副業や自営の際に多くの人が見落としていること

働き方革命が謳われて久しくなりました。

副業や転職、また新たなスキルの習得や等々の関心の高まりを感じています。

私自身も、会社員を経てフリーランス、そして起業という流れを経る中で、それぞれのフェーズで様々な気付きを得てきました。

一つの会社に依存せず、個として新たに「何を」生業とするか。

幸い、その情報はインターネットにたくさん転がっていて、技術の習得も動画等で比較的ローコストで得ることができる現代です。

いろんなことを知っていて、とてもスマートに世の中を捉えているなぁーと思わせられる方にも多々出逢います。

しかし、いざ仕事をしようということとなり、取引し始めると違和感を覚えてしまうこともまた多々あったりします。

消費的な会社員マインド

特に会社員生活を長くやっている方とは、感覚のズレを感じることが多いです。これはなかなか無理もない話で自分自身もかつてはそうでした。

彼らに対し、一体どこに違和感を抱くかというと、どうしても「消費的」な感覚でモノゴトを捉えがちで、需要と供給が一方通行だな、と感じます。

自分のスキルや商品を、"提供してあげる"感覚で、相手に取引を持ちかけます。

望まれていないものを押し売ってしまっています。

受ける側の立場としては、やってもらえるなら助かるが別にいらないことが多く、善意で提供してくれるも、結局は相手に変に貸しを作ってしまい、なんだかスッキリしない感じだけが残ります。

要はWin-Winの関係に欠けてるということです。

相手が本当に欲していることを見極める


正直、私自身もこの「Win-Winの関係」の理解にとても苦労を覚えました。

頭では理解できるものの、実際に自分の仕事として応用するとなると、どうしても自分主観で考え、行動してしまいます。

「Webサイトが欲しい」「イベントをやってもらいたい」「〇〇を貸してほしい」…

相手が本当に欲しているものは案外、表面的なものではありません。

表面的な需要をそのまま額面通りに応えていては、却って相手の負担になってしまうことさえあります。

「自分でWebサイトを作ろうと思えば作れるが、その時間がない」

「自分の商店の営みが忙しくてイベントどころではない」

…等々。

本当は抱える負担を少しでも軽減したいが故の要望なのに、いいものを作ろうと意気込むがあまり、やたらと細かく確認の連絡をしてしまったりとか、どこかへの承諾に足を運ぶよう頼んでしまったり。

相手の表面的な需要を"主観的"に捉えてしまい、自分ができることを一方的に提供してしまうことで、なんだか気持ち良くない感じが生まれてしまいます。

商売する上で大事なこと

人生100年時代を生きる上で「何を」得るかはスマホを片手に一人で習得することはできますが、それを持って相手が「どう」して欲しいかは、自分の想像力を働かせなければいけません。

相手の立場になって精一杯頭を働かすこと。それが商売やビジネスにとって大事なことを大半かなと思います。


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