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【読書記録】なぜ働いていると本が読めなくなるのか 三宅香帆

「疲れてスマホばかり
見てしまうあなたへ」という
本の帯に惹かれて購入してみた

本書では日本の「仕事と読書」の歴史に
ついて書かれている

明治時代、読書が市民に普及した
その後、図書館も各地にできて
市民全体に本を読む文化が生まれた

学がない人が教養を得るための読書、
出世するためにビジネスを学ぶための読書、
モテるための読書

時代や世代によって
本の読まれ方が
変わっていることが分かった

昔は主に情報収集として
読まれていた本

それがスマホの普及で
SNSやインターネットを使用して
情報収集をするようになった

本は情報収集の際に必要のないノイズが
たくさんあり、それを皆煩わしいと思う

映画を早見する若者が増えたと
一時期話題になったけれど
そんな形で自分に必要なものを抽出して
情報収集する人が増えた

会社勤めをしていると
平日はほとんど自分の時間がない

そんな時にノイズのある情報源から
情報を得たいと思わない

だからSNSは自分の欲しい情報があり
便利ということで使われやすくなる

人生にはノイズを楽しむ余裕が必要である
全身全力で働くのではなく
それ以外の余暇の時間を作って
そこでノイズを楽しみませんかというのが
本書で伝えられていたメッセージである

半身で働こう

半身は仕事をして
半身は家庭とか趣味の時間にする

そういった社会が理想である

わたしは毎日最低20分は
読書の時間にしている

これから会社での立ち位置や
家庭での立場が変わっていく中で
「半身」で生活するということは
いつまでも意識したいなと思う

読書に限らず、
自分にとって余暇の時間を大切に
生活したいと思った


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