恋愛未満の誰かがいるあなたへ


私のブログを読んでくださっている方は、フランス人と恋愛中の方も多いようで、ときどき恋愛相談のメッセージをいただくことがあります。

特に遠距離だとお相手の方との距離感がうまくつかめなくて、親密な関係になるタイミングもなかなか悩ましいことだと思います。

恋愛中というか、誰かと知り合ってこれから発展しそうな恋愛未満のときに一番知りたいことって、彼がどれだけ本気で思ってくれているかということではないでしょうか。

この恋をこのまま進めていいのかどうか、本気かどうかわからない人にこのまま心を許してしまって傷つくのが怖いという気持ち、すごくすごくわかります。

それでいろいろ悩み過ぎて、ぎこちない態度をしてしまったり、そっけない返事をしてしまったりということもあると思います。



ということで本日は、滅多に書かない恋愛初期の極意を書いてみようと思います。


知り合って間もない時期やまだ彼がコミットメントしてくれていない間は、本当の自分を知ってもらう期間でもあり、相手のことをよく知る期間でもあります。

そういう意味でこの時期はとても大切で、この時期に自分らしく振る舞えないと、たとえその恋が発展してもうまくいかなくなる場合が多いのです。

素直な自分を見せて、それを可愛いと思ってくれる彼なら、その後も自然な形で恋愛が進んでいくでしょう。

自分を大きく見せる必要はありません。

フランス人が自立した女性が好きだと聞いたからといって、キャリアや学歴を強調するのはやめましょう。

(言ってはいけないというのではなく、さりげなく自然に伝わる方が魅力的だと思います。)

そういった鎧のようなものは、お付き合いが親密になってくるとどうでもよくなることが多いのです。

それに、あえて言わなくてもお互いを知りたいと思う気持ちが強い真剣な関係なら、二人の会話の中で自然にあなたの知的な部分は彼に伝わるものです。

そして、自分の至らないところ、ダメな部分も、正直に話してみると、彼が真剣かどうかはすぐにわかります。


男性は恋をしたら本当にあばたもえくぼになるのです。

気に入っている女の子が苦手なことは手伝ってあげたいし助けてあげたいのです。

恋愛初期はとても大切な時期で、お互いをよく知って、その恋を本当のリレーションシップに発展させるかどうかを決めるときです。

だからといって、気負う必要はありません。

反対にリラックスです。


彼だってあなたにふさわしいとは限らないのですから、こちらもしっかり目を開けて相手のことを見ましょう。

こちらがリラックスしていると、男性が恋をしてるかどうかはすぐにわかります。

男性ってとっても可愛いんですよ。

恋に関しては小学生の頃とあまり変わっていません。

それで、なんだか違うな、愛されていないなと感じたら、さりげなく、でも明るく距離を置いてみましょう。

あなたが少し距離を置くことで、前より熱心に連絡を取ろうとしてくれるかもしれません。

でもこれは駆け引きではありません。

なので、じっとメールやラインを待ったり、電話を待ったりしないでくださいね。


ちなみにじっと連絡を待たなければいけない状況が起こるという時点で、私なら彼を選ばないです。

だからといってすぐに切り捨てるのはなく、彼がまたあなたに恋して熱心に連絡を取ってきたら、そのときにまた考えたら良いくらいの感覚でいいと思います。


そのとき、あなたにもう他に素敵な彼氏ができていたら、

C'est trop tard. (It's too late.)

ですよ。


本当に恋をした男性は、それが怖くて必死に、でも丁寧に遠慮がちに連絡を取ってくるものです。



元記事:恋愛未満の誰かがいるあなたへ(ミカリュスのフランス語恋愛絵日記)

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