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合同会社so-an「原点回帰(まとめ)」

3回目となるマイクロアートワーケーションが終わりました。
僕たちの暮らす稲取で旅をしてくださったお三方、あまるさん、Ryota Mikamiさん、早渕仁美さんは常にひとあたりよくコミュニケーションを取ってくれて、それぞれの視点で町を切り取り、MAWホスト冥利に尽きる滞在を展開してくれました!

↓お三方の滞在記録まとめ

お三方がどのような滞在を展開してきたのかはそれぞれの記事を読んでいただけたらと思いますので、滞在記録を受けて僕たちホストにどのような変容があったのかを記します。

僕たちは稲取の中に3軒の宿泊施設を展開していて、今回は旅人それぞれに対して一つの宿をご提供させていただきました。
あまるさんにご提供させていただいた、「湊庵 錆御納戸-so-an sabionand-」は一棟貸しの2階建ての宿で、調理器具なども充実、「一日一魚」チャレンジをしていただくには絶好の環境だったのではないかなと思います!

Ryota Mikamiさんにご提供させていただいた、「so-an morie」は、一棟貸しのコテージで本来は1人でお泊まりいただくには空間を持て余す宿だと思っていたのですが、静かで外的要因が限りなく0に近い環境が功を奏し、Ryota Mikamiさんの制作を後押しすることができました。(絶賛いただけてとても嬉しかったです!)

早渕仁美さんにご提供させていただいた、「湊庵 赤橙-so-an sekito-」は、妻が併設のカフェを営んだり、ご近所付き合いが活発な立地なため、住民の存在がランダムに介在してくる宿なため、意図せずではありましたが早渕さんのご滞在に適した宿をご提供できました!


特に今回のMAWで印象的だったのは、MAW終了前夜のダイロクキッチンでの交流会でした。


滞在中いつも傍らにある海に意識を向けていた早渕仁美さん、滞在制作で手掛けた楽曲を披露してくれたRyota Mikamiさん、大道芸というこの地域で希少となってしまったエンターテイメントをもたらしてくれたあまるさん。
それぞれの滞在報告を受けて感じたのは、「町」というものに形があるのだとしたらそれは常に変わり続ける波のようなものなのかもしれないなということです。
住み手にとっての町、旅人にとっての町。
町から享受することもあれば与えることもある。
僕たちが暮らしている「町」という器は常に変容し続け、感じ手によってもバラバラの形をしているもの。と考え始めた瞬間、自分が捉えている町がある一つの側面からしか見えていないことに気がつくことができました。

見たい景色は僕らの意識や想像の外側にある。

僕たちが港町の日常(=旅人にとっての非日常)を体感できる宿をはじめた原点はここにあります。
久しぶりに帰ってきた原点から見える風景は、以前よりも鮮明に感じられ、これからすべきことをはっきりとした言葉で伝えてくれているような気がします。



また、旅人のお三方に会える日を楽しみにしながら、新しい旅人を今日も迎えていきます。



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