Twitterでバズった後に広報活動へ展開した話
皆様、こんにちは!ニットの広報小澤です。2023年もスタートして、もう1月も半分が終わる今日この頃…。あっという間に、また年末になってしまいそうなので、今年はもう少し計画的に過ごさなきゃ!と思ってやまないコザワです。
さて、先日Twitterで初めてバズりまして、そこから広報としての広がりを体感したので、今日は【バズと広報との関連性】についてまとめておきたいと思います。「バズるとこんな影響があるんだ」という感じで読んでいただけたらと思います。
では行ってみましょう~\(^o^)/
Twitterで初めてバズりました
Twitterを復活させて早3年。今まで、バズらしいバズを経験したことがありませんでした。1回だけ、コロナになってすぐに「在宅ワークで上司の監視が酷くなった人の話」を投稿した時に7000いいねが付きましたが、それっきり。1万いいねとかつく人を羨ましいなと指をくわえて眺めておりました。
そんな中、2022年10月24日22時17分。時間が遅めの投稿でしたし、50いいねぐらいかな、と思って投稿。
これを投稿するやいなや、一気にいいねの数が、3000→4000→5000…と瞬く間に増えていきました。朝起きて、びっくりするほどの通知の数。「全リプ返し」を信条にしていたので、翌朝時点までのリプには、賛成&反対のいずれに対しても、丁寧に返信をさせてもらいました。ただ、もうそこからは、一気に5000→1万→1万5000→2万…と増えていき、リプの数も追いきれないほどになっていきました。翌日の午後には、通知の音に怖くなってきて、通知オフにしました。
Twitterで初めてバズった感想
「怖い」
最初は、その一言でした。
まず、バズるというのは、賛否両論の「否」があるからこそ、ムーブメントが巻き起こる。したがって、私の投稿に対して、7-8割の方は、「分かる!」「私も同じような経験した」「そんな酷い人がいるなんて…」「思うのは自由だけど口にしなくていいじゃん」「大変な想いをされましたね…」などという共感や励ましの言葉でした。一方で、「口には出さないけれど、自分も心の中では最悪だと思っている」「子どもの分も席をとればいいのに」「聴覚障害の人もいるんだぞ」「そもそも、『子連れは優遇』みたいな風潮がおかしい」などという批判的なコメントもたくさんいただきました。またリプ欄で言い合いのようなことも発生していました。Twitterでは普段、顔出し・名前出しで良好な関係性の方々とのお付き合いしかしていなかったので、それが氷山の一角だったことを痛烈に感じる機会でもありました。
インプはなんと619万。プロフクリックも14万にのぼりました。
そして、会社に影響が出るのではないか?などという怖さが募って、Twitterで仲良しの山森さんとオクシンさんにこのバズに対して相談をしました。そうしたところ、オクシンさんから以下のコメント。
とまぁ、相当あっけらかんとした回答が返ってきて、とても救われた気持ちになりました。。。そして、以下の概念を教えてもらいました。
バズと炎上の違い
確かに炎上すると、会社の信用問題に影響するため、すぐに対処が必要。最近だと社長の偏った意見の投稿に対する謝罪リリースや人事界隈の目を見張る投稿なども話題になりましたね。
以前、SNS経由で起こるトラブル、炎上までの流れ、リスク回避方法などは、noteにまとめておりますので、よかったらこちらもご覧ください。https://note.com/micakozawa/n/n46622011b993
バズからの広報接続の時系列
10月24日:投稿。
①11月8日:神戸新聞で取材記事公開→Yahooニュースへ
②11月12日:キャリコネニュースで取材記事公開→Yahooニュースへ
③11月18日:NHKのWEB版で取材記事公開
④11月21日:NHKの「おはよう日本」でWEB版の取材記事を放送
⑤12月5日:マイナビ子育てで投稿きっかけの記事公開
⑥12月29日:Yahooニュースオリジナルで投稿きっかけの記事公開
⑤⑥に関しては、取材をされたものではなく、執筆のきっかけとなった形でした。(したがって、先方から私への連絡はなく、いずれも、従兄弟から「またYahooに出てるよ!」と連絡が入って知った、という形でした。⑤はYahooのトップにもなりました)
