元気を燈す文章たちのご紹介。

なんだか読むだけで元気になる文章がある。
なんだか読むだけで心が震える文章がある。


久しぶりにそんな文章と出会ったので、自分の備忘録としても残しておきたい。

まずは、2011年。大変な時代でたくさん希望を灯すことを見たけれども、10年経つ今も思い出すメッセージがある。

新座高校の卒業生へ向けた記事。

悲惨な現実を前にしても云おう。波の音は、さざ波のような調べでないかもしれない。荒れ狂う鉛色の波の音かもしれない。

時に、孤独を直視せよ。海原の前に一人立て。自分の夢が何であるか。海に向かって問え。青春とは、孤独を直視することなのだ。直視の自由を得ることなのだ。大学に行くということの豊潤さを、自由の時に変えるのだ。自己が管理する時間を、ダイナミックに手中におさめよ。流れに任せて、時間の空費にうつつを抜かすな。いかなる困難に出会おうとも、自己を直視すること以外に道はない。

いかに悲しみの涙の淵に沈もうとも、それを直視することの他に我々にすべはない。

海を見つめ。大海に出よ。嵐にたけり狂っていても海に出よ。


このはつらつとした文章がとても好きで何度も読み返した。心の底から静かに湧いてくる温かい希望のようなものを感じてずっと心に残っている文章。


そして、先日。多摩美大

大学院2年生、学部4年生諸君、心配はいらない。多摩美の教職員は君たちの修了、卒業のために全力で応援する。さらに社会全体も君たちのサポーターだ。何故ならば劇的に変化するであろう(変化しなければならない!)ポストコロナの世界の再構築は、君たちの力なしには成し遂げることが出来ないからだ。2年生、3年生も同じこと、君たちの学びの場は責任を持って守り続ける。

いや、先のことは考えずともよい。とにかく君たちは生き延びなければならない。自分自身のために、家族のために、そして友のために。

「今」を精一杯生きよ。自らの命を守れ。愛する人の命を守れ。

そして生きるための想像力をしぼり出せ。これが新学期を迎えた君たち全員に対する第一番目の課題である。

もう一度言う、君たちなら必ず出来る。

その課題の講評会が来る日を、お互い楽しみに待とうではないか。


なんだか、少し泣いてしまった。すっごい大切にされている感じがして。そして、背筋を伸ばしてちゃんと生きようって思えた。


最後は、慶應のSFC。

新入生・在学生のみなさんへのメッセージ

環境情報学部長 脇田 玲

家にいろ。
自分と大切な人の命を守れ。
SFCの教員はオンラインで最高の授業をする。

以上。

こうして、素敵な文章と出会えると幸せな気持ちになるね。

ぜひ、他にもこんな素敵な文章あったよ、というものがあったら教えてほしいなあ。

またね。

ありがとうございます!また新しい旅に出て、新しく感じたことや学びを言葉にできればと思います!あるいは美味しいお酒を買わせて頂きます。そして、楽しい日常をみなさんにお届けできれば。