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掴み取った幸運やいただいた恩は、仕事を通して他の誰かに分けたい。熱い想いで考える名古屋拠点でのチャレンジ

マネーフォワード採用公式

今年1月に名古屋にオープンした、マネーフォワードの新しい開発拠点。オープンのタイミングでマネーフォワードにジョインし、新規事業のプロダクト開発を行う山中さんにインタビューしました。

名古屋で生まれ育った山中さんが考える、これからの名古屋と、名古屋でのキャリアを考える人たちへの想いが溢れる素敵なお話しです。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

【プロフィール】
山中 良太 / Ryota Yamanaka
名古屋生まれ、名古屋在住。大学院休学中、プログラミングの実務未経験でベンチャー企業にジョインし、2022年1月にマネーフォワードに入社。新規事業のサーバーサイドエンジニアとして活躍中。

学生時代は建築に没頭していた。最初の偶然が運命の出会いに

ー それでは早速ですが、これまでの経歴を教えてください。今はエンジニアのキャリアを積んでおられますが、学生時代は建築を学んでいたんですよね?

山中:そうなんです。大学4年間と大学院で2年間、建築を学んでいました。
所属していた研究室は、「人の場」を作ることがテーマで「建築を通して、社会をより豊かにできないか」という視点でさまざまなことを考えていました。
建築というと、アート的なデザインを生み出すものももちろんありますが、僕がやっていたのは、どちらかというとコミュニティデザインに近い文脈でしたね。

大学院は別の大学の院に進学して、建築デザインという枠組みを少し離れ、建築の言語化ということについて研究をしていて、「建築家の使う言葉から建築を紐解く」という、ちょっと変わったことをやっていました。

大学も大学院も、王道の建築設計ではない文脈でデザインを学んでいたので、新しいデザインとはどうあるべきか、ということをずっと考えていたんです。なので、建築の思考プロセスを学んでいた、という感じですね。
在学中に二級建築士の資格も取得したものの、全く使う機会はないんですが(笑)

ー なるほど。割と、建築という学問の中でもディープなところを学んでいたのかと思うんですが、どういう経緯で今のエンジニアという仕事をすることになったんですか?

山中:実は、大学院の卒業を目前にして、適応障害という病気になってしまったんです。もともと、建築に関しては楽しくて学んでいたはずなのに、いつの間にか「6年間も学んできたんだから」と思うようになっていて、「やらなきゃ」という気持ちでなんとか頑張ってやってきたようなところがあったので、かなり無理をしていたんだと思います。
ストレスが原因だったんですが、親の勧めもあって1年間休学することにしました。それでそのまま、逃げるようにして建築に関わるのをやめてしまったんです。

その時に、立ち直るサポートをしてくれた方々から「まずはやりたいと思えることをやりなさい」と言われて、その一つがプログラミングでした。
ただ、当時はWeb制作のような、デザイン寄りのことから手をつけはじめました。自分の力を生かすことができて、でもこれまでの経験とは少しずらした領域から学びはじめれば、仕事にできるのではないかと思って。
それで、アルバイトという形で少しずつ経験していった感じです。

その頃に運命的な出会いがありました。
名古屋で開催されたオープンソースカンファレンスの懇親会で、たまたま目の前に座っていたのが、マネーフォワードにジョインする前に働いていた会社の上司だったんです。
ちょうどWebの制作が楽しくなっていた頃で、領域を広げてアプリの開発もやってみたかったんですが、独学だとなかなか難しくて。なので、アルバイトやインターンという形で、現場で学びたいという話をしたところ、その上司が僕を引っ張ってくれて、それで前職の会社にアルバイトとして入社しました。
最初は週に2、3回出勤するところからはじめて、その後、正社員として採用してもらうことに。

会社に「すごくいい子を見つけたから」と推薦してくれて、その頃の僕は未経験だったんですが、「僕が育てるから」と言ってくれて。

ー それは本当に運命的な出会いですね!

山中:はい、タイミングよくチャンスをものにできました。

自分の市場価値が知りたい。転職ドラフトで再び運命の出会い

ー その会社には、Webエンジニアとして入社したんですか?

