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アラサー女上司

私はアラサー女上司である。アラサー女上司というのはこわい。存在自体がこわい。タイトルはアラサーと書いたけど、私が思うに30オーバーの女上司はこわい。

このnoteはアラサー女上司の私が、なんちゃってマネジメントをしていく上で気を付けていること、思っていることをただただ書いてみたものです。経験からきた偏見が含まれている自覚があります。アラサー女上司以外の皆さんにも少しでも読んでプラスになることがあれば幸いです。

では早速。

アラサー女上司がなぜこわいのか考えてみた。おそらく気が強い。社会人生活の中で、多少の荒波に揉まれ、打たれ強くなり、いろんな経験をして、そして自分や自分の仕事に自信がある。物怖じせずに発言する。堂々としている。

私は新卒で入社したのがベンチャー企業だったというのもあり、20代半ばからチームメンバーを持っていた。(部下という表現は好きじゃない)

おそらくその頃の私はこわかった。よく注意していた。怒っていた。でも若かった。一生懸命だった。

だからか「怒られるけど、自分を思ってくれてるのがわかるからこわくない」なんて、メンバーの子は言ってくれていたらしい。(人事面談で聞いた)なんていい子たちだったんだ。

まぁ、年も近かったので、お姉ちゃんとか、学校の先輩とか、そんな感じだったんだろう。

しかし、今は違う。私は30歳だ。6つも離れれば、小学1年生と中学1年生。高校2年生と社会人。なかなか学生生活には関わることのない、未知の存在である。

なので何を考えているかがわからない。お互いに。

それなのに私が不機嫌だったら、感じが悪かったら、怒っていたら。ただただこわいでしょう。そして厄介でしょう。面倒でしょう。気を遣うでしょう。プラスのものは何も生まないでしょう。

だから、アラサー女上司の私が大事にしていることは2つだけだ。「怒らないこと」「信じること」。この2つは実質は1つである。

「ただただ指摘すれば、わざわざ怒らなくても、伝わる」
「伝われば、変わってくれる、成長してくれる」
と信じている。

そもそも、怒られないと伝わらない人というのは、怒られても伝わらないんじゃないかと思う。むしろ、怒られたことによって余計に伝わらなくなる気すらする。反対に、怒られなくても、指摘されただけで理解でき、自然と内省できる人たちはたくさんいる。そんな人たちに怒る必要はない。「私は怒ってるんだぞ!」なんてやる必要はない。

くどくなるけどこのあたりもう少し書いておきたい。

「なんで確認しなかったの?」「この前も言ったよね?」なんて相手が「すみません」くらいしか返す言葉がないような意味のない疑問形の文章を投げかけることもしない。私ももう少し若いとき、正論を武器のように振りかざして上司だろうがなんだろうが追い詰めていたこともある。でも追い詰めて追い込んで、”降参”させてなんの意味があるのか。一緒に同じ方向へ進んでいかなければならないのに。

繰り返しになるが、大事なのは追い詰めることではなくて、「どうやって一緒に同じ方向へ進んでいくか」

同じ職場で働いている人たちは、思いの強い弱い、スピードの速い遅いなどの違いはあれど、みんな会社を良くしようと同じ方向を向いているはずなんだ。そのことを忘れてはいけない。

少し話が変わるけれどもう1つ。
現代はリモートワークがかなり浸透してきている。その前から、メールは勿論、チャットツールでのコミュニケーションも増えてきている人が多いと思う。

だからこそ、そういうところで「怒らないこと」は効いてくる。何日も、何か月も、見返せるところ、意図せず目に入ってしまう可能性があるところに「思い出して落ち込んだり、嫌な気持ちになることを残しておかない」ことは、相手にとっても、そして自分にとっても大事だと思う。

自分の経験上「もっと怒っておけばよかった!」なんて後悔はしたことがない。「あんな風に怒らなければよかった」はたくさんある。

怒りというのは一過性の感情だから、人には向けない、向ける必要がもしあるのならば、くれぐれも慎重に。

こんなところでだいたい書きたいことはおしまい。強く、優しく、重すぎない愛情を持って、いいチームを作っていきたい。

#これからの仕事術 #ビジネス #職場 #オフィス #エッセイ #マネジメント #上司 #部下

最後。本文に上手く入れ込めなかったけど、アラサーになった私はどうにもイライラしてしまう時がある。いつもの自分だったらイライラしないことにも耐えきれないほどにイライラしてしまうことがある。これも気を付けなければアラサー女上司が「こわくなる」要因の1つだと思う。でももう30年女性として生きているので、このイライラが仕事のせいでもチームのせいでもないこともわかっている。原因がわかってるんだから、このイライラは、自分の中で解決すべきもの。上手く付き合っていく。頑張ろう、アラサー女上司。

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