手作りブレス

アンバランスな日本の婚活市場


日本に滞在している間に、若い男女の話を聞く機会があり、彼らが結婚に求めているものになんだか超えられない壁のようなものを感じてしまいました。


20代女子は、華々しいキャリアを持つ美人でハイスペックな女性はもちろん、普通の可愛い女の子も、男性にそれなりの肩書きや安定を求めており、20代、30代男子は、そういうふうに選ばれる(品定めされる)のに内心うんざりしていて、ある一定数の男性はすでに婚活戦線からリタイヤというよりも、最初からそんな負け戦さとわかっているような戦場には出向かないという印象を受けました。


彼らは、自分たちのマイワールドを作り、たとえそこそこハイスペックの男性であっても、自分たちのことをATMとしか思わない女性から結婚という名の搾取をされてたまるものかと、自分で稼いだお金は自分の趣味や投資に使うという独身貴族コースを選ぶ人も少なくないようです。


その昔、日本では、男性は結婚して一人前のように言われていて、企業での出世にも妻子持ちである方が信用があるみたいな風潮がありましたが、今では昔ほど、妻帯者か独身かということにこだわる企業も多くなくなったということもあるのかもしれません。


ちなみに私の暮らすフランスでは、結婚しているしていない、ゲイであるかないかなどのプライベートなことは、仕事上には全く関係はなく、もともと結婚制度自体に重きを置いていないのもあり、男女共に日本のようにある一定の年齢までに結婚した方が良いという固定観念は全くありません。


日本で婚活に迷走している若い女性を見ていると、婚活市場に残っている数少ないハイスペック男性がターゲットのようですが、彼女たちのお眼鏡に叶う一見条件の良さそうな男性は、どこに行ってもそこそこモテるので、さりげない爽やかな仮面の下に、簡単になびく女性を見下したところがあり、なんだか嫌な男になってしまっている人もいて、不可抗力的なところはあるとしても、結婚したい女性を食い物にしている感じがしないでもない気がしています。

そうじゃない誠実で真面目なタイプの方ももちろんいらっしゃるのですが。。。


男性で、実際、市場に出向いて真剣に結婚相手を探している人たちの多くは、一見パッとしなくて、話も上手でなかったりして、真面目ですごくいい夫やお父さんになりそうなのに、気に入った女性からは見向きもされず、これまた残念な結果になりがちのようです。

そういうわけで、日本の婚活市場の需要と共有のアンバランスを非常に感じた次第です。


ちょっと今回はこれ以上まとまりそうはありませんが、そんなにスペックにこだわるなら、女性もしっかり勉強して学生時代に有能で誠実なクラスメイトや先輩や後輩と愛を育むか、キャリアを積む中で職場などで仕事のできる有能男子と仲良くなるかが、一番確実で近道なのかなと思いました。

そうは言っても学生時代の彼とはなんとなく自然消滅してしまい、その後、この人!と思える人に出会えなかったという方も多いようなので、日本のアンバランスな婚活市場で双方が納得するお相手を見つけて、交際に至り、結婚まで辿り着くのは、けっこうハードルが高そうだなと思った次第です。


ここまで書いてみて、これで終わってしまうのも、なんだか読んでくださった皆様に申し訳ないような気がしますので、何か傾向と対策みたいなことを書きたいのですが、私事の書類関係に追われていて、なかなか良いアイデアが浮かばないので、今回はこんな中途半端な結論の出ないブログですがどうぞお許しくださいませ。




母からもらった古いパールと淡水パールのネックレスをほどいてブレスレットを作ってみました。


何かを作る度に、夫と息子に写真を送って、いいね、綺麗だねって言ってもらうのが嬉しいです。



<追記>

去年の夏に一時帰国した際に、日本の婚活女子の話を聞いていてふと思ったことです。

男性の独身者の話も聞いてみたのですが、最近の若い男性は、組織に縛られずに働く人も多く、一人で、または男同士で楽しめる趣味をお持ちの方も多いので、本気で恋に落ちない限り、結婚の必要性を感じないのだろうなと思った次第です。

日本はコンビニも24時間営業で何かと便利ですし、男性の一人暮らしで困ることもないですものね。


ちなみにフランス、特にパリなどの都会は結婚制度を利用する人はどんどん少なくなってきています。

フランス人は、異性・同性同士に関わらずカップルでいることはマストなので、常にパートナーはいるのだけど、結婚という形式は取らないカップルがほとんどなのです。

もちろん結婚するカップルもいますが、その場合も、子供が3人くらい生まれて一緒に暮らして10年目、20年目などの節目に結婚に移行するカップルが多いようです。


国際カップルで、パートナーがEU圏外の外国人の場合は、滞在許可や労働許可の関係もありますので、フランス人同士に比べると、パックスもしくは結婚をしている人が多い印象があります。



元記事:アンバランスな日本の婚活市場(ミカリュス・ブルガリスの心の薬箱)July 27, 2017 01:48:30 テーマ:恋愛・結婚

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