり”

タイトルはレディー・プレイヤーワン

”1人目のプレイヤーは準備を”の意
とうことは2人目のプレイヤーがいるということ

人生は一人で生きてるんではなく
あなたとわたしでプレイしていることに
気づかなければいけないと思いました

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