山中:そうですね。最初はデザインの知識を生かしたWeb制作の仕事をやりながら、並行して自社アプリの開発にも携わるようになりました。

ー 当時未経験だったということですが、どのようにしてプログラミングを覚えていったんですか?

山中:入社したばかりの頃は、僕が独学で勉強したのとは別の開発言語を使う必要があって、最初の3ヶ月は上司がつきっきりで基礎的な知識を教えてくれました。
これは後から聞いた話ですが、実はその会社でエンジニアの募集は少し前からやっていたものの、なかなかいい人が現れずで、それならもう一から育てようか、という話になったタイミングだったらしいんです。
なので、本当に運がよかったですね。

これも後から聞いた話ですが、上司からは「君ならできると思っていたから」とも言ってもらいました。

ー お話しを聞く限り、その上司の方はとても素敵な方ですよね。でもそうすると、お仕事も人間関係も順調で、山中さんにも合っていたのかと思うのですが、どうして転職をしようと考えたんでしょう。

山中:僕がマネーフォワードにジョインするきっかけは転職ドラフトだったんですが、ちょうどそれに参加したのが、前の会社で働きはじめて2年ほど経った時だったんです。
実は、建築の世界では、アトリエ系と呼ばれる設計事務所に入ると3年くらいで独立する、という話が結構多くて、そのイメージがあったので、なんとなく自分の中で2、3年というのが節目になるという意識がありました。

それに、当時はWeb制作の仕事の需要が高かったんですが、自分のなりたい姿を考えた時に、よりエンジニアリングをメインでやっていきたい気持ちが高まっていたんです。
また、今後はもっと大規模なものにもチャレンジしたいとも思っていたので、小さなベンチャーだとなかなかそれができないジレンマもありました。

ー それで転職ドラフトに登録されたんですね。

山中:はい。でもその時は「転職のため」というよりは、純粋にその時の自分の市場価値が知りたい、という気持ちが強かったんです。上司からも、自分の価値を確認することは、定期的にやった方がいい、と言われていましたし。

ー ではその時は、もし転職するにしても、名古屋を離れて東京に行く、ということも視野に入れていたんですか?

山中:ええ、東京のメガベンチャーで働くチャンスがもしあれば、とは思っていました。そういうところに手が届くのかどうかも確かめてみたくて。
それで、転職ドラフトへの登録後初めての、そして唯一、僕に興味を持って入札してくれたのがマネーフォワードでした。
正直すごいところから声がかかったな、と思いました(笑)

「波長が合う」とピンときた。自分の直感を信じて転職を決意

ー 自分の市場価値を知る、ということが目的だったわけですが、そこからマネーフォワードに入社する、というところに一気に飛躍した背景を伺いたいです。

山中:入札後に、現在名古屋の拠点長をしている長島さんと話すことになりました。
転職はそこまで考えていなかったものの、長島さんと話しをしたら「すごく波長が合う!」とピンときてしまって
それが入社の一番の決め手ですね。
僕は、何をするかももちろん大事ですが、誰と働くのか、ということもすごく大事にしているんです。

初めて話した時に「波長が合う!」と思った長島さんと。ふたりともいい笑顔!

ー ちなみに、長島さんのどんな話にそう感じたんでしょうか。

山中:業務的な話だと、これまでメインだったRailsを使い続けるのではなく、サーバーサイドKotlinという、割と新しい言語を使った開発にも挑戦していきたい、という長島さんの心意気に感じるものがあったのを覚えています。
技術的に価値のあることにどんどん挑戦して、マネーフォワードで働くエンジニアの価値を高めていきたいとおっしゃっていて。

他にも「名古屋を盛り上げたい!」という話しをしました。僕自身、たまたまですが生まれてこのかたずっと名古屋を出たことがないので、ホームベースである名古屋に貢献できるなら、というところにも惹かれて。

今考えてみると、僕が転職ドラフトで入札してもらったタイミングは、長島さんがちょうど名古屋拠点を作る話を外に向けて発信しだしたばかりの頃で、まだ名古屋拠点でどんなことをするのか、というところは固まっていなかったんです。
なので、業務的な情報としては、さっき話した「サーバーサイドKotlinを使います」といったことくらいしか情報がなくて。
でも大規模なことはやれそうだし、なにより直感的に「これは絶対に面白いチャンスに違いない!」と思って、入社を決めてしまいました(笑)

内定は10月頃にもらっていたんですが、名古屋拠点がオープンして、長島さんが名古屋に来るタイミングに合わせて2022年の1月に入社しました。

ー 入社してそろそろ半年経つタイミングですが、いかがですか?

