メープルぷりん【欧風菓子グリンデルベルグ】
欧風菓子グリンデルベルグ
メープルぷりん 350円
可愛らしいガラス瓶に入ったぷりん3種類あるのですが、おすすめのメープルぷりんをいただきました。
半年ほどぷりんを追いかけて、舌が繊細になったのか、久しぶりに食べるメープルぷりんの感想は、最初に食べた時とはまた違った印象になりました。
まず、柔らかいと思っていたプリンですが、ひとすくいすると、
重い。
柔らかいものでもトロッとしているぷりんが主流だが、このぷりんは重い。ねっとりと持ち上がる様は胡麻豆腐とか、テリーヌまではいかないけど、とにかく重い。
そこでひとつメープルをかけずに食べてみる
ああ、これは美味しい。
欧風菓子グリンデルベルグのぷりんは期待してもらっていい。どのプリンも想像を超えてくる。つい早口になってしまう。
実は、ぷりんのnoteを書くにあたって、グリンデルベルグさんに取材を申し入れたのだ。色々聞きたいことがある。ケーキ屋さんにプリンの事を質問攻めにするのは如何なものかとおもうが、okが貰えたら書こうと思う。
さあ、お待ちかねのメープル。トロッと光るそれは琥珀色で流れる宝石のよう。
これは!ジャージー牛乳のぷりんとは全く違う。メープル抜きでメープルぷりんを食べるなど。大変失礼な事をした。
メープルが入る事で完成されるプリンだったのだ。
もったりとした重厚なプリン本体の甘みと、とてつもなく甘いのに爽やかな後味。メープルとは砂糖楓の樹液の水分を飛ばしたものだ。甘いものなのだ。
ぷりんはカラメルの苦味によって完成されると言う私の考えは練り直すことになった。
甘いはずのプリンの余韻を追いかけられない。プリン本体を味わおうとすればメープルが躍り出て、メープルの味を感じるとプリンの甘味に隠されてしまう。味が追いかけられない。ふわっととけて消える。
だから柔らかかったのか。このプリンには柔らかい理由があった。もう重さは感じない。そこに残るのは、ふわふわとした気持ちだけ。
柔い×甘い×甘い
この絶妙なバランスの上に成り立つハーモニーをぜひ一度味わっていただきたい。
そもそもわたしは、メープルより蜂蜜派なのだ。それは、ほのかな酸味を感じるメープルに苦手を感じていたから。今回は店長さんがメープルが売りなんです。通っちゃるからメープルぷりんを選んだのであって、本当は弥太郎ぷりんを買ってしまおうかと思っていたのだ。
そんな、自分勝手なぷりん愛など、必要なかったのだ。美味しいものを食べる。選り好みするほど、私はぷりんに詳しくなどなかった。
これからも1人のぷりん愛好家、いやぷりん探求隊として、ぷりんを食べ続けて行けたらと思う。
欧風菓子グリンデルベルグ
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