#7 ネバーゴートゥーテーマパーク
ちゃんと書くのをサボっていたらもう世はゴールデンウィークが終わっていた。月日が経つのは早いなぁ〜と公園のベンチに座りながらしみじみと感じております。
ゴールデンウィーク。皆さんはどうお過ごしになられましたか?きっと世のカップル達は旅行に行って良い感じのホテルや旅館に泊まっておいしいご飯を食べたり、露天風呂とかに入ったりさ、部屋ん中でウフフキャキャキャッ的な事をしたんだろう。それかディズニーなんちゃらとかUSなんちゃらなどのテーマパークなんか行って、キャラクターの被り物を頭につけてアトラクション乗ってワーキャー言って、普段食べるお菓子より段違いに甘いスイーツとか分けあったりして、そんで一通り楽しんだ後はテーマパーク近くのホテルに泊まって「あ、ここにも隠れねずみいるー!!」とかはしゃぎにはしゃいでウフフキャキャキャッをしたんだろう。羨ましいな!チクショー!!はぁー。無駄な想像をしまい無駄に落ち込んでしまった。
そういえばテーマパークは高校の修学旅行以来行っていないかもしれない。特別“テーマパークに行きたい!!”とかいう感情は全く湧き上がらないけれど、1回だけしかテーマパークに行ってない人生はそれはそれで物寂しい様な感じがしてきた。「え?テーマパーク1回しか行った事ないの??そんなの人生半分損しいてるよー!!」なんて言われそう。“人生半分損している”というワードって凄いムカつくよねー。アンタの物差しで僕の人生の損得を決めるんじゃ無いよー!!と思う。僕が仮に2、3回テーマパークに行ってみて、「今まで1回しか行った事無かったのは人生半分損してたなぁ」と感じて初めて成立するのに、まだ1回しか行ってない時点で「人生半分損してるよー」なんて言われたら「うるせぇ!!」としか言いようがないのだ。まぁそんな事は置いといて、テーマパーク行きたい!!と思えないのは理由があって、僕は極度の人見知りなのだ。テーマパークなんて凄い人がわんさか居るもんだからその圧力に緊張してしまい、更にそこに“場所見知り”というマイナスの特殊効果が加算され、結果顔の表情は引き攣りだんまりしてしまうはずだ。このモードになっても世界的に人気なキャラクターに会える事と非現実的な建物の美しさへの感動はあるはずなので心の中では凄いはしゃいでいるけれど、顔は先程説明した通りの状態なので100%の確率で同伴者に「楽しいの?」と聞かれてしまうオチになってしまうだろう。それは同伴者に迷惑をかけてしまうのは分かっているので、なら1人で行けるかと聞かれたらたった1人であの人わんさかエリアに行ける程勇気は到底持ち合わせていないので結果テーマパークへ行く足取りがズンと重くなる。
そしてもう1つの理由が、テーマパークの約7割くらいのアトラクションがお化け屋敷やジェットコースターといった“絶叫系”が占めてる事にある。あれが嫌なの。僕は絶叫系が大嫌いだからテーマパークを100%楽しめない気がして100%楽しめないなら行く意味ないんじゃないかなと思ってしまうのだ。
何で絶叫系が嫌いかというと、高所とお化けが苦手という理由もあると思うけれど、“アトラクションと乗る側の立場が釣り合ってない”という点に腹が立つのだ。テーマパークでアトラクションを乗るってなるとやっぱりそれなりの金額がかかるじゃないですか。なぁ〜んでお金払ってまでして怖い目に遭わなければいけないのさ!って考えてしまうのです。こんな事を言うと少し冷たく感じるかもしれないけれど、この世の中は等価交換で成り立っている。僕自身が相手に何かを与えたらそれに見合ったものを受け取れるような仕組みになっている。例えばコンビニでお金を渡せばその金額分の商品を買う事ができる。それが金額に見合ってたりそれ以上の価値を見出せれば幸せな気分になり、逆に価値を見出せなかったら「こんなもんかー」と少し気分が落ち込んだりする。これは対人でも同じ事が言えて、相手から優しさを受け取ったならこちらもその方に感謝を返したくなるし、逆にとても腹が立つ事をされたら、こいつにはもう“何もしてあげたく無い”という感情になると思う。そんな風に対物でも対人でも等価交換でこの世は回っていると思っているので、それでです。同じ事を2回いう形になって申し訳ないけれど、なぁ〜んでお金払ってまで怖い体験をしなくちゃいけないのっ!!という考え方になってしまうのだ。
まぁ100歩譲って僕が何かしらの罪をしてそれを帳消しにする罰ゲームとして絶叫系に乗るならまだ分かるけれど、完全なるプライベートで「さぁ!休日を謳歌するぞっ!!」というモチベーションの時に怖い体験して気分が下がる事をしないといけないんだろうと!お化け屋敷なんてさ、考えてみて!そもそもお化け側が有利なスペースでライトとか何も持たずの身一つの状態で行くんですよ?!そりゃあ怖いよ!!怖いって分かりきってるところに行くなら、見てほんわか幸せ気分を味わえるキャラクターのとこに行った方がテンション上がるしいいじゃない!あとさ、パンジージャンプも酷いことしてると思うよ。飛ぶ前にお金を払っているのにも関わらずにさ、事故しても私達は知らないよー!みたいな契約書に署名してから飛ばなきゃいけないってもう考えられない。そんな怖い思いしながら飛ぶのに記念写真代はプラスで!なんでしょ?タダでしなさいよ!それくらい!!
ならその絶叫系のアトラクションを乗らないで爆笑を掻っ攫うカメと話したりキャラクターと記念撮影したりするだけでもいいからテーマパーク行きなよ!と言う方がいるかもしれないけれど、僕は貧乏性でもあるのでやっぱりテーマパークに行くからには7割くらいの乗り物に乗りたいという願望があるので、絶叫系のアトラクションを除いたアトラクションを全部コンプリートしても7割は乗れていないのでそれはそれでせっかく来たのに乗れないのかぁという後悔の念が生まれそうで怖い。そう考えてしまう自分も嫌だし、人で緊張して無言になって顔引き攣って同伴者を困らせるくらいなら行かない方が自分的には平和に生きていけるという結論に至ったのだ。まぁなんともくだらない話に付き合ってくれてありがとう。これは僕の話なので絶叫系もテーマパーク好きな方はこんな戯言には一切目もくれず絶叫系とテーマパークを楽しんでくださいませ。でもちょっと感じる絶叫系とテーマパークを100%楽しめる人への発散する事ができない悶々を抱きながらきっとこれから生きていくんだろうなー。ん?待てよ。結果テーマパークに行っても行かなくても結果辛いじゃないか!!