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思想家の休日

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2021年8月の記事一覧

はじまり

壊滅的な君の日々に注がれる太陽、有する記憶に沈殿する思いが消費する物事、狡猾な論理が締め付け、全体主義に占領される君の些細な結末に結合されていく道理のようなものに支配され世界はどんどん消費される。禍々しい光が輝く街に収納されていく記憶、何かに恋焦がれていたものも、年老いれば諦めに変わり、数字だけに攻め入られる生命は、今に苦しみを抱え、理不尽な罪に囲われ、身動きもとられなくなる。馴れ合いが深める不安

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ひっくり返す

原理的な愛にぬれ、腐敗した心臓を温めて、瘴気を晴らすような太陽を待ち、みずみずしい思いが改革をめざして、めざましい飛躍を遂げて、トゲトゲした感情も丸くなって、温もりあることとは、素敵ではあるが、薄気味悪くも感じてしまうようなアンバランスさも豊かさの証拠だ、と誰も愛せないくせに、なにか愛せてしまうし彼らや彼女らの多目的で、集中するのかけらもない永遠に隔離された状態で受信する今が、意味もなく、制限もな

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感情

乾燥した器に生命を吹き込む作業を続け、摩耗した世界で保つべきものすらなくなり、長らくに攻め入るセンチメンタルな物陰や、そこでアンニュイとして腰掛ける小動物たちの慟哭や、いつ散るかもわからぬ命です、と祈りを続ける君の手、肥大化する思いの純度や、散り散りになった意識の結晶を集めて、定期的に生まれる恨みつらみなどを乗り越えて、のらりくらりと人を裏切りながら、カタルシスになんか至るために、至らぬ思いを加速

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活路

活路

靴の底にはりついたガム、君は最低だ、と嘯く間の結末に酔いしれ、今にジレンマを抱える。地球が抱える超巨大な蕁麻疹たる人類云々と憤怒するうまくいかないことを、責任転嫁し、自らの痛みが抱えるペシミズムを解消せずに、ためこむ怒りとは、偏りを絶えず生み出す。踏み外した君のヒールの音、夏の終わりに帰依する坊主たちのマントラ、幽体離脱を繰り返す夜、希望も盗まれ、自分たちの保身にばかり走るのか人間であり、所詮は人

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偶然

何にも服従しないで真理を裏切り、裏返るすべてを黒く塗りつぶす。逆子の傘をひけらかす流行したものに寄り添うあの子、抱擁される観念と君の爪痕、満ち足りないからと破棄された彼女たちの苦痛の証拠や、リリカルに結末を綴る私の仰々しい末路、墨汁の雨が降る何か芸術的な瞬間、迎撃される鳥たちの悲しみを詰るためのネットワークのクソ、アクセスを多重にまぶしたケーキの味、足跡をかき消すために軽快な嘘をつき続ける私の最愛

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正義の犠牲

誰もが褒めることを辞め、否定的で過激な催し物に参加して、叫べば叫ぶほどに軋轢を生み、世界的な溝は深まるばかりであるし、あらゆる苦痛を復旧させるためのコードを打ち込んで、混乱を招くための魂胆が分配すべき希望も生み出せないで、所詮は自分のためだ、と批判するための道具と偶像を探し歩いて、支配的な連中が示唆するものに偏りを示して、自分の意見すら持たずに、ただ流されているに過ぎない者は偏りを生み出すだけであ

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緻密

誰かの罪や痛みをけしかけられた命、自分のことのように感じる痛みにより消し去られた過ち、蓄積する痛みに耐え切られずに言い訳ばかりの日々が駆逐する今にちらつく君の顔、散りばめられた優しさを踏みつける誰かのカオス、怪訝そうな人々、ただ意味なんてものは集められて出来たものであり、あたかも価値があるかのように崇められ、奉られ出来たものにすぎないし、ただ今を締め付けるものばかりであるし、あたかも良いもののよう

