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櫻井麻樹「いざ旅人!(1日目)御殿場」


今日から
アーツカウンシルしずおか
旅人アーティストマイクロワーケーション始まりました。
僕は御殿場周辺をまわります。
最初はバイクで現地までともおもっていましたが今回は自分の足で見れるものをとおもったので電車にて御殿場へ。
この旅で御殿場線というものがあるというのをしり乗るのももちろん初めて、早くも初体験1つ目。
箱根に行くことはあったけど途中で乗り換えて御殿場というのは新鮮でした。


新松田駅までは順調そして御殿場線へ乗り換える時にご飯を食べてさあ電車にのろうとしたら・・・1時間に1本なんですね。それを知ってたらここでご飯を食べなかったよ・・
眼の前を電車が走っていきました。
駅でひたすら電車を待つ1時間・・
とはいいながら、誰もいないホームに一人座って富士山を眺めながらまったりと電車を待つ時間もなんか楽しめました。
これも旅人効果ですね。
御殿場線が到着し、単線という趣のある電車、


いつもこのあたりを通るときは車で高速から見下ろしている風景なのですが、今日は電車から見上げる風景に変わってそれがまた新鮮で、川に沿って、紅く色々づいてきた木々などを抜けていく景色、そして目の前にドーンと現れる富士山、素敵な時間を満喫して御殿場に到着!
今日から1週間お世話になる。
マンテンゲストハウスへ。
映画館をリノベーションしてゲストハウスとして復活させたというオーナーの勝呂(すぐろ)さんの愛が詰まったとても素敵な場所でした。

御殿場エリアに滞在する他の2人のアーティスト、美音子さん、安里さんとも合流。
ウェルカムパーティーを開いて頂けるとのことで、その前に少し時間があったので、荷物をおいて早速外へ、初めて来た土地を走るというのが好きなので軽くケストハウス周りを走ってみる、
富士山が見える景色も好きだけど、その反対側にみえる景色も美しいく、これらの風景だけでもすでに満足しまいそうでした。
そんな中で走っているときに見つけたのが「滝不動尊」の文字、

ここは入っていいのか?というくらいあやしい文字だったが思い切って中へ進んでみると朽ち果ててしまった、今は使われていないと思われる祠?へ繋がりました。


有名な場所に訪れるのもいいけれど、
個人的にはこういった、昔は使われていたけれどこのまま忘れ去られて言ってしまうかもしれないというこの儚さと、偶然発見したこういった場所にロマンを感じてしまいます。
さらにぐるりと周辺を走ってからゲストハウスへ戻ると、ウェルカムパーティーへ、この会場がまた素晴らしく、元映画館だけありビックスクリーンでの今回お世話になるホスト「富士山文化ハウス」の紹介、僕達アーティストの自己紹介をへて、ウェルカムパーティーに参加して頂いた方から御殿場周辺の見どころを沢山教えて頂きました。



その後にはまだ動くと言われている映写機を見せてもらうために3Fへ、そのときに通った2Fからみるスクリーンの眺めがまた最高で、当時の映画館に使われていた椅子が並ぶ姿がまた歴史の重みを感じさせ、


最上階の映写機にスイッチをいれてもらい、動く音なども聞くと、その当時の人の気配まで伝わってくるような、そんな映画館の歴史を感じさせてくれました。


2012年までは映画館として実際に稼働していたものが、コロナにより前のオーナーさんが映画館を続けることを断念し、その後も違うテナントが入り、何人かオーナーが変わったようなのですが、最後には今のオーナー勝呂さんに変わって、ゲストハウスとして復活させたみたいです。
このマンテンゲストハウスには、人が生きてきたその気配が残っていて、そこに今もこうやって人が集まってこれる場となっているのが素敵です。
そんなマンテンゲストハウスを拠点に明日からまた御殿場をまわりたいとおもいます。