株式会社コンシェルジュ|「KUZEN」 絶後のノーコードプラットフォーム。対話を自動化して世界を変える
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株式会社コンシェルジュ|「KUZEN」 絶後のノーコードプラットフォーム。対話を自動化して世界を変える

「お客様からのお問い合わせが多く、カスタマーサポートで対応しきれない!情報の入力や整理も大変…。」

「経費精算、勤怠管理、契約の受発注、社内システムが多過ぎて手続きが複雑!バックオフィスも質問対応やルーティン作業に追われている…。」

こんな社内外の課題を解決するのが、ノーコード対話AIプラットフォーム「KUZEN(クウゼン)」

高機能でありながらノーコードかつ感覚的なUIデザインで、初期構築から運用、改善までをベンダーに頼らずスピーディーに対応することが可能です。

そんな「KUZEN」を開発・提供する 株式会社コンシェルジュが、この度4.5億円の資金調達を実施。

マネーフォワードシンカも、ファイナンス、広報などをご支援させていただきました。

今回は 株式会社コンシェルジュ代表の太田さん に、「KUZEN」や今回の資金調達についてお話をおうかがいしてきました。

ご自身も投資銀行出身の太田様が、マネーフォワードシンカにサポートを依頼された背景なども、是非ご参考ください。

登場人物

太田 匠吾(おおた しょうご)
株式会社コンシェルジュ代表取締役CEO。
東京大学大学院農学生命工学研究科修了。JPモルガン証券投資銀行本部にてM&Aアドバイザリー業務に従事したのち、産業革新機構にて多数のビッグデータ解析・人工知能スタートアップ企業へのVC投資を経験。2016年、株式会社コンシェルジュを創業し、代表取締役CEOに就任。

藤井 大地(ふじい だいち)

マネーフォワードシンカ株式会社。資金調達のアドバイザリーを担当。

甚野 広行(じんの ひろゆき)

マネーフォワードシンカ株式会社。資金調達のアドバイザリーを担当。

最初の事業は●●?ノーコード対話AIプラットフォーム「KUZEN」誕生の背景

ー まずは、メインプロダクトである「KUZEN」が誕生した背景を教えていただけますか?

太田:実は、起業当初は「特許調査」という全く違う事業からスタートしたんです。

僕の両親が弁理士として特許事務所を経営していて、その手伝いをしていた時期もあったり、前職の産業革新機構でも、知的財産ファンドのプロジェクトに携わったりと、とても身近な分野でした。

あと、特許が関わる「新技術」「新商品」などが、個人的にすごく好きなんです。なんだかワクワクしますよね。

そういった縁や興味があり、最初に立ち上げたサービスは「特許調査のクラウドソーシング」。具体的には、世界中の調査員に向けて案件を投げかけ、各分野の専門家が調査を行うというもの。集合知によって調査のクオリティを上げることを目指したのですが、これが中々大変で。

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株式会社コンシェルジュ代表 太田さん

ー すごく便利なサービスに思えますが、何がネックになってしまったんでしょうか?

太田:プラットフォーマーとしてスケールするのが難しかった点ですね。

「特許調査」なので、案件の内容は専門性も高くニッチな内容で、僕も全くの門外漢。世界中にいる調査員は当然その道のプロフェッショナルなのですが、プラットフォーマーである僕が依頼主との間に入って説明をする中で、専門知識の不足をカバーするために、何度もやり取りをすることになります。

半年程運用したところで「あれ。このままでは(両親の経営する)太田特許事務所の支部になるだけなのでは…」と気づいて(笑)

甚野:確かにそうなってしまいますね(笑)

太田:そこで次のチャレンジとして選んだのが対話AIプラットフォーム、チャットボットの事業でした。

実は最初の事業と無縁でもなく、以前から特許調査には文章の自動判定の技術が必要になると考えていました。そうでないと、いつまでも人手や時間がかかってしまい、対応できる量にも限界が出てしまう。そのためには、自然言語処理の技術が必要ですが、それは広い意味でチャットボットの技術にも繋がります。

そういった中長期的に興味を持って取り組めそうか、技術的に困難でチャレンジに意義を持てるかなどを考えて選択したんです。

あとは、BtoBの事業が良いというのもありましたね。

僕も共同創業者の白倉も、根が真面目で堅実なタイプなので、BtoCですごく尖ったサービスで爆発するみたいなのは無理そうだよね…と思って(笑)

藤井:そういった感覚も重要ですよね。まさに投資家への説明時にも、一見派手な説明よりも、着実な成功ストーリーやありのままの姿をしっかりお伝えする方が合っていると感じました。

「複雑な要望を叶える高機能」と「誰でも使いこなせるユーザビリティ」を両立したサービス

ー 実際に「KUZEN」の開発を開始されてみていかがでしたか?

