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寄港

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宿、旅、消費行動、価値観、ライフイベントについて雑多に考えを巡らせていくマガジンです。航海中の船が港に立ち寄って、物資や食料を調達し、休養を取り、また旅に出るような、そんな思考た… もっと読む
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記事一覧

自己再構築月間 │ 3月月報 #DONELIST

芋虫が蝶になるとき、サナギの中で芋虫の身体は一度ドロドロに溶けて、蝶として再構成されているんだそう。 2月末にこさかな(子の愛称)が無事生まれ、3月からは夫婦二人で、新生児との生活に。産褥期は出かけることが生き甲斐の私が家にこもり、子の世話をする日々でした。 体力も気力も果てながら、けれど、可愛くて仕方ない育児 × 産後メンタル × 引きこもり生活で、目の前の我が子のことしか考えられない状態に。まさか自分がそんな精神状態になるだなんて、思いもしていませんでした。 1ヶ月

おわりとはじまり │ 2月月報 #DONELIST

2024年は確実に私をアップデートする1年になるから、未来の私のために、noteを書き留めておこうとはじめた月報note。 人生最大のビックイベントの最中ゆえに、気づいたら3月も終わりそうですが、2月の月報です。 🦄出産&育児関連さかかなのベビこと「こさかな」が予定日より10日早く、無事生まれました。 ・はじめまして。ようこそこの世界へ 2月は人体の限界を感じてた臨月突入からの、あっという間に出産に! こさかなは 2,500gの小さめな女の子でした。 たった2,5

人生をアップデートするためにお休みをいただきます。1月月報 #DONELIST

開封したばかりの新しい手帳は、まっさらでわくわくする。 毎年、年が明けると新しい手帳だけ持って近くのカフェに行って「今年はどんな年になるかな。こんなだったらいいな」を書き留める時間から、わたしの1年は始まるのだけど、 なんだか今年はうまくできなくって。 というのも、3月に子どもがうまれるのだ。あと2ヶ月後には、居心地のいい大好きなうちの中に、新しい生命体がやってきて共に暮らすことになるというのに、私にはまったく実感がわいてなくって。 ひとつの小さな命を守らねばならない

ホテルインフルエンサーになるまで。ホテルに人生を変えられた話。

私は「目的地になる宿」が好きだ。そういうホテルのことを世の中的には「ライフスタイルホテル」と呼ぶそうだ。 ライフスタイルホテルとは、宿泊にとどまらない、滞在そのものに価値があるホテルと言われている。 一方で「ライフスタイル」を辞書をひくと「生活の様式。また、人生観・価値観・習慣などを含めた個人の生き方」と出てくる。 そう考えてみると、私はホテルの体験から、私の生き方に多い影響を与えられている。生活の様式も、人生観も、大きく変化した。 仕事が変わって、働き方も変わって。

SNSでホテル紹介していたら『旅の手帖 すごい宿』に寄稿することに。

はじめまして。さかかなです。 私は、自分が泊まって「あぁ素敵だなぁ~。この宿好きだなぁ~」と思ったホテルをnoteでリアルな体験記としてホテル紹介するのが趣味なんですけど、 今回、旅の手帖の編集部の方の目に留めていただき、まさかの雑誌紙面でもホテル紹介をさせていただきました…!!!! 本当にうれしい!ということで、せっかくなので裏話(?)も含めて、盛大に(?)『旅の手帖』をご紹介させてください! ホテルインフルエンサーとして「あなたにとってすごい宿とは」を寄稿 もう

1度捨てられた神様に拾い直された話。

数年前までの私はなんのスキルも、自信もない会社員でした。転職なんて夢のまた夢だった。 そんな私が、2度のTwitter転職をした話。これが人生を変えた投稿。 なぜ私はホカンスが流行る以前から、都内住みなのにわざわざ都内のホテルに泊まりはじめたのには、実はとっても現実的な理由がありました。 ・ 本当は施設をつくる人になりたかったさて、話は2010年代に。私が、新卒ではいった会社は商業施設等の管理・運営する不動産企業でした。創業もうすぐ90年とかなのかな。 新卒のペーペ

【令和時代の結婚式】 2人らしいをつくる方法と17つのアイディア

梅雨明け宣言が異例の早さでされた2022年の夏。晴天に恵まれた7月9日に結婚式をあげました。 大切な人たちに囲まれて過ごす時間は、ほんとうにほんとうにほんとうに楽しくて、とても幸せな時間でした。 挙式を決めたのが今年4月。挙式は7月。と準備期間は3か月間と短かったのですが、友人に「楽しかった!またやりたい!」(←お世辞でもうれしい🙈)と言ってもらえ、企画大好きマンなの私はとっても気分上々です。 令和時代の結婚式。 なんて大きく謳っちゃったんですが、結局は自分たちと親族

