展望台にて【詩】

このほしの

うすっぺらい皮の中で

地上から伸びるビルたちが

背くらべしてる

 

経済とはなんだ

ぼくらは

何を目指して

伸びようとしているのか

 

空を   手に入れたか

地面を  手に入れたか

海を   手に入れたか

このほしを 手に入れたか

 

見えているのは このまち

見えていないものは 何?

200年後の このまち

皮を一枚めくるように

全ての建物が姿を変える

 

未来の人に任せるのではない

今生きるぼくたちが

皮がむけた後を

想像し 創造する礎となる

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