【追憶の旅エッセイ#2】本当は泊まってはいけない部屋。
ひとつ前の記事にも書いたけれどその頃、私は1日に1本のスケジュールで週3日しかバスが走っていない地域を縦断していた。
暗くなってから新しい土地に到着する、これほど旅人の心をすり減らすことはない。しかも、田舎だとなおのこと。
一番のトラブルはとにかく、宿へのチェックインだった。
何度もあります、「予約が取れていない」「入った部屋のベッドがフル(full)」。西オーストラリア旅のほとんどが、結果そんな感じだった気がする。思い出そうとすると、チェックイン時の記憶が全てがだって