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[台湾留学日記~台中人になるまで~#4遅咲きの私の台湾華語勉強法]

大家好!

今回は勉強法第1弾、約1年間の台湾留学を経験した私の留学前の中国語(台湾華語)勉強法を紹介します!

先が長くなりそうなので今回は留学に行く前編ということにして、留学中、留学後の勉強法については次回以降の投稿で紹介する予定です!

…といっても別に効率的でも誰よりも上達してやろう!!みたいなタイプでもないので参考になるかわかりませんが、私なりに楽しみながら語学力を身に付ける方法を模索しているので、ゆるく楽しくって感じではありますが、
実感として確実に留学を経てリスニング、リーディング、スピーキング、ライティングどれも向上した気がするのでどこかの誰かの参考になればいいなって思います!

高校時代の第二外国語

私は現在大学3年生なのですが、通っていた高校が第二外国語を履修することができたので、高1から高3まで北京語(普通話)を簡体字で習っていました。

はじめの一歩は「你好」「 谢谢」から始まり簡単な単語、日常会話などを学んだのですが高校の第二外国語はとにかく中検を取るための授業って感じでした。おかげさまで高3で中検3級に合格したのですが、授業内で実際に中国語を使って会話をする、みたいな機会はあまりありませんでした。


高1の授業(おそらく初日の授業で頂いたプリント)
汚い書き込みもまた思い出ということで…

このプリントはお守り代わりに台湾にも持って行ったのですが、3年間中間テスト期末テストどちらも先生が発音したものを漢字で書きとる設問がこのプリント内から出されていたので、台湾に渡航してからも進出単語の四声に迷った時は高校の先生の発音を思い出していました。

語学の勉強はなるべく若いうちに、なんて言いますが確かに耳で記憶している情報は高1の時のものが一番脳内に残っている気がします。

留学前(大学1年)

2020年4月、目的地はぶっちゃけこの時点ではどこでも良かったのですが留学に行く気満々だった大学1年の春、しかしコロナがそうはさせてくれません。。ここで一旦中国語学習に対する熱が冷めてしまいます。

再びやる気を取り戻したのは2020年9月ごろ、大学で2021年秋派遣の交換留学の情報を目にしました。この時期に渡航するには約1年前からの準備が必要で、私は2020年11月にオンラインで派遣のための面接を受けました。

面接の前に自己PR(この時点では日本語)その他もろもろの書類の準備があったので9月か10月には準備を始めていたような気がします。

ちなみに大学入学時点では留学の行き先はどこでも良いと思っていたのですが、なぜ最終的に台湾になったかというと、その時点で台湾しか受験資格となる資格試験を持っていなかったからです笑(台湾、中国への派遣は中検3級orHSK3級が受験資格でした。)

欧米系の行き先も気になってはいたのですが交換留学として行くためにはどれもTOEFLや IELTSなどで一定程度のレベルが必要でした。私自身中国語よりは英語の方が全然マシなレベルだったのですが、2020年当時あまり試験の機会をゲットすることができそうになく、また高3で合格した中検があるなら、もうそれ使えればいいや~(^▽^)/ って感じで台湾の静宜大学を第一志望にしました。

知り合いになった先輩が静宜大学に半年留学されて、すごく良かったよーとおっしゃっていたのと、大学内の過去に静宜に派遣された先輩のデータ(大学内の雰囲気や授業内容など)を拝見して雰囲気がよさそうだなーって思ったこと、また宗教に興味がありキリスト教系の大学がいいなって思っていたところ静宜がカトリックの大学であることがわかったので、第一志望にしました。

ノー勉で挑む!?留学前(派遣のための面接)

2020年11月に派遣の選考で中国語での面接をしたのですが、高3以来中国語の勉強をコンスタントにやっていなかったにもかかわらず全く根拠のない自信から、聞かれそうな質問に対する答えの準備もせず、発音の練習もせず、
今思うとよくこんなヤツが受かったなと思うのですが、なぜか合格しちゃったんですねー。一生分の運を使い果たしたまであるくらいの奇跡です。

覚えている限り中国語で質問されたのは
・自己紹介をしてください
・どこの大学出身ですか?
・コロナ禍での留学ということになるけど保護者の方は心配しないの?
・なぜ中国語を学ぶ目的で中国ではなく台湾を選んだの?
こんな感じだったと思います。1発で聞き取れないときは何度でも躊躇なく「请再说一次」「  请慢一点儿说」と聞き返していました。おそらく中国語の流暢さよりも中国語でコミュニケーションを取る意志がちゃんとあるかを見られていたのではないかと思います。

ここまでは大学の中国語の先生(大1の時は中国語の授業さえ取っていなかったので初めてお会いする先生でした)との面接で、そのあと学内の留学関係のことをサポートしてくださる国際交流推進センターのセンター長との日本語での面接に移りました。先に提出していた志望理由書をもとに質問されていくスタイルでした。こちらは難なくスムーズに進みました!!

