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「学びに満ちた社会(learning society)をつくることに自ら貢献したい」。なんて素敵な言葉なんだろう。

オフラインのイベントがぱったりと無くなった。それはほんとうに突然のできごとで、何かが終わってしまったかのように静かな世界になってしまった。

オフラインを中心としたイベントをずいぶんと長く企画してきたから、悲しい気持ちでいっぱいだし、毎夜月に向かって叫びたい気持ちでもあるんだけど、夜になるとお酒を飲んで楽しくけらけら笑っている。そんな最近だ。


さて、本の読み直しシリーズ第2弾。今回は、イベントやコミュニティをつくることにはまった原点とも言える本の紹介。


イベントは学生の頃から好きでよく参加していたし、自分でも色々と主催をしてきた。そして、この本に出会ったのはたぶん社会人になって3年目くらいの時。夢中になって本を読み終えたあとに、イベントについてちゃんと体系化された研究があるんだなあと驚いたことをはっきりと覚えている。

そして、なんどもなんども繰り返し読みこんで、僕にとってのイベントのバイブルとも言える本になった。イベントを考える上で大切な視点が多く書かれているので、なんども立ち戻ることができる。イベント初心者からなんどもイベントを企画している人が読んでも学びの多い本だと思う。まわりでイベントを本腰いれてやりたいと言っている人には、かならずオススメしている。そんな本だ。


途中に著者中原先生のこんな言葉がある。

「学びに満ちた社会(learning society)をつくることに自ら貢献したい」

ああ、いいなあと。この言葉が刺さった背景には、学びは人生を豊かにすると思っていることがある。学ぶことってどんな人でも通ってきた身近な存在だけれども、好きな人も嫌いな人もいる。ただ、学びを味方につけたら自分でコントロールできる選択肢のようなものがたくさん増える。

ウェルビーイングの第一人者の前野教授が幸せになるために4つの因子を上げている。

・「ありがとう!」因子(つながりと感謝の因子)
・「やってみよう!」因子(自己実現と成長の因子)
・「なんとかなる!」因子(前向きと楽観の因子)
・「あなたらしく!」因子(独立とマイペースの因子)

これらは『学び』と相性がいいものが多い。誰かに教える教えられるの関係で繋がりをつくることができる。学ぶことで自身は成長をできるし、前を向ける。自分の個性も磨かれる。外に中々出れなくなっている今だからこそ、改めてこの『学び』に注目をしたいのだ。

学びについては、こちらの記事でも書いてあるので、ぜひ読んでください。


さて、一番の根本的な質問だけれども「なぜイベントを開催するのか?」ということについて。これは、すごい単純で『自分でイベントを開催することが一番学びが深まるから』。ほんとうにこれにつきる。

イベントに自分なりのこだわりが出てくるから自分でやりたくなることもあるんだけど、一番の理由は場をつくることが一番の学びになるからなんだと思う。そして、主催をしている自分が一番楽しいから、長いことイベントや場作り、コミュニティを仕事にしてきた。


まず学ぶことを1人で小さく楽しんでみること。学んだことを誰かに伝えてみる。1人、2人と。そして、イベントを企画する側に来てみるとまた違った世界が広がると思う。イベントで場をデザインする人がもっと世の中に増えるるといいなあ。そんなことを思いながら、今夜も楽しくお酒を飲みたい。

またね。

今回紹介した本たち。


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ありがとうございます!また新しい旅に出て、新しく感じたことや学びを言葉にできればと思います!あるいは美味しいお酒を買わせて頂きます。そして、楽しい日常をみなさんにお届けできれば。