SlackにチャットAIのBotを構築して導入してみた話
こんにちは。michitekuのエンジニアの谷口(@shoutatani)です。
michiteku社内で利用しているコミュニケーションツールのSlackに、チャットAIのBotを構築して導入してみた話をしたいと思います。
なぜSlackにチャットAIのBotを導入しようと思ったのか
michitekuは、2022年11月16日、小野薬品工業の100%子会社として設立しました(詳細は以下を参照してください)。
michitekuではリモートワークでの働き方がメインということもあり、ほぼ全てのコミュニケーションがSlack上で行われています。
ある時、Slack上での議論や質問をスレッドごとChatGPTに投げかけることができれば、少しは業務効率の改善に繋がるのではないか、と思ったことが導入のきっかけです。
また、他のメンバーがチャットBotに問いかけている姿を見ることで、チャットBotのより良い使い方の発見や、自身の思考の質の上昇も狙って導入しました。
チャットAIのBotについて
タイトルにもある通り、チャットBotを自前で構築し、セルフホスティングのうえSlackに連携して導入しています。
構築したSlack向けチャットBotのソースコードです。
業務上の機密情報が入力されることを考えたとき、見知らぬサーバーに入力情報が残ってしまうことは避けたかったので、SlackとOpenAIを繋ぐSlackBotを作って導入しました。
(プライベートの時間で勉強がてら作っていたものをそのまま導入したので、上記のリンクは個人のアカウントとなります)
Bot自体は、Serverless Frameworkを使ってAWSのLambdaで動かし、問いかけがきたときにだけ動くような仕組みにしています。
Bot導入にあたって工夫した点
入れたのに使われないのではもったいないと思い、愛称をメンバーから募集し、その愛称で問いかけができるようにしています!
michitekuのSlackでは、”espresso-chan” (エスプレッソちゃん)という名前で導入しました。
呼びたくなるような、そんな愛称とアイコンを設定することで、愛着がわくようになるのではないでしょうか。
入れてみた結果どうだったか
メンバーがさっそく、「〇〇を日本語に翻訳して」や「XXとYYの違いは何?」などの問いかけをしているのを見かけました!
まだ導入して日が浅いのですが、Publicなチャンネルだけではなく、PrivateなチャンネルやDMでも利用可能なBotになっているので、チームメンバーがこれからたくさん活用してくれることを期待しています。
おわりに
michitekuでは開発者を募集しています。
興味を持たれた方は、他の記事も見ていただけると嬉しいです。
お話しできることを楽しみにしております。