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オーストラリアにゆかりのある俳優を紹介してみる

ワーキングホリデーにて僕が滞在している国である豪州、オーストラリア。公用語が英語であるこの国は、現地で生まれたオーストラリア人はもちろん、イギリスやアメリカから越してきた英語話者の方も多くいらっしゃる。ちなみに僕が好きなオーストラリアのレジェンドバンド、AC/DCの主要メンバーも元々スコットランドからの移民だったりする。

オーストラリアに来る人もいれば、また国を離れて別の英語圏の国へ行く人もいたり。中にはアメリカはハリウッドへ行って大物になっちゃったりする俳優だっているもんだ。というわけで今回はオーストラリアにゆかりのある俳優さんを何人か代表作と共に紹介していくよ。

ヒュー・ジャックマン

シドニー出身のイケメン俳優で、風貌から人柄の良さがにじみ出てる人。親日家としても有名で、結構な頻度で日本に来てたりする。

数年前のサーカスの創始者を題材にした作品『グレイテスト・ショーマン』で主演を務め、日本でも大ヒットしたところからその印象が強い方も多くいらっしゃると思うが、出世作は何といっても『X-MEN』シリーズだろう。

ほとんどの作品でメインキャラのウルヴァリンを演じており、特に初期三部作は彼がいないと始まらないようなものだ。この作品のために彼はかなり過酷なトレーニングを行い、それがきっかけにガチムチになったそうな。映画を貪るように見ていた中学、高校時代に僕が好きだった俳優の一人でもある。

ニコール・キッドマン

オーストラリア人の両親の元に、ハワイで生まれたアメリカと豪州の二重国籍を持つ超有名女優。前述したヒュー・ジャックマンとは、映画『オーストラリア』で共演している。

かつてトム・クルーズと結婚していた彼女だが、調べたところキャリアが爆発したのは彼と離婚した2001年以降からだとのこと。Wikipediaを見ていただいたら一目瞭然なのだが、あらゆる主演女優賞をこれでもかというくらいかっさらっている・・・恐るべし。

恥ずかしながら彼女が主演をやっている映画はそれほど拝見してはいないのだが、10年以上前に観た『アザーズ』は今でも印象に残っている。

ホラーテイストの作品だが、陰湿に脅かすようなシーンもなく、ストーリーがしっかりしているため怖いの嫌いという人にもオススメできる作品だ。

メル・ギブソン

アメリカ生まれだが、12歳の頃にオーストラリアへ移住。『リーサル・ウェポン』、『マッドマックス』といった作品で80年代のアクション映画を支えたスターの一人。監督業もやっており、『ハクソー・リッジ』、『パッション』、『ブレイブハート』など、映画ファンなら聞いたことあるタイトルを多く手掛けている。てか調べて知ったんだがマッドマックスってオーストラリアの作品だったのか・・・!音楽もブライアンメイだし、どえらいもんだな。とはいうものの恥ずかしながら私、マッドマックスは、最新作の『怒りのデスロード』のみしか見ておらず、しかもこれにメル・ギブソンは出ていない、タイミングで見ないとな・・・

メル・ギブソン主演作品で印象に残っているのは、高校の頃世界史の授業で観た『パトリオット』だ。

アメリカ独立戦争を題材にした映画。ストーリーも面白いことに加え、歴史のお勉強にもなるのがいいね。メル・ギブソンのアクション、演技どちらも楽しめる良いとこ取りの作品だといえるだろう。

クリス・ヘムズワース

現在私が住んでいるメルボルン出身の俳優。マーベルユニバース連の作品をかじっていれば、この名前にピンとくる人は多いだろう。『マイティ・ソー』シリーズの主人公ソーを演じたことは、彼の大きなキャリアアップにつながった。(ちなみに三作目で敵キャラであるヘラを演じたケイト・ウィンスレットもオーストラリア出身)マイティ・ソーのタイトルだけでなく、マーベルのヒーローたちが共闘する『アベンジャーズ』シリーズにも全て出演、その他マーベル作品もちょこちょこ出ており、2018年にはハリウッドで最も稼いだ俳優第四位にランクイン。人物としても非常に魅力的で応援したくなる。

そんな彼がソーを演じることになったきっかけは、ホラー映画の『キャビン』という作品らしい。僕も学生時代にこの映画は一度鑑賞させていただいた。

メタ的要素も含め、一ひねりも二ひねりもした上級者向けホラー映画。万人受けはしないだろうが、普通のホラーに飽きた人はぜひ鑑賞してもらいたい。

ヒース・レジャー

オーストラリア西海岸の都市、パース出身の俳優。「天才」と称されることも数多くあったが、2008年に28歳の若さで他界している。亡くなって10年以上経つのが正直信じられない。

メル・ギブソンの欄で紹介した『パトリオット』や、人種問題について訴えたハル・ベリー主演映画、『チョコレート』など多くの有名タイトルに出演しているヒース・レジャーだが、彼を語る上で新生バットマンシリーズの二作目、『ダークナイト』は外すことができない。

アメコミ映画というのはヒーローの活躍を主軸に描いたものがほとんどであるが、「ダークナイトで言えばジョーカー、ブラックレイン松田優作」とR指定が某代表曲で述べているように、この映画は彼が演じる悪役キャラ、「ジョーカー」を見るための映画といっても過言ではない。ヒース・レジャーで画像検索すれば、演じたジョーカーの顔も一緒に出てくる、と言えばどれくらい彼のジョーカーが強烈な印象を与えたかが容易に分かるかと思う。最近ではホアキン・フェニックスが数年前の映画でジョーカーを演じたことが話題となった。彼のジョーカーもおぞましさ、そして悲しさといった感情が前面に押し出されており、非常に感情揺さぶられるものだったが、ヒース・レジャーのジョーカーにはより、「リアリティ」たるものを感じた。本当にこの劇中のジョーカーはフィクションなのか、といった感覚。本当に現実世界に存在していそうな、雰囲気、匂い。作品に登場する悪役数多しといえど、彼のジョーカーはどの悪役にも当てはめることが難しいような不思議な印象を与え続ける。

おわりに

と今回はオーストラリアに住んだことのある俳優さん方の中でも特に個人的に好きな人たちをピックアップさせていただいた。海外俳優の作品に対する姿勢、ストイックさには本当に頭が下がる。素晴らしい作品を届けてくれて、ありがとう。


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