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サロン活動ってみんな知ってる??

皆さんはサロン活動について知っていますか??

初めて「サロン活動」という言葉を聞いた時、私はエステやマッサージなどの美容サロンなどに関する活動なのかなって思っていました笑

私が初めてサロン活動という言葉を聞いたのは、大学で災害復興ボランティアの部活に所属し、その活動に参加している時でした。

今回は災害復興ボランティアにおけるサロン活動というものを紹介したいと思います!

サロン活動とは??

私が思う復興活動におけるサロン活動とは、何気ない日常の話をしたり、何か一緒に活動をしたりすることで、精神的な面からのサポートをすることだと考えています。

実際に私が宮城県の牡鹿半島へボランティアに行った際に現地の方から、「若い子と色んな話が出来るだけで嬉しい、心の支えになる」と言われました。

この言葉を聞いて私は、復興ボランティアはがれき処理だけじゃない、体力がない方やがれき処理は少し気が引ける方でもボランティアが出来る、と感じました。

また、災害復興ボランティアとして一般的イメージの強いがれき処理などよりも、多くの人が参加してもらいやすいと感じました。

次は、サロン活動に少しでも多くの人に興味を持ってもらえるように、私が実際に参加したボランティア活動を紹介していきたいと思います。

私が体験したサロン活動

今回は、2019年9月に3泊4日で訪れた宮城県牡鹿半島での活動について書きたいと思います。

牡鹿半島は宮城県石巻市と女川町に位置しています。

この場所へ、東北学院大学さんが開催しているスタディーツアーでボランティアに参加しました。

内容は、現地の漁師さんのお手伝いをしたり、交流や当時のお話を聞いたりするツアーでした。

まずお手伝いでは、「わかめのパック詰め」や「からこさし」を行いました。
「からこさし」とは、下記の写真のように、ホタテの貝殻を針金に通して繋げたものを海に沈め、牡蠣の養殖をする方法のことです。

また、現地の漁師さん達とその奥さんから当時のお話を聞く時間がありました。奥さんは、今まで海の見える所に住んでいたが、黒くて全てを奪い去っていった津波の姿を見て、もう海の近くに住みたくなくなったという話を聞きました。一方で旦那さんは、日常に常に海があったため、今までのように海の近くに住みたいという思いが強く、夫婦間で意見が対立していたというお話を聞きました。

災害により、日常の一部であった、住んできた場所や景色を変えたいと思わせるほどの脅威を与えうると改めて感じ、自分が同じような状況にあったら、どれだけ恐怖に感じるのだろうとゾッとしました。


また、漁師さんのお手伝い中の休憩時間や交流会では、たわいもない話やボランティアとして参加している私たちの地元の話を、地域の方とより密接にお話しました。また、この交流があったことで、語り部さんによる当時の話を聞く時よりも、より具体的なお話を聞くことができました。


スタディーツアーによる参加学生同士の交流


ちなみに、このスタディーツアーには他大学の学生が多く参加していました。

このスタディーツアー参加時、私は大学1年生で、他の参加者には関東や関西などの幅広い大学から、2.3年生をメインに参加していました。

ツアー中はみんなでコテージに大学、学年関係なく振り分けられて泊まりました。また、みんなで夜ご飯を毎晩作ったり、星を見たりしました。そのおかげもあり、4日間という短い期間で、ものすごく仲のいい友達になることが出来ました。

みんなで作ったカレー
(ほとんど料理上手な2.3年生が作ってくれた笑)


今でもそこで出来た友達とは定期的に会ったり、連絡を取ったりしています。(コロナで今は中々会えないですが、、😢)

もちろんボランティアを通じて学んだことは多くありました。ですが、このような学生によるツアーに参加したことで、普通に生活していては経験できないこと、年や住む場所も違う友達を得ることができました。

自分とは異なる環境で生活している人や年の異なる人と交流できたことで、自分の価値観や学びも広がりました。

この経験は、私が今モットーにしている、「若いうちにやりたいことをたくさんやる」ということに繋がった出来事の1つでもあります。

自分が年上の人に甘えられるうちに多くの経験を積むべきだと、身をもって体感しました。

最後に

私が1番伝えたいことは、


「災害ボランティアは一通りじゃない!
コミュニケーションを取るだけでも心の支えになれる」


という事を多くの方に知っていただきたいです。

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