女のバカンス三者三様


フランス人義母と夫の叔母(義母の妹)と私との女同士3人での会話です。

我が家で過ごしたクリスマスの最終日、ちょっぴり疲れたふうの私に義母が、

私たちが帰った明日からが、ミカリュスにとっての本当のバカンスよね。

ゆっくり休んでね。

と言ってくれた。


いやあ、そんなことないですよ~。(汗)


と気を使いながらも、正直な私は、ちらりと夫のほうを見て、


本当のバカンスは、彼の仕事始めの1月4日からかな。


と、つい本音が。


手のかからないどころか、休日はおいしいお料理も作ってくれる非の打ち所がない夫でも、会社に行ってくれて夜ちょっと会うくらいでちょうどいいというか、長~いフランスのバカンスをずっと一緒に過ごすのは、ちょっと面倒くさいと思ってしまうお一人様時間大好きな私。

そこで、義母は、彼女の夫の義父をチラ見しながら


あらっ、だったら私にはバカンスはないわ。(爆 爆 爆)


と一言。


義母は、つい最近まで、フランスでは珍しい専業主婦生活を満喫していて、平日はたっぷりの自由時間があって、夏はまるまる2ヶ月間、目の前に紺碧の海が広がる別荘で、優雅なお一人様バカンスを過ごしていたのです。

義父は、仕事があるので、週末と彼のバカンスとして3週間ほど合流するだけなので、結婚して40年、ひとりの時間がたっぷりあったのですが。。。

最近、定年を迎えた義父がいつも家にいるようになったので、お一人様時間がほぼ消滅してしまったということなのです。


女同士のそんな会話を耳にして、苦笑いの夫と義父。

そこへ、生涯独身(たぶん)の叔母が一言。


あらぁ、だったら私、一生いつでもバカンスだわよん。

いいでしょう~。


と参戦。

その一言に、女性陣の羨望の眼差しが集中してしまった。

その様子を見て、さらに男性陣が引きつった苦笑いをしておりました。

ちなみに、定年後の義父、早くも妻に付きまとって濡れ落ち葉化してるそうです。

いやはや、フランスも日本もそういうところの夫婦関係は、けっこう同じかもしれません。



元記事:女のバカンス三者三様(ミカリュス・ブルガリスの心の薬箱)
January 19, 2016 18:47:32 テーマ:国際恋愛・結婚

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