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ほんとに、フォント。を読んでまとめてみた

今回はingectar-e著の「ほんとに、フォント。」を読んでみました。
「けっきょく、よはく。」の方ですね。
この本を読んで初めて知ったことや感想をまとめました。

はじめに

まずはこの本がどのような本なのかの説明をします。
こちらの本は2018年3月8日に初版が発売された本です。
この本はフォントに関する基礎的なことやテーマに合わせたフォント選びをまとめてくれている本です。
フォントの名称、アレンジの仕方、初心者がやりがちなフォント選び、テーマ別おすすめフォントなどがモリモリ盛り沢山書かれています。
それでは、ここからまとめていきます。

この本の流れ

この本では登場キャラクターが2人います。
1人は新米デザイナーのいまいちさん、もう1人はベテランデザイナーのしゅっと先輩です。
左ページにいまいちさんが考えたNGデザイン、右ページにしゅっと先輩が考えたOKデザインが載っています。
ただデザイン例が載っているだけでなく、どこがダメなのか・どうすれば良くなるのか・その他のデザイン例などが載っています。

フォントの基礎

フォントはデザイン要素だけでなく、文字情報も重視しなければなりません。

デザイン要素:用途にあったフォント選びになっているか
文字情報:ユーザーに読ませたい情報がちゃんと読めるか

フォント選びにセンスは必要ですが、そのフォントを選んだ理由も必要です。理由を述べるには知識も必要になります。
多くの使用例を見ることでフォント選びのセンスが磨かれます。

フォントの名称

和文だと以下のものがあります。

明朝体
ゴシック体
筆書体
デザイン書体

欧文だと以下のものがあります。

セリフ体
サンセリフ体
スクリプト体

イメージマッピング

本書には装飾的・カジュアル・シンプル・高級感の4つに分類されたフォントのイメージマッピングが掲載されています。
日本語書体と欧文書体の2つのマッピングがあります。

用途に合わせたフォント選び

本文に向いているフォントと見出しに向いているフォントは異なります。
うまく使い分けることで視認性を高めることができます。

フォントファミリー

フォントの太さのことをウエイトと呼びます。
ひとつの書体にはいくつかのウエイトのバリエーションが用意されています。
そのバリエーションの全てをまとめたものがフォントファミリーと呼ばれるものです。

傾いている文字

文字に傾きをつけたものはイタリック体と呼ばれますが、そのほかにもオブリーク体と呼ばれるものがあります。
イタリック体は傾いた際の文字に丁寧に調整をしたもの、オブリーク体は
機械的に文字を傾けたものです。

ここまでが本書に載っているフォントの基礎知識についてでした。
ここから先は様々なテーマのNGデザインとOKデザインが掲載されています。
本書に載っているテーマは以下の通りです。

カフェ
スタイリッシュ
ポップ
ナチュラル
ビジネス
ガーリー
カジュアル
季節もの
ラグジュアリー

テーマとテーマの間には、行間や判読性などのフォント知識が書かれています。

用語解説

ウエイト:フォントの太さ
ウロコ:明朝体についている三角形の飾りのこと
セリフ:セリフ体の端にある装飾のこと
字間:字と字の間のこと
和欧混植:和文フォントに欧文フォントを組み込むこと
フォントのアウトライン化:文字情報を図形情報にすること

まとめ

こんにちは、めいです。

今回私が読んだ「ほんとに、フォント。」は情報がぎっしり詰まっておらず、程よい情報量だったため良いペースで読むことができました。
NGデザインとOKデザインが見開きで確認でき、比較が安易なため読みやすかったです。

この本を読んだおかげで、今まで案が思いつかなくて挑戦できなかったデザインにも挑戦できそうです。
基礎的なことも書かれているので、フォント選びに悩んでるよという方におすすめです。
是非読んでみてください。
さらばです。

※この記事は2019/07/16に投稿されたものです

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