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sioが朝営業を行う3つの意義/2度目の緊急事態宣言


ミチムラです。

初の緊急事態宣言が発令された2020年4月、僕は代々木上原のsioでテイクアウトしたバインミーを食べて感動しました。数ある飲食店が軒並み失敗をみたテイクアウト事業をみごとに成功させ、そこにいたるまでのロジックや発想に脱帽しました。そのときに書いた考察記事が下のものです。

この記事は投稿すると同時に鳥羽さんの読んでいただき、たくさんのいいねやお声をいただきました。

そして当時、内定していた転職先がコロナによって取り消しになってしまっていたところを救ってくれたのも鳥羽さんでした。


そしてあれから半年が経ち、僕はもういちど、これからsioがなにを行っていこうとしているのかを書こうとしています。


1月8日、2度目の緊急事態宣言が発令されたからです。


正直に言ってしまえば、僕はコロナ禍における飲食業の変遷についてなど書きたくありません。それはあまりにかなしい記事になってしまうからです。実際にお店が潰れてしまい、一時期仕事がなくなった僕は、そのことでたくさん悩みました。そして、そういうひとたちがこれからさらにたくさんあらわれることを考えると、どこにも救いがないように思えてきてしまいます。


でも、そんななかで生き残ろうとしている会社、sio株式会社がこれからなにをはじめるのか、なにを考えているのか、どこに向かおうとしているのか、それを伝えることには意義があると思っています。それがだれかの道しるべになることを信じているからです。

いつもここで文章を書いている僕は、「ミチムラチヒロ」というペンネームを名乗っています。ですが、今回に限り、ここからは「あおきともひろ」が記事を書きます。つまり、パーラー大箸のスタッフとして、この文章を書こうと思っています。つたない文章がつづくとおもいますが、どうかお付き合いください。


【sioが新たにはじめる、朝営業】

2021年1月7日、鳥羽シェフのツイートがおおきな話題となりました。

コース料理を提供するレストランが、朝の9時から営業をはじめ、夜の8時までに合計3部の営業をおこなうと宣言したのです。

sioはミシュランガイド東京2020、2021にて一つ星を獲得しているイノベーティブ主体のフレンチレストランです。

ホテルやオーベルジュなどを除けば、高級レストランが朝に営業をおこなうというのはほとんど異例なのではないでしょうか。

しかしそこに踏み切ったsio。ロジックとしては単純で、夜に営業できないなら、朝にやろう。これがもっとも大きな理由だと思われます。

ですが、レストランというのは基本的にランチとディナーを主体としていて、そもそも朝に営業できるようになっていないわけです。なのでロジックは単純といえども、基本的なレストランはその発想には行きつくことはないと思います。

とはいえ、レストランが朝に営業を行うにあたって、消費者であるお客様にどんなメリットがあるのか、そこが重要になってきます。朝営業は本来レストランで行われる会食、接待、デートなどのシチュエーションからはすこし遠そうです。

なので今回は、レストランが朝に営業を行う3つのメリットについて書いていきます。

※2021年1月8日現在、僕はsio株式会社のスタッフではありますが、代々木上原sioがどのようなスタイルの食事を提供するのかはまだなにも知りません。あくまで現時点で予想できる範囲のことを述べていますので、ご了承ください。


【①レストランがつくる朝ごはん】

レストランは基本的にランチとディナーに営業しているので、基本的にはきちんとした食事、フレンチなら重ためで食べ応えのある食事が出てきます。しかしそれをそのまま朝に転用するとなると、シチュエーションの問題も絡んでくるので、これはとてもやっかいな話です。

そこで考えられるのは、「sioのイズムを織り交ぜた朝ごはん」。

sioという会社は全体を通して料理の境界線がほとんどあいまいです。現在、系列店であるo/sioでは「おばんざいカレー」を日曜日のフェアで提供しているくらい自由に料理をしています。

その根幹にあるsioが、朝食というものを本気で考え抜き、提供するとなったら、身内の僕でもわくわくしてしまいます。ミシュラン一つ星のレストランがつくる朝食、単純に食べてみたいです...


【②時間の使い方の変化】

レストランでランチを食べると、店を出るのは15時にちかくなっています。15時からならいろいろなことができそうなのですが、満腹な状態ですから、案外なにもできなかったりするんですよね(僕だけですか?)。

ディナーは目的を持って食事をしているパターンが多いと思うのですが、おわったらあとは寝るだけです。お酒も飲んで、それはそれですてきな時間なわけですが。

でも朝から食事をして、12時すぎに店を出たら、まだまだ時間があるように思えます。おいしい食事を食べて、機嫌よく一日が過ごせそうです。

朝活が話題になって久しいですが、レストランの朝営業は朝活の側面も果たし、QOLの向上にもつながることが考えられます。


【③働き方の変化】

これはあくまで仮定の話になりますが、こうしたスタイルのレストランが増えたとしたら、働き方そのものが変化します。従来のレストランでの働き方は、朝早く夜遅い、というのがあたりまえとされてきましたし、現状そういったお店が多く、非常に過酷です。

ですが、このスタイルの最適解がみつかり、実装されることが多くなれば、働く側も時間を選択できるようになるかもしれません。選択するのはお客様だけでなく、従業員もおなじだと僕は考えています。その拘束時間の長さゆえにレストランを退いてしまうひとは多いです。そういうひとたちが道をあきらめないでいてくれるなら、それはかならずお客様への還元につながると思います。

まだ実行すらされておらず、絵空事のようにも思えてしまうのですが、まずはそれを試してみることが大切であり、その先陣を切ろうとしているsioの動向に、ぜひとも注目していただきたいです。


ここまで書いてみましたが、みなさんはどう思われましたでしょうか? レストランの朝営業、ちょっとおもしろそうだと思いませんか?

もちろん、未知な部分は山ほどあります。至らないことも多々出てくるかと思います。ですが、sioというフィールドで仕事をするスタッフは、全員おなじ場所に向かって仕事をしています。幸せの分母を増やしたいと考えながら、常に変わりつづける最適解を毎日追い求めています。

コロナ禍によって、一時期レストランは存在そのものの意義を見失いました。緊急事態宣言が明けて、やっとひとがもどってきたな、そう思った矢先の緊急事態宣言によって、レストランは再度窮地に立たされました。

これは飲食業だけの話ではありません。みんな、ただ生きていこうと思っているだけなのに、それでさえしんどくなってしまう現代です。だからこそ、我々sio株式会社は、飲食というひとに欠かせない要素をとおして、ひとりでも多くのひとたちをしあわせにしていくことに努めてまいります。

どうか、今後とも代々木上原sio、丸の内o/sio、渋谷パーラー大箸をよろしくお願いいたします。


パーラー大箸 あおきともひろ



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春からレストランサービスマンに復帰する25歳🍷物書き📚第35回太宰治賞2次選考通過、第99回オール讀物新人賞1次選考通過、第54回北日本文学賞4次選考通過🖋エッセイに挑戦中です!!