変化は疲れるけど、、やっぱり好き
大手企業を5社渡り歩き、その都度、新しい会社のシステムを覚え、各支店 (東京、アジア、ロンドン、ニューヨーク) 人間関係を構築し、上司をサポートするー
とてもエネルギーのいる人生だな、と、感じます。
任期のある外国人上司ではなく、1人の上司と長年働けていたら、苦労は少なかったかな、とも感じます。
でも、私がその道を歩んでいたら、きっと感覚の鈍った、驕り高ぶった人間になっていたのでは、と感じます。
慣れは人に更なる能力をもたらすこともあれば、人間の成長を止めるものでもあると思うのです。
私の人生はいつも少し慣れては、またゼロに戻る、の繰り返し。
日本で24歳まで過ごし、渡米した時に感じた、人間としてゼロに戻った気持ちー
カリフォルニアでは言葉も通じない、ニュースも何を言っているかわからない、道もわからない、車の運転も恐々。
それでも、もがいているうちに、そこでの生活が当たり前の日々になる。
そしてまた新たな都市、NYへ移り住み、また全く環境の違う都市でゼロから生活をスタート。
そんな生活は昭和の保守的な両親には到底理解出来ず、私が想像する以上に心配をかけていたと思います。
実際に、「娘は何を考えてるんだか」
そう思っていたようです。
帰国後に働き始めた会社に腰を据えて親を安心させようと思いました。
でも結局また一つの会社ではなく、上司の任期が終わるたびに新しい外国人の上司を求めて会社を変わる運命を辿っていきます。
変化は疲れるけど、好き。
そう確信して前向きになれた昨年、私の人生は間違いではなかった、と思わせてくれる本に出会いました。
『「定住」「安定」は私たちの能力を制限し、人生を徹底的につまらないものにしていくだけ」
『「あなたにとって都合の良い環境」にいればいるほど、人は周りが見えなくなっていく』
『移動力』より
著者: 長倉顕太氏 出版:すばる舎
そう、小さな世界で場慣れして、横柄な態度を取る人間になりたくない。
いつも初心に立ち返る選択をし、新たな上司とまたゼロから成功への道を歩んでいます。
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