崩壊

よどんだ今朝、他愛ない結末にたおやかに迫る季節の折り込み、アンニュイと想起させる面影が羽ばたき、配される愛から離反し、はびこる悪意が降り注ぐ憂鬱な悪路、堅牢な意思と倦怠感、もうすでに監視し合っているのに圧迫される後先に後腐れある物事たちに統合されるための豊かな世界などに、豊かさなどはなく、あるのは枷と不確かなものばかりであり、物分かりの良いように演じては、度重なる不幸を復旧させ、さびれる意識は神経質そうに遭難しては、散漫たる今に希望すら損なわれ、素知らぬふりして近づく悪意は今を定期的に苦しめ、利己的に迫る意識は、狭い世界の中で同等なものを謳い、ただ奪い合うために迫る幼稚な仕組みに、要領よく生きるための秘訣などな卑屈に迫りながら、怯える意識は絶え間ない苦しみの中で復活されるものにねじ伏せられては、今に手なずけられ、懐かしほどに加速する欲望が歯止めもなく波及しては、はびこる悪意が配備され、苛むほどにわびしく募る行方が塵芥を吸収しながら、しなびた意識は痺れを感じ、脳内を攪拌させるような悠遠から肥大化する苦悩が不思議そうに傍観する現実が強要する正しさなどに擦り寄り、名残惜しそうに迫る悠然とした自然が狂気的に変化してゆく経過を前衛的に書きなぐることが、良いものを生み出す秘訣などと、金言は起源をこじらせ、あたかも認められ、値札をつけられることが、芸術の答えなどと謳う原理を壊すための芸術へと進化してゆく意識的な破壊性に制約などはいらず、契約などは軽薄なものであり、そこかしこで迫害などを生んでは、白日の下にとろけるナーバスの愛が時間をふやけさせ、詩的なノイズを蛇行しながら、行為もともとのものを弔い、運動的に動くものなどは、所詮は動かされているだけにすぎず、そこで過ぎ去るだけの幼稚な目的は衝動的に加速しては、意識に枷を嵌め、今に邪魔になるばかりのものが、なあなあになり、やがてはすべてに諦観を授け、意思に枷を嵌め、誇大妄想に浸り、至らぬままに消費され、逍遥し続ける先では対立を生み出し、謳われるものを崇め、あいまいなままに凌ぐ先々では、退廃などを謳い、自由を強調し、扇動しては洗脳するものなどが謳う真実などに、真実などは存在すらしない。

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