ドイツ生活 545日目2024/09/12 イタリア旅行6日目🇮🇹誕生日🎂最高のカルボナーラ
今日は!私の31歳の誕生日!!!
わーい!
子供の頃に思い浮かべていた31歳の姿とは程遠いけど、でも健康で毎日楽しく過ごせていて、仕事もあって自立して生活できていることが嬉しい!
今年は引き続きドイツ語を頑張って、そしてブックフェスティバルに参加する!!!これが目標だ。
日記も頑張って毎日投稿!
読んでくださっている皆さん、いつもありがとうございます!
そんなこんなで、イタリア旅行も終盤に。
今日は誕生日なのでガエタで1日過ごして、明日はまたローマに移動して飛行機に乗ってドイツへ帰る。
朝はいつものカフェが閉店していたので、気になっていた別のカフェに行ってみることに。
ガラスケースにたくさんの美味しそうなお菓子が置いてあるカフェだったので、気分が上がって3つも注文してしまった。
彼はピスタチオコルネット、私はマリトッツォ、ティラミスを注文した。
結論から言うと、このカフェのお菓子は口に合わなかった、、。ざんねん
まず写真を見たら気づくかもしれないが、このピスタチオコルネットのクリームは色が蛍光グリーンで、舐めてみたらすごく人工的な味がした。
昨日のカフェの店員さんが、「うちのピスタチオクリームはシチリア島のものなの。シチリア島の小さな村で、すごくいいピスタチオが収穫できるの。だけどイタリアにはたくさん偽ピスタチオもあるから気をつけてね」と言われていたのを思い出した。
もしかしたらあのお姉さんはこのお店のことを暗に言っていたのかもしれない。
ちょっと質の悪いピスタチオを使っている、とかだったら誤魔化せるかもしれないが、明らかに色も蛍光色でおかしいし味も良くない。
こんなに美味しいピスタチオスイーツが溢れているイタリアでも、微妙なピスタチオクリームもあるということか。
そして期待していたマリトッツォ、なんとパンが洋酒にどっぷり使っていて、食べるだけで酔ってしまうくらいアルコールが効いていた。
私が元々洋酒の入ったケーキとかチョコが苦手なので、私の口には合わず残念だった。
唯一美味しかったのはティラミスで、普通に食べることができた。
当たり前だが、イタリアにも微妙な飲食店はある。それに気づけてよかった。
そして今日はビーチで会った女性が教えてくれたガエタの観光スポットを巡る!
その前にビーチに寄ってマウスと撮影会をすることに。
砂浜に布を敷いてマウスの撮影会をしていたら、陽気なお兄さんが近づいてきた。またここは有料スペースだ!と言われるのかと思って怯えていたら、イタリア語で「un topo famoso?」(これは有名なネズミなのか?)と聞かれた。
マウスはイタリア語でTopo(トポ)というのを事前に調べていたので(なんでやねん)なんとか聞き取ることができて、彼と一緒に「ドイツで有名なネズミ」と答えたら、笑って親指を立てて去っていってくれた。
撮影を邪魔されずにほっとして、こっそり有料の椅子でも撮影した。
ビーチを散歩した後は、山を登ってガエタの街と海を上から一望できるスポットへ。
ちょっと歩いたところで少し上からビーチを眺めることができた。
先日も書いたが、業者によって買われているビーチとそこに埋め尽くされるように置かれているパラソルと椅子。
結局気になってそのGoogleで「イタリア ビーチ プライベート」などと検索したら、以下のような答えが見つかった。
「イタリアのビーチは法律上は国民のもので、誰もが利用することができる。だが脆弱で腐敗した政治により、業者により政府や自治体に家賃が支払われ、実際は個人業者がビーチを管理している。」
確かにビーチで出会った女性が言っていること、実際に私たちが経験したことと照らし合わせたらそんな感じだ。
彼と「まあ確かにイタリアの政治って腐敗してそうなイメージだよね。賄賂とか、汚職とか、マフィアとか…」と、かなりざっくりとしたイメージで失礼で申し訳ないが、そんな話をした。
ナポリから逃げてきたマフィアがガエタのビーチで海の家を経営している…みたいなこともあるのかもしれない。
そしてビーチの女性が教えてくれたMontagna Spaccata(割られた山)に行ってみた。女性が言うには、キリストが十字架上で死んだ時に大地を揺るがした地震が山を真っ二つに切り裂いて、その割れ目から海が見えるらしいのだ。
割れ目の真上に立って足元を見ると、本当に見たことないくらい綺麗なブルーの水がキラキラ揺れている。
すごい景色だ。
こんな景色を見ることができて幸せだ。
そして岩のもっと下に行くと、昔海賊が身を隠すのに使っていた洞窟があるらしい。一番下までは封鎖されていていけなかったが、確かに下を覗いたらちょっと隠れて雨風を凌そうなスペースがあった。
そして海を見た後はもっと高いところへ登る。
どこに行っても長時間散歩をしている気がする…
ちょっと歩くたびに見える海がとても綺麗
パノラマ展望台という場所があったのだが、そこは立ち入り禁止になっていていけなかった。人間は行けないけど鳥がずっとそこにとまって海を一望していた。
せっかくなのでマウスも写真撮影
近くには廃墟になった美術館があった。
立ち入りはできなかったけど、壁に説明パネルや額縁などがかかっていた。
そして山の一番上まで来た!
