「本当の自分」って本当にあるの?
こんぬづは。
げんスズン(原始人)の菅美智恵と申スまス。
たまヌはおおやげ(公)の場へのとうごう(投稿)も、普段のはづおん(発音)のまま書いてみっぺがな、ど思ったもんでよ。
いやダメだ~!カッコ書きの翻訳が大変すぎる!
スズれいスまスた(失礼しました)。
このように私は、母と東北弁の訛りで話していたり、知人と標準語で話していたり、英語やイタリア語で話していたりするのですよね。それで、どれが本当の自分かと言われても、本当の、というのがそもそも幻想的な概念かなと思うのですが、どれも偽りのない自分なのです。
英語を話すときと、秋田弁を話すときの自分は、人格すら違います。声色も違います。でも、どちらも自分です。それがわだスなんだス。
私には、優しい自分も心の狭い自分もいますが、どちらが本当の自分かと言われると、どちらにも嘘はないのでどちらも自分なのです。
だから、本当の自分ってなんだろうと考えるということは、私はしません。
それは、自由に作っていけるものだと思っているからです。
例えば自分を冷たいと思う人が優しい態度を選んで実行していくことで、最初はこんなのは嘘の自分だと思えても、いつかそれが癖になってしまう。そうすると、それがいつか本当の自分になってしまうからです。繰り返しやっていると、そっちが本当になってしまう。
これって運動神経と同じで、慣れて身につけることだと思うんですね。例えば今はダンスが踊れない人は、ダンスが踊れないのが確かにその人の本当の姿です。御本人も、私、ダンスが苦手なの。それが偽りのない私。と思っておられることでしょう。
しかし、その方がダンスを習い始めて、たくさんやるうちに踊れるようになっていったら、踊れる自分がもう、本当の自分になってしまいますよね。すると、私って本来踊れる人だったの。って思うじゃないですか。それと同じように、繰り返しの行動によって自分にとっての”本当”って、変化してしまうものですよね。
だから、本当の自分って、何じゃらほい?って思うんです。それは、自分で決めて自分で選んでいくことだと思うんです。
例えばちょっと意地悪な人がいたとして、ではその人は「意地悪なのが”本当の自分”なんだ」と思っていなくてはならないのでしょうか。そんなことないですよね。たとえその時は意地悪だからそれが正しいとしたって、それが本当の自分だと思う必要はないと思うんです。
ある時その人が、いや、本来の自分は優しいやつなんだ、と思ったとして、たとえそれが勘違いのようなものだとしたって、その思い込みによってそちらに向かってどんどん言動を変えていったら、慣れて身についてしまい、それがその人の本当になると思うんです。
だから、本当の自分ってどんな自分だろう?と考えるくらいなら、自分は本当はどうしたいのだろう?と考えて、それを選んで、得ると決めて、実際に決めた方に向かって、それに慣れて、身に着けてしまえばいいのだと思うんです。
慣れないことをするときはうまくいかないので、これって本当の自分ではないのかも!などと思ってしまうことがあるかもしれませんが、そんなのはどうでもいいんです。”本当”に、しちゃえば良いんですから。わあ、そう考えたら俺たちゃ自由ですね!いやっほうー!
だから私は今はまだデッサンが自分で満足いくようにはできない人で、たしかにそれが今の真実の自分なのです。ちょっとそれが辛い。でも、んなこたァどうでもいいんです。
描く、描く、描く、そしてその暁に今よりちょっとデッサンができる人になり、もっと描いて描いて描いて、その暁にもうちょっとできる人になり、そうやって欲しいほうを自分の”本当”にしていってしまえばいいと思うんです。
だからやっぱり、努力って嫌なことではなくて、超便利なツールでもあると思うんですね。それなしには進まないこともありますしね。
欲しい自分を、本当の自分だと思っていい。
本当の自分って、自分で決めて作っていくもの。
と思ってしまうと、とっても気楽です。
秘行の初級でもお伝えするのですが、私たちは自分に対する思い込みでできていると言っても過言ではありません。自分で自分を設定して、自分で自分を制限して、自分で自分の限界を決めている。ということなのですね。ここが私たちの愛しくて面白いところですね。❤
そして、「これが本当の自分だ」という自分に出会えたとしても、その決めつけもまた一種の制限だということができます。そして私たちはなかなか、この制限なしに生きることはできない。だから、制限自体を自分の好む方に、欲しい方に設定して楽しめば良いですね。
素晴らしきあなたに、よろしければこんな概念も使っていただければ、なにより嬉しゅうございます。
こうして記事を通してふれあってくださって、ありがとう~!
それではまたね。
毎日無料で書いておりますが、お布施を送っていただくと本当に喜びます。愛と感謝の念を送りつけます。(笑)