会社HPの指名検索数は通常の10倍
一番最初の神戸新聞(まいどなニュース)の記事がYahooニュースに転載され、その反響は凄まじいものがありました。コメントの数も5893…
更には、こちらの記事には「株式会社ニット広報の小澤」という名前が出たので、会社HPへの指名検索は通常の10倍ほどになりました。
記者さんたちと握ったこと
今回、神戸新聞さん・キャリコネニュースさん・NHKさんから取材依頼があった時に、とても悩みました。Twitterの投稿に対して、賛否両論の【否】の声もたくさんいただいておりましたし、火に油を注ぐことになるのではないか?という怖さもあったためです。
しかし、子連れ親子にとって、少しでも生きやすい世の中になる一助を担うことが出来たら、世界は少し良くなるのではないか、と思い、以下のことを記者さんと握った上で、取材をお受けしました。
私が記者さんに送った文章をそのまま貼り付けます。
3社とも、とても理解のある記者さんで、「方向性、理解しました!全く同感です」「JR東海さんにも取材行ってきます」「小澤さんに刃が向けられないような内容に配慮します」「一緒に子育て世代の人たちが生きやすい世の中を創りましょう!」と返ってきて、感動しました。やはり、メディアと広報は一連托生。一緒に世の中にムーブメントを起こし、より良くしていく存在だなと感じました。取材中は、終始どんな世の中になったらよいか?といったディスカッションになっていました。
そして、結果的に世に出た記事は、どれも、私のバズった内容から派生して、お子様連れ専用車両の拡充提案、京都の「泣いてもかましまへん」ステッカーの価値、子どものあやし方の指南、新幹線の予約システム改善への言及…など、次へのアクションへ接続されており、読み応えのある記事になっています。
広報としてバズは狙った方がよいの?
無論、バズを狙う必要は全くないと思います。
もちろん広報として、たくさんの人に、会社やサービスの情報を届けたり、セルフブランディングとして自分の考えを届けるためにも、フォロワー数を伸ばし、エンゲージメントを上げることは一定必要です。しかし、体感値ですが、500いいねぐらいが一番愛に溢れるやり取りがされていて、700いいねを超えだすと相互フォローではない知らない人からの心無いコメントもチラホラと見え始める、そんな感じがしています。
今まで、私も、「よーっし!バズらせるぞ!」と鼻息荒くツイートしたものほど、まーーーーったく伸びない。そんなことの繰り返しでした。
更に、人生で初めてバズってみて、バズる必要なんてないなと改めて感じました。それよりも、相互フォローの人たちと、お互いを尊重しながら、丁寧に言葉を紡ぎ、刺激し合い、関係性を築いていく。そんなTwitter運用をしていきたいと改めて感じる機会でもありました。
広報としてTwitter運用をする上で大切なこと
バズってすぐに、投稿内容を消そうとしました。批判的なコメントに眠れないほど怖くなったからです。しかし「私はそもそも何のためにTwitterをやっているんだっけ?」と思い返しました。
これだこれだ、と。だから、批判コメントをいただくほど注目していただいてありがたいとは思うけど、それに屈しないし、怯まない!世の中をより良くするんだ!と決めて、投稿内容は消さず、むしろメディアにも名前出しで出ることに決めました。
名前出し・顔出し・社名出しの3つの露出をしながらTwitter運用をしているということは、会社の看板を背負っているということ。そこには責任が伴います。だからこそ、Twitter運用にも確固たる信念、誠意、愛が必要だなと改めて感じる機会でもありました。
自分の考えが全てではありません。世の中には、様々な立場の人、考え方の人がいて当然。Twitterはその縮図。だからこそ、これからも襟を正して、未来をより良くするために、Twitterを運用していこうと思っています。
本日は以上です!最後まで読んでいただいてありがとうございましたm(__)m
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