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行進

とめどない怒りと呪いの侵攻よ、耽るだけの君に交わる理念の退屈よ、群生する真理を摘む君のか弱い手よ、ただ悴む自覚は冬に耐え切られずに、閉塞的な部屋で自らが散るのを待ち侘びるだけしかあり得ないような世界からの離婚を終え、コントロールされないために自らを混沌に巻き込むものを振り解く。腐敗した機能を操る策士どもの悪趣味な支配にのらりくらりとしながら、しなびたシナプスを昂奮させるために、忌々しい欠如などを謳

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分断

正しさという曖昧さに騙されてまで、まだまだいばり散らす君たちの尺度に挟み込まれた名ばかりの自由が打ち出す理由に利用され、どこまでも従順なものに価値は与えられ、あたかも価値があるかのように仕向けることに市民権は与えられる。連帯感から即座に放たれ、誰も信用せずに自らを自覚する。あらゆる方便が加工した、閉塞的ない無機物に囲われ、呼吸することすら次第に忘れる。個性的なケモノが闊歩し、進撃し続ける意識が、何

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完璧

定義されるものに吐き気を催す彼女の慟哭、瞳孔の真裏で敷衍する普遍的なものへの憧憬、ヘラヘラしている男の隣りで、むずかしい顔をした彼女は、別れを確信すりる。蓄積する筋書きが饐えた匂いを孕んだ夏の朝、畜生たちがうごめく試練、身体中は落書きだらけで、徒に消費した精神はズタズタで、怠惰な感情には似つかない筋肉の鎧を身につけ、年老いて、錆びついていく忌々しい現実から逃げ回るように、自分に嘘をついて、若作りす

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消費的な恋の密度

心許ないもたつくだけの私たちの悔悟、修羅をひたむきに走り、理念などを放棄し、あらゆる愛の卵をそだてる鳥たちの鳴き声、観覧車では感覚が麻痺したグノーシス主義みたいになってしまった彼女が肥大化する妄想とリビドーに打ち勝てずに、ただ愛するという技術すら喪失し、意識を漂わせる。与えられたものと踊る彼女が得たものは、腰のあたりを嬲る鈍麻な刹那であり、乖離していく彼女は、理解を得ようなどとは思わずに、違う自分

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軽快

ふかふかな世界をもう一度愛してみよう、と嘯いて、巻き込む風や、巻毛のあの子にふれながら、敷衍する意識の洪水に飲まれて、リフレインする真実や、深層心理を運ぶ運び屋や、社を傷つけるストリートの連中の退廃的なモジュールとしての役目を果たす義務的な奴らの加速器によって生まれた反物質をはんぶんこにしながら、しなびた世界にビンタして、早く目覚めろ、と叱咤激励しながら、シンクロする意識の黒幕は暮れゆく意識の中で

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偶像

星を食べる悪魔たち、輪唱される原始的な言葉が降るコケティッシュな夜、動物たちの怒りが世界中で猛威を奮い、紛失した和やかな過去なんてものは粉微塵になり、理由も理屈もいらなくなり、くたばる隙間から現れる運命がきらびやかに鳴り、うだる暑さを超克して、チョコレートみたいな胞子に乗り、倫理的なものを促し寝返るだけの日々に帰宅する家なんかなくて、ただくたばるのを徒然なるままに待ち侘びているのです、と竹林でカタ

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凄艶な制限

犠牲的な制限を生むだけの季節的な搾取、おおらかな青春に打ちひしがれる悪趣味な君の手紙からこぼれる怠惰な結末、多面体を保てなくなったビル群が崩れ去り、やがて多様な宇宙で高揚する意識が開花し、次々と種子を運び続ける風により、違う惑星に自分に似たような花を咲かせる。あらゆる奇跡を謳う政府の屑や、モンシロチョウの飛ぶ風がやがて違う世界を滅亡に追いやるような力やらが平すために、怠惰な意思を引きずりながら、延

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