山中:
そうですね。僕はもともと小さいベンチャーにいたので、1,000人規模の会社というと、いわゆる大企業だと思っていたんです。でも、実際に入ってみたら、むしろ前職よりもベンチャー感が強いのでは、と思いましたね。

業務は入社した時からずっと新規事業の開発グループで、プロダクトのサーバーサイドの開発を担当しています。この数ヶ月は、ライブラリの事前調査や技術検証のためのモック作成などをやっていて、今は本格的な設計フェーズに入りました。

拠点もこの半年で徐々に人数が増えていて、チームらしくなってきた気がします。

目的をブラさす、手段は柔軟にアップデートし続けるスタンスで

ー 山中さんが仕事をする上で心がけていることを教えてください。

山中:一つは「手段が目的にならないように気をつける」ということです。
何かを考えるときに、まず目的をはっきりさせて、その上で手段を選ぶことを意識します。例えば、どこかに向かう時に、目的がはっきりしていれば、そこに向かう手段として最適なものを選べますよね。
何をやるかが重要なのではなく、何を成すかが重要だと思っているので、いつも目的をはっきりさせて、そこに向かって進みたいという気持ちが強くあります。

もう一つは「他人の意見で少しでも良いと思えることは、積極的に取り入れる」ということ。
意見がころころ変わることって、あまりよく思われないことが多いと思うんですが、僕が尊敬する人って、割と意見がすぐに変わる人が多いんです(笑)
でも、その人たちに共通しているのは、周りの意見を聞いて自分の考えをアップデートしていて、たとえ昨日と今日で意見が違っても目的はブレていない
だから、さっきの話とも繋がるんですが、目的を明確にしておけば、手段は変えてもいい、というかむしろ、積極的に手段を変えていく方が健全だな、と思っています。

今は時代もどんどん変化しているし、人の好みや物事の良し悪し、状況や立場によっても意見は変わっていくものだと思うので、自分の価値観だけで決めてしまうのは危険かなと思うんです。

ただ一方で、僕の感性に響いてこないものに関しては、取り入れない判断をすることももちろんあります。視野は広く保ちつつ、必要な意見は取り入れるスタンスというか。
目的をブラさずに、傾聴するバランス感覚を持っているのが僕の強みだと思います。

あとは、座右の銘として「幸運の女神には前髪しかない」っていう言葉も大事にしています

ー ここまでお話しを聞いてきて、その言葉のとおり、ちゃんと女神の前髪を掴んでらっしゃるな、と思います。

山中:確かに。色々動いてみて、この言葉の意味をより一層強く感じている気がします。それに、いつも女神の前髪を掴めるだけの力を蓄えておきたい、ということも意識していて。チャンスって早い者勝ちだと思うんです。

名古屋にいても、運ではなく実力で仕事を取りにいける環境を作りたい

ー 名古屋拠点のコンセプトは「Growth Engine」ですよね。山中さんとして、名古屋をどんな風にしていきたいと考えていますか?

「地域と繋がり、育もう。拠点を超えて、高めあおう。熱を伝えて輪を広げ、社会の成長を後押ししよう。」という意味を込めた「Growth Engine」の文字が、オフィスの壁面にも。

山中:僕自身、もともとは東京に出てみたいと思っていたものの、たまたま名古屋にいることになったわけですが、結果的にそれでよかったかな、と思っているんです。
一度も名古屋から出たことがないので、愛着があって。

一方で、名古屋って、まだキャリアの文脈でみるとパッとしないんですよね。本当は、名古屋にも優秀な人はいるし、マネーフォワードもそうですが東京の企業が名古屋に拠点をおいていたりするのに、まだ名古屋はいまひとつ、っていうイメージが先行しています。

