見出し画像

強いプロダクト開発組織をつくる、オフサイト開発ミーティングと業務改善施策


こんにちは、Micoworksプロダクト開発本部です。

リモートワークが基本の会社では、連絡が直接業務で関わる人の間で閉じがちだったり、業務に直接かかわらない人とのつながりが希薄になるなど、情報共有やチームアップに課題を感じる方は多いのではないでしょうか。

そこでMicoworksのプロダクト開発組織では、毎月オフラインでランチを取りながらミーティングを行う「オフサイトミーティング」の取り組みを5月から始めました。

この記事では、Micoworksの事業成長を支えるプロダクト開発組織が取り組むオフサイトミーティングの内容について紹介します。


オフサイトミーティングとは?


オフサイトミーティングとは「普段の勤務地や仕事場とは別の場所で行う会議」のことです。

日常的な業務環境とは異なるところに集合して、別に業務改善や組織のための施策についてディスカッションすることを指します。

なぜオフサイトミーティングを始めたのか


以前、Micoworksはプロダクト開発を外部の会社に頼っていたため、社内で開発に関わるメンバーはとても少なかったことから、過去にはプロダクト開発で大きな失敗を経験しました。

この失敗を経て、プロダクト開発組織の強化が進んでおり、エンジニアやプロダクトマネージャーの採用が続々と進んでいます。

しかし、そのようにして人数が急速に増えていくときには以下の課題が出てきます。

・組織目標(OKRなど)の共有粒度が揃えにくい
・情報共有が直接的に業務で関わる人たちだけに閉じがち
・情報共有の範囲が閉じることで、学びが組織に積みあがっていかない
・それぞれが課題に感じることをタイムリーに吸い上げられない

Micoworksのプロダクト開発組織は、採用からオンボーディング、通常業務がほとんどリモートで進んでいるため、これらの課題がより顕在化しやすい環境にあります。

プロダクト開発は個人戦ではできないため、こうした問題に対して後手に回ることがないよう早期にチームアップしていくことは必須だと考え、実施することにしました。

ミーティングの進め方


チームアップするといっても、単にひとところにメンバーを集めただけでは質の良い議論や効果的な施策を打ち出すことはできません。
質の高いミーティングを行うために大事なことは、事前の準備です。

そこで、メンバー全体でイシューを共有し、それぞれの課題に対する打ち手を議論していく基盤となるものとして、プロダクト開発組織のカルチャー形成施策のボードを作りました。

メンバー各位には、ミーティングに先立ってイシューを出してもらいました。

集まる前に課題を可視化・言語化したものがあることで、メンバーそれぞれが感じている問題を事前に俯瞰して見ることができ、会議のファシリテーションがしやすくなります。

実際に議論し、実施している施策例


準備を経て、オフサイトMTGで実際に議論され実施に至った施策に以下のようなものがあります。

週報のシェアとその方法

各社業務報告やそのシェアのやり方は様々だと思いますが、MicoworksではSlackでサマリを共有するやり方で取り組みを始めました。

最初は各自粒度やフォーマットがバラバラでしたが、2~3週間運用していく中で以下のようなテンプレが提案されるなど、この施策自体の中でも改善サイクルが回り始めています。


業務品質向上のためのペアワーク施策

現在Micoworksでは、プロダクト開発だけでなく運用についても内製へのシフトを進めています。

これまで外部パートナーに頼っていたものをチームで対応できるようにしていくためには、業務定義から行っていく必要があるわけですが、この課題に対し「業務定義やノウハウ共有のため、二人ペアを組んで業務を進めていく」ペアワーク施策が提案・実施されています。

この施策自体はまだ始まったばかりなので、今後のオフサイトミーティングなどで振り返っていき、業務品質を高めていきます。

業務上直接かかわらないメンバーとの交流施策


リモートでのオンボーディングや業務遂行が主な弊社では「情報共有が直接的に業務で関わる人たちだけに閉じがち」という課題があるのですが、その問題意識を持ったメンバーから「まずは話したことのないメンバーと話そう」という提案がありました。

質の高い議論をし、その施策を効果的に運用するためには、いま組織にどのような人がいるのかをメンバーひとりひとりがある程度把握していることが望ましいことは間違いありません。
この提案に対する議論を経た結果「1 on 1では一巡するのに時間がかかりすぎるので、まずは4 on 4で回そうということになり、現在実施中です。

今後の運営 ~多拠点同時開催~


Micoworksでは東京・大阪の二拠点にオフィスがありますが、これまでは人数が少なかったため、片方のメンバーが出張して、ひとつの会場で開催していました。しかし、今後メンバーが増えてくる中では会場確保や移動も手間になるので、次回以降は「同日に東京と大阪でテレカンを繋いで開催」という形式で進めていきます。

多拠点で同時に開催となると、それぞれの拠点で運営担当する人が必要になるわけですが、メンバーが率先して運営をリードする動きが出てきています。

リモートが当たり前な状況になってきた昨今、この方式でどこまで効果のあるオフサイトミーティングにしていけるかは挑戦ですが、実行してみた結果はまたアウトプットできればと考えています。

おわりに


オフサイトミーティングやカルチャーボードによって、施策を出し合って決めるというところまでは「やればできる」ことだと思います。

大事なのは、各メンバーがそれぞれ「自分たちの働く環境を自分たちの手で作り上げていく」、そのために「自己決定してオーナーシップを持つ」ことを会社の文化として定着させることだと考えています。
今後、より大きな成果につなげていけるよう、今後もオフサイトミーティングとカルチャーボードを運営していきます。

もしこれを読んだあなたが、Micoworksでの仕事に関心を持っていただけたのであれば幸いです。

お仕事をお探しだったり「まず話だけでも聞いてみたいよ」と思った際は、下記からお問い合わせください。