【スマブラSP】飛んで、かわす
オーストラリアでスマブラをガチり始めて三年以上が経過した。私情によって最近大会には出向けていないものの、復帰した時のための毎日の練習は欠かしていない。必然的に対人戦はオンラインモードを使用。ラグがある等問題点は否めないものの、生身の人間同士での駆け引きや読み合いは常に手に汗握るものがある。たまに強い技をブンブン振り回すぶっぱゴリ押しの人もいたりするが…
個人練習で上達するにあたって僕が大切にしていることは、PDCAのサイクルだ。試合で負けた時にはできなかったことや反省点を洗い出す、そしてそれを踏まえてトレーニングモードで練習する、これを繰り返していく。しかしこのフローを通してすぐに治せる改善点もあれば、なかなか自分の中で身になってないものも存在する。
長い間自分の中で矯正すべき課題として挙がっているのが、「防御面」だ。僕は2年ほど前から使用キャラをスネークに絞っており、努力が実を結んで徐々にこのキャラクターの強さを引き出せるようになってはきたものの、それは主に「攻撃面」について。他の中堅、上位プレイヤーに比べると、自分が不利状況になった時や撃墜されうるパーセントになった時のやり過ごし方がまだまだ雑な部分がある。特に相手に密着されるとひよってしまい、反射的に同じ選択肢を取るなんてこともあったりする。
しかしながら、ここ数日自分なりに練習や意識を重ねることで、最近自分があまり取っていなかった防御択を試合の中で組み込むことができ始めた。そして昨日、たまたまマッチングしたメルボルンの上位プレイヤーにオンライン戦ではあるものの(マグレかもしれないが)勝つことができたのである。
スマブラのチュートリアル画面で防御する技として開設されているのが、
シールド
そして回避(その場回避、横回避、空中回避)だ。
これらは各キャラクター共通技として設定されており、基本的な防御の選択肢とされている。対戦でこれらの行動を見ないことはないところから、非常に重要な技だといえるだろう。
しかし、「防御するための技」と明言されてはいないものの、しばしば相手の攻撃をやり過ごすのに使われている択がある。
ジャンプだ。
前に行くでもなく後ろに下がるでもなく、
ただその場でピョーンと飛ぶ。
そして様子を見るのである。
初心者の方々によく見られ僕も癖で時折やってしまうのが、相手が近づいてきたら「とりあえずシールドや回避」という行動だ。初心者同士の対戦であればこれだけで何とかなったりするのだが、ガードには掴みが有効であることや、キャラの位置がX軸に限定されることから、これだけに頼ってしまうのは少し怖い。
そこでジャンプを使うのである。シールドや回避と異なりキャラクターが無敵状態にあるわけではないため少し使用するのに度胸が要るが、基本的に地上技の多くはジャンプのみでかわすことが可能だ。また地上技に関しては、その場回避より長い時間透かすことができる上に、相手が隙を晒せばそのまま空中技に移行することもできる。
そしてジャンプ中は空中にいるというところがミソだ。空中では一部コマンド技を除く掴みからの投げ攻撃を受けない。多くのキャラクターは特に低パーセント帯で投げから派生する強力なコンボを持っているため、特に序盤では重宝する防御択となるだろう。
YouTubeなどで対戦動画を見てみても、上位プレイヤーはこの攻撃をかわすためのジャンプだったり、後ろに引くといった行動が非常に上手いと感じる。ここ数週間は防御択としてのジャンプを取り入れていきたい。もちろんジャンプしすぎると上に判定のある技や空中攻撃で咎められるので、シールドや回避の中に時折ジャンプも混ぜること。選択肢を散らすというのはスマブラの基本だ。
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