太田:1番苦労したのは「クライアントが使いたくなる(高機能で魅力的)」と「クライアントが使いこなせる(ユーザビリティ)」を両立させることですね。このチャレンジに、予想よりも時間がかかったなと思います。

ノーコードで革新的なサービスであれば、それは多くの人たちに愛されて自然と広がっていくようなプロダクトが理想です。例えば、かつてのEvernote、Dropbox、Slackのようなイメージですね。

しかし、その理想は実現しようとするととても難しい。この点は、まだ発展途上ではあるものの、僕たちがこだわって試行錯誤を積み重ねてきているポイントです。

ー だからこそでしょうか。「チャットボット」と言っても様々サービスがありますが「KUZEN」を導入されたクライアントの声には「欲しかった機能がある」「ITの知見がなくても感覚的に操作できる」などが多いですね。

太田:そうなんです。実際のクライアントの状況を想像すると、チャットボットを導入してずっと同じ形で運用するということはまず無いんですよね。

人が増えたり、必要な役割や機能が増えたり、様々な変化があるのがビジネスなので「KUZEN」も1回設定して使ったら終わりではない。

あとは、純粋に「やってみてわかる」ということも多いですよね。クライアントに「チャットボットのように、リアルタイムでユーザーとやり取りをするような仕組みを作ったことがありますか?」と尋ねれば、ほとんどのクライアントが「No」と答えると思います。

だからこそ、開発した後に「イメージが違うな」とか「もっとこうした方が良かったかな」ということが起きます。

そういった機能を修正したり追加したりする時に、その度にフルスクラッチでSIerに依頼するのでは、費用も時間もかかってしまいます。

それをクライアントが自分たちで対応できて、スピーディーにビジネスサイクルを回せるのがノーコードである「KUZEN」の強みです。

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ノードと呼ばれるボックスで質問の回答、条件などを定義し
矢印でつなげていくだけで構築ができる。

太田:そして最終的には「プロダクトが良い(欲しい機能が備わっている)」と選んでいただけることが多いです。

藤井:それは素晴らしいですね。

太田:実は、新しくチャットボットを導入しようというタイミングでは、「KUZEN」が候補に挙がらないことも多いんです。知名度については今後の課題ですね。

一方で、すでに何らかのチャットボットを導入されていて、リプレースを検討されているクライアントからは、比較検討の対象になると高確率で選んでいただけます。

リーズナブルなサービスを使われていた方からは「こんなに色々な機能があればやれることが増える!」、フルスクラッチなどコストをかけて運用されていた方からは「コストも下がって自分たちで設定変更がこんなに簡単にできる!」、と喜んでいただけるケースが多いです。

大企業向けの機能とカスタマイズ性、そしてユーザビリティを追及してきた成果が出ているのかなと思います。

「自分自身にもファイナンスの知識はあるが…」マネーフォワードシンカに相談した理由

ー 今回の資金調達では、どういった経緯からマネーフォワードシンカにアドバイザリーを依頼いただいたのでしょうか?

太田:僕以外に、社内で一緒にファイナンスを進められる者がいなかったというのが大きいですね。

僕が投資銀行出身ということもあり、これまでの調達はほぼ1人で進めてきたのですが、今回は金額も大きくなり、これまで以上に投資家の方々との専門的なやり取りも増えるので、プロフェッショナルの手を借りたいと考えました。

その中で、マネーフォワードシンカにご相談した理由は、まずは皆さんのバックグラウンドと人柄に信頼が置けたからですね。

金坂さんはじめ、担当してくれた藤井さん、甚野さんは皆さん投資銀行を経験されていますが、その経験の中で培われた当たり前の仕事レベルや専門知識をもたれていることに、安心感を持ちました。プロフェッショナルの言葉や要求がわかる人でないと、コミュニケーションが取り難かったり、アウトプットのイメージがズレてしまったりすることもありますので。

また、サービスの内容としても、僕の経験などをわかった上で「太田さん自身にファイナンスの知識もあるので、高いコストをかけてフルサポートするよりも、必要最低限の本当に必要なサポートを提供する方が良いのではないか」と提案いただいて、そういった点も良かったです。

ー 実際にサポートを受けてみていかがでしたか?

