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思想家の休日

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#真理

高揚感

高揚感

徹底した指導者として徘徊する街、真理を掌る動機を旋回する数多の罪を刈り取る合口、合皮で出来た世界を撫でる指や、原始的な進路を突き進む足、都会の瘴気により、麻痺した鼻や、痩せた街路樹を眺める窪んだ目、古いパソコンを弄る女神たちが、歌う原理的なものを、模倣しては、あたかも、自分だけが、正解のような顔をして、真理に基づかないものを、自らのエゴにより、操作する幻想の最中、カタルシスに至らせるための策略に寄

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逆流

逆流

朦朧とした根源の検索履歴を弄り、逍遥し続ける意識的な忘我を吸い込むブラックホールを、クラッキングした先で産まれた赤子の臍の緒の中のワームホールを使い、違う宇宙にたどり着いた頃には、このすべてのデータを扱いながら、肥大化する真理を詩的に解読し、改ざんされ続ける悪の権化のようなものを打ち倒し、シャム双生児の神との対話のために、互い違いになった自己が謳うまやかしの数字から別離を終え、利害関係なんてものの

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完成

完成

凄腕のハンターが住まう希望の城、膨張する真理を着込んだ宇宙の母、花束かかえたシンドロームがひるがえす明日の裏側に住まう紀元前の愛、派手好きな子の怒りの矛先、まるでラビリンス、及ばぬ力、汚れた体、儚さに散った意味も、チクタクなる更に、旅路は、バタバタ持論をまさぐり、教科書通りの壁や、カフェインの汗、因果律を乗せた河馬や、バカラのグラス、怠惰なタトゥーを彫り込んだ明日への恨み、散らばる世論、銀河団を超

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夜露

夜露

夜にもつれる真理、レトリックの中を埋め尽くす空白、過ちに集う恋人たちが縫い合わせた瞬間が、やがて、永遠に変わり、磔にされた午後や、豊かさを捨てたことによる誤りや、肯定すべき今ですら、諦観させるだけに至らせるような制度に、未だに従うだけの理想を打ち砕き、理性がなんだ、と、うそぶく連中の思惑に嵌らずに、たび重なる苦しみを超越し、利己的な自らすら、打ち砕くのであり、単なる破壊ではなく、創造のための、立派

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高遠な基礎

高遠な基礎

高遠な主観に生える木々、見た目ばかりの君たちの主義主張なんてものを、加速させる真理、星を詠む感触、あらゆるヒエラルキーのゆりかご、伝説に住まう主観のチュアブルを口に含み、銀行が謳う絶対的な価値の番犬たちを打ち倒し、創造的な深夜に帰巣する鳥たちのリズムや、空疎な自己が孕んだ夜の退屈などを飼い慣らし、仰々しい結末に降り注ぐ酸性の雨や、陰鬱な焦土がもたらす暗い呼吸、便宜的な胎動や、受胎告知を終えた朝、サ

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夏の模様

夏の模様

ばいばい夕焼けまた明日、と、喉笛鳴らす君、平伏す気は、さらさらないから、度重なるエゴをお許しください、と、クレーター、ニヒリズムの庭にぶちまけられた汚物やサファイアや、イエローダイヤ、抉り取られた腹を見る鳥や、ささやかな幸せすら潰えた後、寂寞に馳せる思いが記憶を啄み、がんじがらめになった帰路や、無くした動機、放棄したい面影や、切ない背中、ないがしろにした翅や、通り抜ける風、仮想現実の中での能動的な

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敏感

敏感

散々な結末を屠る闇、遠退く悩み事や、そこかしこで交換されるだけの愛、たちまちに迫る動機が、自覚する前の確かな精神に繋がれて、基礎を謳うだけの動機の奴隷として、蓄積する可能性を捕食するストーカーたちの群れ、寄贈された真理を突き破る角を用いて、モチーフとされるものや、モニュメントになってまで、その権威を吐き出す権力装置としての、罪や憎しみの膿、規制され、制限ばかりを生み出してまで、奪い合う精神の帰路、

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齧る

齧る

二度と来ないその恋も擡げた、春は磊落、砕けた音符や、オフラインのままの君、豊かさの演奏であふれて、道筋も適当で、出来合いの真理を崇める人々の群れ、森羅万象に備わる独善的な手法に毒される前に、健気に飛び越える値やら、愛玩やら、相対するものなどなどが、絶えず衝突し、互いの形が無くなるまで、ただただ、ぶつかり合うことでしか、その存在の確かさという、足枷から逃れられずに、引き摺る足が、退廃的な街並みを通り

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むくむくの身体

この世界は食べごたえがあるらしく、君は無垢な歯で、この世界をガリガリかじる。この血を煮えたぎらせ、没落したい、と願う私に迫る忌々しい結末に屠られるために謳われた理由からの決別を終え、退屈な概念なら瞬時に消し去り、獅子奮迅の活躍を続けるために書き続ける先には敵すら居らず、なにかを選ぶ暇すらない。真実などは誰にも見えておらず、見落としてばかりいて、見え透いた嘘を信じ込んだり、混濁する頭の中で回転する過

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呆ける

やってはダメだ、と言われても、やってしまうのが人間であるし、そこでの行いにも責任など持てず、少しの気の緩みにより、絶えず死へと駆り立てられ、今を生きるなどと、短絡的な発想や、謳い文句により、そそのかされた者たちは、大したことない、と騒ぎ立て、遊び呆けることこそが、この生きているということの醍醐味などと、散漫な意識はカタルシスに至るためだけに、発散されるべきなのだ、と惰性にうごめき、大差ないものを愛

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破損

正解すら持たぬし、モラルも要らぬ、ただ有する価値などは、誰かや何かを強請るためのものであるし、あらゆる偏見や差別の中で忿怒するだけに至るような憤懣を瀰漫させ、不満足に至らせる、と語れば語るほどにかたよりは生まれ、今に膠着し、過去を引きずりながら、女々しくむすばれる先々では、詐欺まがいのものが横行する。そんな中での正しさなどは、正しくしようとすればするほどに、すがるだけの命は、たちまちにからまり合い

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素敵な始まり

素敵な始まり

ルサンチマンが生む死の連鎖、ザラつく旅、君から見れば、私などは些細な通り道であり、別れしまえば、単なる思い出になるか、はたまた思い出にすら残らないだけの些細なこと。なぜ、ただ高いからって凄いのだろう?ということすら考えないでいられるのが不思議でならないし、ただ、終末の日に向かってドライブしてるっていう感覚が押し広げる世界などに、大した価値なんてない。君が思うことのほとんどが重荷に変わる、と羽根が溶

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確かなもの

織り込まれていく先々で対立を続ける自己が利己的に迫り、価値観などを押し付け、今に制限を与える。立場などを保ち守るためだけに現れるためらいにより、普遍性とはおびやかされ、おびえるあまりに、与えられたものでしか測れぬような生き方にそぐうほどに、偶像崇拝などを続け、定理に基づくものを信用すればするほどに、自分というものを見失い、自らを物質化し、売り買いに転じる。加工された真実、真理を捨てた猫と永遠を捨て

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荘厳な尺度

みんな短絡的に研鑽されて、多目的なものに飲み込まれて、確かさなんかを足枷にして、自らをがんじがらめになる。利用されるだけの人々が求める報い、快楽的な感染を加速させ、次々と増えて行く痛みが、かけがえのないものに思えるの、と病んだ君が加速し、過去からここまでの距離を測ると、あっという間に老いてしまい、すべてはみすぼらしく変化する、と流布する君すら、すぐさま老人に変化するのであるし、あらゆる変化を受け入

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