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好きな漫才師① ウエストランド

今日から僕の好みの漫才師(お笑い芸人)について、一組ずつ書いてみようと思います。

ウエストランド

一組目はタイタン所属の「ウエストランド」です。結成年は2008年、同事務所の日本エレキテル連合、キングオブコントでお馴染みのラブレターズが同期だそうです。一般の知名度はそこまで高くないですが、お笑い好きの間では有名なコンビです。僕はポッドキャストでウエストランドのやっている「ぶちラジ」というネット番組を偶然見つけ、それを機にファンになりました。ぶちラジは今でも続いており、現在も欠かさずYouTubeで視聴しています。

僕がウエストランドのファンになったきっかけはネットラジオ番組ですが、ウエストランドの最大の魅力はネタの面白さにあると思います。一時、井口さんの長いツッコミを活かした漫才でネタ番組に何度か出演していましたが、売れきることはできませんでした。賞レースでも何故か決勝に一度も上がったことがありません。キングオブコント、M1、R1のどれも惜しくもセミファイナリストで終わってしまっています。特に2020年のR1は敗者復活で惜しくも2位。ギリギリ決勝に上がることができませんでした。正直僕は決勝に上がれてさえいれば最終決戦に残れていたと思います。運がありません・・・

漫才スタイルの変遷

かつての長いツッコミ漫才は、コントに入ったうえで①河本さんのボケに対して例えツッコミで訂正(ハンバーガーを作る時間が女子のラインの返信くらい遅い)、②例えツッコミをした例えへのツッコミ(ラインの返信の遅さの言い訳へのツッコミ)③本来ツッコみたいものから逸れて、それに関係するものまでへのツッコミ(そういえば女子はひどい)をするというスタイルでした。ツッコミがツッコみすぎるスタイルは、ミルクボーイ(ボケへの訂正をした上で、偏見で言い過ぎな対象のあるあるを言う。「コーンフレークは煩悩の塊」)、ニューヨーク(例えツッコミの例えがミルクボーイより毒のある偏見。対象が人間であることが多い「音ゲー上手いやつ全員ダサい」)等の漫才に近いです。井口さんの長いツッコミはあるある要素が高く、ミルクボーイの内海さんと少しツッコミスタイルが似ていると思います。

↑昔のウエストランドの長いツッコミ漫才

現在はコントに入って長いツッコミをするスタイルを改良して、井口さんの長いツッコミを漫才の本流にする漫談・演説スタイルになっています。この井口さんの演説はやや過激で言い過ぎていますが、何故か説得力があります(ミルクボーイ内海さんと同じですね)。ボケの河本さんは殆どボケず、常識的な聞き役として井口さんの行き過ぎた言動を否定します。もはやツッコミとボケが逆になっています。また、井口さんの演説する内容はイケてる男女への僻みからくるコンプレックスから来るものであり、自虐的なものが殆どです。M1 2018で上沼恵美子さんがギャロップの漫才に対して自虐は基本的には受けないと批判しました。偶然にもギャロップが決勝戦で披露した漫才と似た設定のものを、ウエストランドも同年のM1の敗者復活線で披露しています。ツッコミがモテそうにないボケを合コンに呼ぶのですが、自分に自信のないツッコミはそれに参加したくないと反論します。ギャロップのツッコミ林さんは、自分のことをババ抜きのババと言いながら拗ねます。一方井口さんは、自分のことをキン消しのハズレだと言いながら怒ります。上沼さんはギャロップと比較して、ミキに対しては自虐が突き抜けていると評価しました。僕は井口さんの僻みツッコミはミキのような突き抜けた自虐の方だと思います。ミキの様に自虐を怒りで表現しているからです。

これからの賞レースは?

僕のウエストランドの好きなネタは「合コン」、「イケメン」、「いろんな糞職業」です。どれも上記した井口さんの演説型の漫才です。(いろんな糞職業は話題のフリで河本さんがボケている(ミルクボーイの漫才の構造とほぼ同じ)ウエストランドは近年、M1研究者であり2回決勝進出経験のあるゆにばーすの川瀬名人にアドバイスをもらい、オーソドックスなコント漫才もいくつか作っており、僕もそれを拝見しましたが、然演説型の漫才の方が面白いと思いました。M1 2019以前の審査(決勝まで)ではオーソドックスな技術の高い漫才が評価されている節がありましたが、M1 2019からはウケればなんでも高評価にするよう、審査基準を変えたと噂されています。(小道具を使ったすゑひろがりず、歌ネタを披露したニューヨーク等の決勝進出からも推測される)準々決勝で敗退してしまった川瀬名人も、その傾向を把握したようで来年は絶対に決勝に行けると宣言したそうです。是非このスタイルを曲げずに貫いて、今年こそは決勝に残って欲しいですね。

↑昔の漫才に比べて、表情や動きも不自然さがないですね。

井口さんの漫談は2019のR1でもかなりウケていましたが、ギリギリ決勝進出を逃してしまいました。漫才とシステムは違いますが、本人が思っている不満を怒りながら演説する点では本質は似ています。(漫才と比べて自虐よりも世の中への小さな不満が多い)ただ、披露の前日に急いで作ったらしいので漫才に比べて粗が目立っていたのかもしれません。しっかり作り込んでいれば決勝に行けたかもしれません。

ウエストランドの展望

ウエストランドにはこの先も賞レースに挑戦し続けてほしいです。もう少し辛抱すればファイナリストになれると思います。うまく漫才をコントに落としこんでもう一度キングオブコントにも出場して欲しいですね。(一度準決勝に行けているので)また、ネタ以外にも井口さんはマインクラフト・河本さんはキャンプの動画をyoutubeに上げています。あまり再生数は奮っていませんが、マインクラフト内でのラジオ収録やネタ披露はかなり面白い試みだと思いました。今はウエストランドファンしかそれらの動画は見られていませんが、マイクラファンの目に留まればバズる可能性は大いにあり得ます。現に、井口さんはかなりマイクラの知識が豊富です。よゐこに続いて第二のマイクラ芸人になって欲しいところです。こっちの方面から売れる事もできるかもしれません。井口ビール部にも期待しています。

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