留学前(大学2年)~秋には渡航できると思っていたあの頃~

2020年12月、無事静宜大学への派遣のための試験に合格し、次の秋(2021年9月)の渡航に向けて準備を進めていました。

まずは静宜大学側に提出する英語での志望理由書、これは英語圏への留学経験がある友達に添削してもらいました。

語学の準備として中国語会話教室に半年間通い、週1回の中国語オンライン授業の受講、さらに大学の先生にお願いして週1回大学の中国語クラスに聴講生として参加させていただくことにしました!

オンライン授業で使っていた教科書
教科書内の設問に沿って受講生が順番に指名されて答えていくスタイル


中国語会話教室で使っていた教科書
マンツーマン指導で本文の音読、先生がその場で出した問題に口頭で答えていくスタイルが基本

ちなみに通っていた中国語教室は台湾人の先生もいらっしゃって、北京語ではなく台湾華語で教わるという選択肢もあったのですが、中国本土出身の先生の方が多くてレッスンスケジュールが組みやすいことに加え、将来的に中国語を使い続けるなら本土で使われる中国語の方が主流なんじゃないかと勝手に想像していたので、北京式で半年間教わることにしました。

特に印象深かったレッスンは「お店屋さんごっこ」
先生が店員さん、私が御客さんになって値切り交渉をする、次は私が店員さん役になって客の値切り交渉を拒むみたいな笑 すごく実践的で尚且つ面白く高校であまり機会がなかったスピーキングの部分も少し鍛えることができました。

渡航延期…とりあえずHSK受験

2021年7月、秋から予定していた渡航が半年延期になったと静宜大学から連絡が入りました。残念…と思う一方でまだ自分の中国語力に全く自信が持てなかったので正直安心した、というのが本音です。

とはいうものの延期となると勉強へのモチベもだだ下がり。ギアの入れ直しになるかと思い、留学準備のために半年間お休みを頂いていた学生団体の活動に復帰しつつ、オンラインでの中国語レッスンは受講を継続することにしました。

せっかくなのでHSKも受けてみようと思い、2021年10月に3級、4級のダブル受験をしてきました。3級の方は8月くらいから準備をはじめ、4級はまぐれで受かればいいか☆くらいの感じで臨んだのですが無事両方とも合格!!
ただ3級は満点合格を目指していたのですが听力(リスニング)が1点届かず…
若干の悔しさが残るHSKでした。

渡航時期が決定!繁体字と注音に慣れない…

12月、ようやく大まかな渡航の目途がたちました。北京語と台湾華語は違うというのは何となく知っていたのですが、繁体字の教科書を買ってみてびっくり、戦前の新聞みたい…というのが素直な感想です。。

渡航2か月前くらいに買ったいわゆる漢字ドリルみたいな参考書

高1からこれまでずっと簡体字で中国語を習ってきたので、例えば「后」→「後」や「图」→「圖」みたいな簡単な字でも最初は全然慣れませんでした。何なら「臺灣」って渡航前に何とか漢字で書けるようにしたレベル。

教科書の中身 台湾における日常生活に必要な語彙が学べる

ご覧の通り全く真面目に取り組んでいなかったようですが、このページは割と印象に残っていて、台湾渡航後すぐに台湾特有の交通機関の名称に慣れることができました!他にも本土:「菠萝」(パイナップル)台湾:「鳳梨」みたいな名詞のちょっとした違いも少しだけ頭に入れてから渡航したような気がします!

今回は一旦ここまで!

次はいよいよ留学生活が始まるところからのお話になるんですが、ここまで長々と書いてきた勉強遍歴も実際の台湾の会話を前にすると何の太刀打ちもできないのでした。。。

2023.03.28


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