ダイニングチェア

国際子連れ再婚 - 女性に子供がいる場合



以前、国際子連れ結婚の子供にかかる費用について、こんな記事を書きました。


この記事には、子連れ国際再婚の場合は、子供にかかる費用は、いざというに自分で工面できるくらいの余裕があったほうが安心ですよという意味のことを書きました。

しかし、それは決して、再婚相手の男性を頼ってはいけないという意味ではなく、異国の地に大切なお子さんを連れてお嫁に行く場合、結婚当初には予想もしなかった何かが起こってしまったときに、お子さんと自分を守るための経済的余裕と精神的強さがあったほうがいいということで、結婚生活が順調で何も問題がなく、相手の外国人男性に余裕があり妻とその連れ子の面倒を全面的にみたいと思っている方もいるので、そういう男性と子連れで再婚されて、奥さんは専業主婦で幸せに暮らされている方もいらっしゃることもお伝えしておきますね。



私のフランス在住の友人や知り合いで、2度目、3度目の結婚をされている方で、気持ちに余裕がある生き方をされている方は、たとえ専業主婦で御主人の収入で暮らしていらしたとしても、いざ不測の事態が起こったら、自分ひとりでなんとかできるくらいの蓄えと精神的強さをお持ちの方が多いように感じております。


そういったことも踏まえた上で、今日は、ケース別にもう少し具体的に例をあげて書いていこうと思います。


最初に断っておきますが、これから書く内容は、私がフランス生活で見たり聞いたりしてきた一例ですので、これが正しいということではなく、こんな例がありますよという程度に参考にしてくださいませね。


お相手の男性の育った環境、収入の多寡、二人の関係性などによって、それぞれ違いますので、何が正解で何が不正解ということではありません。


子供がまだ小さくて(5歳以下くらい)で、元夫との交流がほとんど、または全くない場合。

こちらの記事でも触れましたが、フランスでは、子供のいるカップルの離婚や別離後の親権は共同親権となりますので、子供の父親である別れた元夫との交流が全くなくなるということはありません。


しかし、死別やその他のやむを得ない事情で、子供が実父に会えない場合もあります。

やむを得ない事情には、元夫が酒乱、家庭内暴力などの問題がある場合や、大人の男性として精神的に成熟しておらず、養育費や面会などの親としての義務と子供の権利をリスペストしないなどのケースも含まれます。

また、仕事の関係で海外赴任になってしまったり、元夫婦のどちらが外国人で、子供を連れて、もしくは子供を置いて母国に帰ってしまったなど、両者の合意の元で、物理的に距離が離れてしまって頻繁に会えない場合もあります。

そのような理由で実父に会えなくなってしまった子供が、まだ赤ちゃんだったり、大きくても小学校へ上がる前くらいの年齢までであれば、実の父親と同じように愛する女性の連れ子を我が子のように育てていらっしゃる男性もたくさんいらっしゃいます。

(そんな場合でも養子縁組をするかどうかは、家族を巻き込んだまた別のデリケートな問題が含まれてきますので、今回はフランスの養子縁組の制度には触れないでおこうと思います。)


私の友人のフランス人女性は、お子さんが4歳のときに今の2度目の旦那様と出会い子連れ再婚をされました。

2度目の旦那様は年下なのですが、非常に男らしく責任感の強い真面目な男性で、少しマッチョなところもあるのか奥様には家にいてほしいと望んでおられたので、私の友人は旦那様の意向を汲んで、パリに住むフランス人女性には珍しくずっと専業主婦で仕事をせずに、家事と子供の教育を完璧にこなしています。

2度目の結婚と言っても、当時まだ20代後半だった彼女は、二度目の旦那様との間にもお子さんに恵まれて、子育てと家事や趣味を楽しみながら優雅に暮らしているとのことです。

このような例もあるように、フランスは男女同権を声高々に掲げていますが、実際はいろいろなパターンがあるわけで、一般的にお金に細かいと言われるフランス人男性も、実はケチな人もいればそうでない人もいます。

それと同様に、専業主婦なんてとんでもないと思うフランス女性(特にパリなどの大都市在住)も大勢いますが、心の底では旦那様の収入にゆとりがあって好きなことだけして暮らしている女性を羨ましいなって心の底では思っている女性も実は少なからずいるのです。


昨今の日本が少子化対策が思うようにいかなくなって『一億総活躍社会』などと言って、女性も老人も障害者の皆さんも、一億総出で働いて社会に貢献しましょうみたいなことになっているようですが、ある意味、女性の活躍に関してはフランスではもうずっと前から、結婚しても子供が何人いようが仕事を持つのが当たり前という風潮があります。

多くのメディアではそれが女性の自由の証だというふうに前向きに捉えられており、フランス人女性もそれを受け入れて、家庭とキャリアを両立していることを誇らしく思っている人が確かに多いのは事実ですが、その反面、専業主婦であることが恥ずかしかったり、自分は無能なのではと悩む女性も少なくないので、ある意味、お気楽に専業主婦でいれないフランスという国は、キャリア志向じゃないお家大好きな女性(フランス人女子にも当然、このタイプはいます)には、ちょっとプレッシャーでもあるんだろうなと思う今日この頃です。


いろいろなパターン別に例をあげて書こうと思ったのですが、記事がとても長くなってしまったので、続きはまたいつか日を改めて。

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ダイニングテーブルのチェアを4脚、売ることにしました。

3年ほど前に購入したときと同じ値段で売りに出していますが、何件もお問い合わせいただいて、すぐに売れそうです。


夫が古いものを大切に使うのが好きなので、我が家の家具はほとんどがアンティークの家具をブロカントなどで購入したものです。

元々中古なので、売るときに価格が下がるということはなく、スタイルに飽きたり、引越のときは、アノンスを出すとどなたか欲しい方が買い取ってくださるので、無駄な粗大ゴミも出ず、環境にも優しいのがいいなって思っています。



<追記>

フランスでは、古いものを長く大切に使う風習があるので、家具などは使い捨てにすることはあまりありません。

ブロカントなどで購入したアンティークのものなどは、買った値段と同じか、ときにはそれ以上で売れることもありますので、家具の買い替えの際は、手放したいものを売りに出すか、もしくは慈善団体に寄付することで、どなたかに喜んで使ってもらえますので、無駄がなくて良いと思います。



元記事:国際子連れ再婚 - 女性に子供がいる場合(ミカリュス・ブルガリスの心の薬箱)November 21, 2016 14:34:12 テーマ:国際恋愛・結婚

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