なので、名古屋を「東京に出ていかなくでも活躍できる場所にしたい」という想いがあるんです。僕は東京に行かずに、東京と同じ仕事ができる環境を、たまたま運良く手にすることができましたが、これを運ではなくて実力で取りにいける状況を作りたいと考えています。僕が幸運で手に入れたものを、他の人たちにも分けていきたくて
マネーフォワードは、そのためのより良い環境を用意して、チャンスを増やすことができると思います。

それから、一度東京に出た方がキャリアとして有利になる、という話がありますが、それって「いずれ戻ってくる」という前提があるんじゃないかな、と思うんですよ。だから名古屋にいることがデメリットになる状況をなくしていくというか、愛着を持っている人がいずれ戻ってこられる場所なんだ、という印象を作っていくこともすごく大切なんです。

さまざまな企業が名古屋に拠点を設けて、東京と同じキャリアが描ける、という場を作ることが先でもいいし、名古屋には優秀な人がたくさんいるから、大きな企業が名古屋に支社を作る、という流れでもいいんです。
だから、僕が今マネーフォワードで働いていているからこそできることがしたいと考えています。

この記事を読んで、もし僕と話してみたいという人がいたら、学生でもいいし、同じ名古屋で働く人でもいいので、ぜひ連絡が欲しいです!
この名古屋にいる人たちが、キャリアを考える上で何に困っているのか、それを伝えてもらえたら、僕発信で他の人にそれを広げることで、まず意見のすくいあげという形で貢献できればと思っているので。

TwitterのDMを開放しているので、お気軽にご連絡ください

@yamachoo567

ー この記事を読んでくださった方で、賛同してくださる方がいましたら、ぜひ山中さんにご一報をお願いします。……そういう想いがあって、今後はどんなキャリアを描きたいと考えていますか?

山中:正直にいうと、はっきりとしたビジョンは持っていないんです。僕は一度、建築の夢を諦めたときに、自分が敷いた人生のレールから思いっきり外れてしまったので(笑)

でも実はレールから外れたことで、すごく気楽になれたんですよね。以前はずっと自分が敷いたレールにこだわるあまり、もし目の前に岩が現れたら破壊しなきゃならない、と思って無理をしていたんです。
だけどそれは間違っていて、自分が乗っていたのはレールを走る列車ではなくて、もっと自由に走れる車だったんだなと思いました。だから、自分が行きたいところに自由にいけるじゃないか、と。

今は、サーバーサイドの専門性を高めたい、という想いがあります。でも、それはエキスパートになりたい、というよりも、さまざまな選択肢を広げるために、まずそこを突き詰めてみて、その上で自分がどうなれるのかは、また3年後くらいの自分に決めてもらおうと思っています。

さっき目的を決めて手段を考える、という話をしましたが、今はその目的を探っている段階ですね。
人生の目的をあえて抽象度を高めて考えているのは、自分の人生を幸せにしたい、という想いがあるからなんです。その延長線上に、周りの人や社会を豊かで幸せにすることができると思っているので。だから、そのために自分が何をするべきなのか、例えばそれが起業なのか、それとも会社でCTOを目指すことなのか、教育という形で貢献するのか、選択肢は色々あると思うんですが、どこかのタイミングでそういう大きな目標が見つけられたら幸せですね。

あとがき

まっすぐな想いを、ありのままに語ってくれた山中さん。「チャンスの女神の前髪をちゃんと掴んで、自分が手にした幸運を他の人たちにも分けていきたい、最初の職場で自分が上司からもらった恩を、そういう形で返していきたい」という言葉がとても胸に響きました。

マネーフォワードの名古屋拠点は今年の1月にスタートを切ったばかり。
拠点の規模としてはまだ小さな組織ですが、拠点長の長島さんをはじめ、山中さんのように熱を込めた気持ちとビジョンを持って働くメンバーがいれば、名古屋を中心に東海エリア、ひいては社会の成長を前へ進める原動力となるに違いない、と思います。

そんな、始まったばかりの名古屋拠点で働いてみたい! という方がおられましたら、ご連絡を(山中さんと話してみたい、という方はぜひ文中のTwitterリンクから)。

取材・文・写真/新田大航(マネーフォワード採用広報)


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