すべてのライフステージを無敵モードで駆け抜けたい

誰しも辛い時期はある。そして、誰しも想像もできなかった未来を手に入れる。 仕事が忙しかったり、家族が大変だったり、パートナーが理解してくれなかったり。なぜかしんどいときって、自分にとって良くないことが連鎖的に起きてしまいがちじゃないですか? 今思えば、私も去年の今ごろ、自分史上最悪の状態だった。あっちもこっちも、上手くいかなくてずっと気張って、時々爆発するように泣いていた。 それからぐるっと365日と少しが経った。 私の困りごとは、時間と幸運によっておおよそは溶けて消

#DONELIST のススメ

DONE LISTって知ってますか? 要は、その日一日やったことリストです。 きっとTO DO LISTは聞いたことある人も多いのではないでしょうか。TO DOは予定を立てることに使いますね。タスクを手帳に書き出したり、やることをスマートフォンにメモしたり。日常的に、意識せずともやってる人もいるでしょう。 DONEとなると聞き慣れない人も多いハズ。けれど、DONE LISTは自己肯定感を簡単にあげることができます。 なぜならば、DONE LISTはその日一日に「進歩が

私がホテル取材をしたいと気づいた経緯│雑記

自分で自分を認めることは難しい。 私はnoteを書くことで「次の扉を開ける」を自分で使うことを決めることができるようになった。気がする。 ・ 私がホテル紹介のnoteを書き始めた理由。それは「自分の体験した感動を伝えたい」単純にそれだけだった。 note編集部のオススメに掲載してもらったこともあって、たくさんの人にいいねをいただけて驚いている。noteに対して、同じような友だちにオススメする温度感に共感してもらったような気がして嬉しかった。 けれど、実はここ数ヶ月、

自己分析ができるのと、前に進めるのは少し違う。コーチングは自分の中の地図。

好きなことばかりしていると、少し苦しい。好きなことなのに。 閉塞的な生活が続いて、感情に支配される日が少し多くなっている気がする。今、私にできること、できないこと。できるのにしないこと。 あれ?私の進むべき道ってどっちだったけ? そんなときに友人のひらやまさんに「オンラインコーチングのサービスをしてみないか?」と声をかけてもらった。彼のタイムラインを見てみると、「コーチングとは、自分の中に地図をつくる作業」というの文章に惹かれて受けてみることにした。 ・ このnot

「映画館の体験」は劣化しているのではないか

映画館は一方的に映像享受する空間である。 私が今日書きたいのは「映画館の施設としての体験」の劣化についてだ。 ・ 年が明けてすぐの頃、私は偶然、映画館を長らく経営している人たちと食事をする機会あった。その日はもっぱら「2019年の年間興行収入が2000年以降過去最高であった」と「2020年の正月興行の話題」で持ちきりだった。 興行業界には、大きな山場が2つある。 1つは子供たちが夏休みになる「夏興行」。子どもや若者をターゲットとしたポケモンやドラえもんといったアニメ

入居者専用の食堂「トーコーキッチン」を経営する理由は、目先の利益ではなく、ずっと入居者が気持ちよくお金を払う気持ちをデザインするため

ある不動産屋が経営する食堂。ここでは、日常的には介すことのない、入居者とオーナーと不動産屋のコミュニケーションが起きているという。 朝食100円。ランチ・夜500円。一汁三菜。栄養バランスがとれた定食を、不動産屋さんの入居者だけが食べられる食堂「トーコーキッチン」。 なぜこんな破格な定食を提供しているのか。なぜ入居者限定なのか。食堂は不動産屋にとってどのような機能があるのか……。 先日、偶然トーコーキッチン経営者の池田さんと出会う機会があり、彼のご厚意でトーコーキッチン

ラベルを自分につけることは何者かになるための一歩。

最近、ようやく自分にラベル=肩書をつけることがができた。 ”ホテリスト(hotelist)” HOTEL × LIST の造語。Twitterにホテルの紹介することが多く、ツイートをリストと定義したのと、 ‐ist には ”~している人” という意味もあるので、そちらも少し拝借したつもり。 なんて、なんとなくTwitterのアカウント名にしてみたが、実際のところ、私自身はホテルマンでも、宿泊業界でも旅行業界でもない。ただのホテル宿泊が好きな生活者。 何者でもない私だけ