ガエタの旧市街地を海と一緒に眺めることができる最高の場所だ。
そして来た道とは別の道を歩いて下る。
下った先は旧市街地なので、そこでガエタ初日の夜食べて美味しかったイカ墨パスタをもう一度食べることにした。
私も彼も先日のハズレレストランでの体験から、新しいレストランを開拓することに少し臆病になってしまった。
せっかくいろんなレストランがあるのだから毎日違う場所で食べ比べるのがいいと思っていたが、それであんな目に遭うくらいだったら美味しいとわかっている場所でもう一度食べたっていいよね、という話になった。
あのイカ墨パスタがもう一度食べれる!
その思いで頑張って歩き続けた。
下るたびに少しずつ旧市街地が近づいて見える。
そして合計2時間以上のハイキングを終えて、ついに地上に戻ってきた!!!
ありがたそうな彫刻の中にできた日陰で猫が休んでいた
そしてついにあのお気に入りの海鮮レストランへ!
イカ墨パスタはもう決まっていたが、後もう一品をどうするか悩んでいた。
前来た時とは違う席に座ったのだが、そこからしか見えない位置に「おすすめ」と書かれた黒板があった。
そこにはCarbonara di Mare(海のカルボナーラ)と書かれていた。
ガエタに来てからカルボナーラを食べていなかったし、海鮮のカルボナーラなんて今までに一度も食べたことがない!
22ユーロとちょっとお高めだが、誕生日だしいいよね!ということで注文してみた。
感想:今回のイタリア旅行で食べたパスタの中で一番美味しかった!
まず驚いたのは、カルボナーラだが卵がおそらく使われていなかったことだ。カルボナーラはいつもオリーブオイルと卵黄とチーズを使うのだが、これは卵なしだった。それがすごく美味しかった。
イカ、タコ、貝、カリカリのベーコンが全員旨味を出しまくっていて、香り高いオリーブオイル、コクのあるチーズ、そしてとても細かく刻まれたバジル、それらが全て組み合わさって最高の味を作り出している。
パスタの茹で具合も本当に最高で、もちもちで美味しい。
イカ墨パスタもとても美味しくて、一緒についてきたバゲットをちぎってソースをつけて食べると本当に美味しい。
美味しくないレストランに口コミを書いたのなら、美味しいレストランには直接それを伝えなければいけない。
翻訳アプリで「これはイタリアで一番美味しいパスタです」と表示してカタコトのイタリア語に訳して店員さんに伝えたら、胸に手を当てて「まあ嬉しいわ!」と私のスマホを取って「ちょっとこの画面をそのままシェフに伝えてくるわね」と言って厨房に走って行った。
そして「シェフも喜んでいました」と言って帰ってきた。
店員さんとカタコトの英語とイタリア語でちょっとおしゃべりしながら食事を楽しみ、パスタを食べ終わったところでその優しい店員さんが「食後にフルーツでもいかが?」と聞いてくれた。
すごく自然な流れだったのでNoということもできず、確かにフルーツ食べたいかも、という気持ちになりお願いした。
ぶどう、桃、梨などいろんなフルーツが盛り合わさって可愛らしいグラスに入っていた。
サービスなのかな?と思って彼と私で何度も「ありがとうございます!」と言いながら食べたのだが、後から伝票を見たらしっかり計上されていた。
ワハハ、まあそうか。
でもパスタもフルーツもとても美味しかったし、店員さんとお話もできてよかった。
バスに乗って家に帰ってきた。
家に帰ってきて、昨日食べきれなかったサラミと残っていたワイン、イタリア産のトマト味ポテチを開けてテラスで乾杯!
そしてそのあとはまた海に入って泳いだ。
毎日海に行っている!
晩御飯は今日も家で食べることにしたのだが、気になっていた海鮮パニーニ屋さんが旧市街地にあったのでテイクアウトだけしにまた夜バスに乗って移動。
海鮮パニーニが食べられるお店に向かい始めたところで、またすごい雨が降ってきた。今回の旅行は突発的な豪雨によく見舞われている。
パニーニをテイクアウトした海鮮レストランは、少し新しめの建物だった。
最近できたレストランなのかもしれない。
パニーニを受け取った後、凄まじい豪雨で足も服も大変なことになった。
バスに乗って家の近くまで戻り、ビーチの近くのセラポピザというお店でコロッケやイタリア版キッシュ?のようなものを買った。
そして誕生日ディナー!
ちょっと見た目は茶色で華やかではないが、色々ガエタのお店で買い集めた食べ物を食べ比べできる!
結論から言うと、海鮮パニーニに期待していたほどの感動はなかった。
火の通ったサーモンと、茹でたエビがそれぞれ入っていて美味しかったが、やっぱりパニーニには肉が合うのかもしれない。
ピザは超普通だった。
この上の写真では見切れてしまっているが、ジャガイモとチーズのコロッケ、そしてイタリア版キッシュ・パイのようなものがすごく美味しかった。トマトのコクが効いていて最高だった。
メインだと思っていたレストランの海鮮パニーニよりも宿の近くの地元のピザ屋さんで買ったおかずの方が美味しかったのだが、それもなんだかイタリアっぽい。
イタリアでは基本的にどこで何を食べても美味しいのだが、注意しないと微妙なお店も紛れている。観光客向けの英語付きメニューを用意しているようなお店よりも地元の人が行っているようなちょっと古くて景色に馴染んでいるようなお店が良い。ということがわかった。
とにかく今日は山に登ったり海に入ったり、超美味しいカルボナーラを食べたりできて最高の誕生日だった!ありがとう!
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