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学習者の脳に入り易くするために情報の提供方法を変えて行かなくてはならない 【マイクロラーニングの本質を探る!その2】

 先のブログにも述べたように2015年には、ミレニアル世代がジェネレーションX世代を抜いて、労働人口の中で最も多い世代となりました。2025年までには、ミレニアル世代が労働力の75%を占めることになります。それゆえ、今後10年から15年の間に、従業員教育の大きな変革の波が訪れると思われます。

 どのような形に変革していくのか?は まだハッキリしておりませんが。ただ、そのヒントとなる事象がすでにあります。私たちは今まで情報を得る手段として、新聞を読む、テレビのニュース番組を見るなどが主でしたが、現況、どうでしょう?Youtubeで短い動画を見たり、インスタグラムやフェイスブックの投稿を見たり一日に何度もメールやソーシャルメディアのアカウントをチェックしたりしています。それらの情報は全て小さな塊(ナゲット)となり脳に入っていきます。

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 もちろん、このような事象を人材教育にも反映させなくてはなりません。要は、学習者の脳に入り易くするために情報の提供方法を変えて行かなくてはならないのです。もちろん、そうなるとマイクロラーニングが有効ですが、では、具体的に何をどのように配信すれば良いのでしょうか?

 確かに海外の大学が提供しているMOOCの中で最も著名な「Coursera」(スタンフォード大学、ミシガン大学、プリンストン大学や東京大学をはじめ、世界の名門大学が講義を提供しているプラットフォーム)を見ると、学習コースがナゲット(小さな塊)となり学びやすくなっていました。

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何を学んだら どのような自分になれるのか?の指標が必要

 例えば、営業マンは優秀な営業成績により高いポストも獲得できるし、給与も思いのままです。ただ、その優秀な営業マンになるために長い下積みを続けて「10年後は自分も優秀な営業マンになれるだろう」と思い描く人は
少なくともミレニアル世代にはいないでしょう。誰よりも早く、最短距離を通って優秀な営業マンになりたいと思っているはずです。

 それゆえ企業側も、その優秀な営業マンになるためには どのようなトレーニングが必要か?または、優秀な営業マンさんが、どのようなトレーニングを受けてきたかを示す必要があると思います。

 もちろん それは利害関係もあり難しいと思いますし、トレーニングを受けたからといって現実、高いポストを獲得できなかったり、高い給与も保証できないことを注釈に入れても構いません。身近なロールモデルを示すことにより、新しい従業員の学びへのモチベーションを上げることは可能かと思います。

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本当に必要なのは講師ではなく、昇格支援アドバイザー?

 教える人は映像(コンテンツ)の中に いっぱい出てきます。それはマイクロラーニングなので当然です。重要なのは何をどう学べばゴールに行きつくかをアドバイスすることです。学習欲がとても旺盛で いつでも何でも吸収したいと思っている人は中々いないと思います。ほとんどの従業員は、1日中仕事に勤しみ、学ぶとしても、その目的を自身で納得しなければ何もやらないでしょう。それゆえ、どうすれば良いかアドバイスすることが必要になると思います。

受講者の興味・関心を真っ先にひくものは?

 話は変わりますが、ここでマイクロラーニングのコンテンツ(ナゲット)について説明します。マイクロラーニングなので もちろん内容がコンパクトにまとめられていることが必須ですが、さらに、多くの受講者に学んでもらうためには「コンテンツの見出し」にフォーカスしてください。見出しで受講者の興味・関心を引く必要があります。まず、真っ先に目が行くのは見出しですね。見出しの工夫に心がけてください。

内容の概略を短文で説明する

 良くwebのニュースを見ると「ざっくり言うと」と内容の概略を短文で説明しています。表題にもあるように、受講者の脳に入れ易くするためには長文を読むのは面倒と思わせないことです。先に簡単な説明があった方が受講者には喜ばれます。以上、マイクロラーニングの本質を探る!の続きはまた。。。。。
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