支配の構造

男性エネルギー優位の人は、支配戦略の人です。男性エネルギー優位の人は、他人を支配するか、他人に隷属するかのどちらかです。

今日は、支配者の立場について分析してみようと思います。

支配者が支配者になれたのは、他人との戦いに勝ったからです。支配者は、他人との戦いに勝ち、負けた相手を支配します。

支配者は、権力を持ちます。権力とは、他人を強制し、服従させる力のことを言います。支配者は、隷属者に命令や指図、指示をします。この命令などに、強制の要素が入ると、支配者は権力を行使したことになります。もっとも、支配者は、強制ではない、道理にかなった命令などを下すこともあると思います。

こう考えると、支配者には、2つのタイプがあることが分かります。1つは、道理にかなった、思いやりのある命令を下すタイプです。もう1つは、相手の都合を無視した、無理難題を強いる、強制を平気で行う権力者タイプです。思いやりのある命令を下すタイプをここでは、人格者タイプと呼ぼうと思います。

支配者が、人格者タイプだと、隷属者の基本的人権や自由が保障されます。なぜなら、人格者タイプの支配者は、隷属者に対して、物事を強制することがありませんし、何かしてほしいことは、相手の同意を得られるようよく説明し、道理にかなうように物事を運ぶからです。支配者が人格者タイプだと、隷属者は、抑圧されているという感覚はほとんどなく、基本的人権を行使したり、自由を満喫することができます。人格者タイプの支配者は、反対意見や批判に対して寛容で、反対意見に耳を傾ける度量があります。

支配者は、人格者タイプであるべきです。

一方、支配者が権力者タイプだと、隷属者の自由は抑圧され、基本的人権は制限され、命令は高圧的で強制的、無理に服従を強いてきます。権力者タイプは、言論統制をしいたり、反対派弾圧をしたりします。基本的に、批判や反対意見を認めず、権力者タイプの支配者に逆らったら処罰されます。権力者タイプの支配者の周りはイエスマンばかりになります。権力者タイプの支配者は、自分の言いなりになる人しか求めていません。だから、権力者タイプの支配者は、隷属者に、平気で物事を強制するのです。また、権力者タイプの支配者は、恐怖政治を行います。逆らったらひどい目に遇うとみんなが思っているから、嫌でもみんな権力者タイプの支配者の命令に従うのです。

私は、全世界の全ての人の支配者になるに当たり、人格者タイプの支配者になろうと思います。強制をしない。恐怖政治をしない。反対派弾圧をしない。人の自由を認める。人の基本的人権を尊重する。こういう高潔な支配者になりたいと思います。そして、世界平和の実現と、全人類の幸福の実現という理想を実現します。世界平和も全人類の幸福も美です。私は、美学のある統治を行います。

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