太田:期待通りでした。客観的な意見をいただきつつ、ディスカッションしながら投資家に向けたアウトプットなどを一緒に固めていけたのが良かったです。

例えば、今後の事業成長についてどのレベル感でアピールすべきかなどについても、僕たちの事業やキャラクターなどを踏まえて、派手に見せ過ぎず堅実なモデルをお話して、そのままの姿で投資してくれる投資家を探そうなどのアドバイスをいただきました。

その上で「この方がキャラクター的にもコンシェルジュにフィットするのではないか」「コミュニケーションを考えると、この方は少し戦略の方向性が合わないかもしれないですね」といった、投資家の方とのマッチングにも意見をいただけたのが良かったです。こればっかりは、1時間の面談だけでは自分たちで判断できなかったり、把握しきれない部分なので、すごく助かりました。

ファイナンス以外にも海外拠点開発であったり、広報、労務など他のトピックについても、人を紹介していただけたり、お話をうかがえたことも良かったです。

藤井・甚野:そう言っていただけて良かったです!

太田:お2人の前で言うのも照れますね(笑)ありがとうございました。

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全ての人に「コンシェルジュ」を。対話の自動化で公私の課題解決をサポートする

ー 調達資金の使い道も含めて、今後の展開についても是非教えてください。

太田:目の前の施策としては、採用、特にカスタマーサクセスを強化したいですね。

現時点でメンバー40人ほど、その半数以上が開発メンバーという体制でやってきました。先ほど「知名度」の話もしましたが、まずはチャットボットを検討する際に「KUZEN」を想起してもらえるよう、僕たちのことを知ってくれる人を増やしたい。そのために、ビジネス側のメンバーを増やしたいと考えています。

サービスとしては、僕たちは社名の通り、チャットボットに留まらない「コンシェルジュ」のようなサービスを目指しています。

単なる「質問応答自動サービス」ではなく、むしろサービス側から「そろそろ経費精算の時期ですよ」とか「以前チェックしたワインがキャンペーン価格になっていますよ」など公私共に先回りして提案してくれて、その後の対応も全部チャット上で完結するようなイメージですね。

僕たちは「自動」と「有人」の両方のプロダクトを持っていますが、今は前者のニーズが高いこともあって、そちらに力を入れていました。実際はそれぞれに得意分野があるので、そのハイブリッドを極めていくことで、サービスを発展させていきたいです。

例えば、インサイドセールスなんかも、もっと効率的できると思うんです。Webサイトにユーザーがアクセスすると、すでにそのユーザーの情報が把握されていて「〇〇様、先日はイエローのTシャツをご購入いただきありがとうございます」というような反応ができる。

対面リードでは、すぐにユーザーの詳細や温度感をつかむのが難しいですし、そのユーザーの情報がデータとしてあったとしても、それを検索して調べて商談に入ると思いますが、その工程を自動化することでどんどん効率化することができます。

BtoBの場合も、通常だと、メールで問合せが来て、それを返信して、日程を決めてという過程で数日経過してしまうこともあると思いますが、それがすでに自動でやり取りされていて、すぐに商談に入れると、本質的な作業に時間を使うことができますよね。

ー それが実現したらすごい!今も「KUZEN」は色々なサービスと連携していますが、今後益々便利になりそうですね。

太田:自然言語処理の技術や、有人サービスとの組み合わせで、解決できる課題やビジネスの枠はどんどん広げることができると思っています。是非期待していてください。

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コンシェルジュでは、カスタマーサクセスをはじめ、開発からバックオフィスまで複数のポジションで仲間を募集中です。
ご興味を持っていただけた方は、是非お問い合わせください。
マネーフォワードシンカは、資金調達、IPO、M&Aなどの
アドバイザリーサービスを提供しております。
ご相談がございましたら、お気軽にご連絡ください。

インタビュー・文・構成/苞山 美香

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