【mezame体験会レポ】キャリアを見通して健康に働ければ、コミュニケーションは変わり組織は活性化する
2月7日(金) さんぎょうい株式会社
働く女性の健康とキャリア事業室主催
まだリリースしたばかりだということ。また、「健康とキャリア」という今まであまりなかった組み合わせで組織の活性化や生産性向上を狙うプログラムだということで、「興味はひかれるけれど、もっと詳しくmezameを知りたい」というお問合せを多くいただいていました。
そこで今回、ジャジャーンと開催したのがその名も「mezame体験会」です(そのまんまw)
昨年末より募集を始めたところ、ありがたくも用意した30席が満席に!
実際のセミナーでも、このくらいの人数をマックスに想定しているので、自社でmezameを導入するイメージをよりはっきりとお持ちいただきやすかったと思います。
▲セミナールームがぎっしり〜。当日はカメラも入りました
組織の課題によっていろいろなメニューが選べたり、カスタマイズすることも可能なmezameではありますが、今回は一番ベーシックなしつらえを体験いただきました。
【mezame体験会 プログラム】
「女性の健康とキャリアセミナー」体験
「女性の健康とキャリア(男性版)セミナー」体験
「キャリアプランニングセミナー」体験
mezameのバリューチェーンについて
「健康とキャリアの関連性ってこんな所にあるのね!」
「健康とキャリアを同時に学ぶとこんなメリットがあるんだ!」
…といったポイントが伝わりやすいよう、コンテンツを構築している講師自らがプログラムの内容を解説。
ハイライトを抜粋したミニ講義と、なぜこのコンテンツが必要なのか、導入するとどんな効果が期待できるのかといったプレゼンテーションをあわせて聞いていただきました。
すべての内容をお伝えすることはできないのですが(企業秘密ですし…)、各講師がコンテンツに込めた思いとともに、当日の様子をレポートします。
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【1】女性の健康とキャリアセミナー
自分の働き方やライフプランを考えるときに役立ててほしい、はたらく女性の健康にまつわるベーシックな知識をお伝えするセミナーです。
登壇するのは、女性特有の疾患や体調の悩みを扱ってきた経験を持つ産業保健師。産業医に比べると、産業保健師という職業には耳なじみがないかもしれませんが、健康経営にシフトする企業が増加傾向の昨今、産業医と同様にニーズが高まっている存在です。
体験会では、このプログラムを構築した産業保健師の小林智美さんが登壇。実際のセミナーでも行うワークの一部を体験していただきながら、コンテンツのアウトラインをお披露目しました。
▲ワーク、めちゃくちゃ盛り上がっていました
仕事でパフォーマンスを発揮するためにはまず何よりも健康が大切。それは、男女ともに言えることですが、月経や年齢によるホルモンバランスの変化などがある女性にとって、健康知識を身につけて対応することは長く働き続けるためにも大切なこと。
実際に、ヘルスリテラシーの高い人はパフォーマンスが高く、それが生涯年収にも影響するといったデータもあるようです。
【2】女性の健康とキャリア(男性版)セミナー
mezameでは、男性版のヘルスリテラシー研修もご用意しています。
これは、男性の健康について言及するのではなく、男性メンバーや管理職にも女性の健康について知ってもらうためのセミナーです。
誕生の背景には、これまで単発で行ってきたセミナーで
「うちの上司にも聞かせたい」
「女性が自分のカラダについて知ることは大切だけれど、男性の同僚にも理解してもらわないと働きやすさは変わらない」
といったご意見や感想が多く寄せられたことにあります。
男性が女性の健康について、女性と同じレベルまで詳しく知る必要はないかもしれません。
ただ、女性は体調にも人生にも変化の波が起きやすいことを理解して、関わり方を考える機会を持つだけで、職場のコミュニケーションは変わります。
相互理解をうながすことは、生産性の高いチームを作ること、円滑なダイバーシティマネジメントにもつながると、mezameは考えています。
こちらのプログラムを構築したのは、キャリアコンサルタントでアンガーマネージメントファシリテーターでもある東公成さん。
実際の男性版セミナーでは、ハラスメント防止の観点からケーススタディをおこなったり、就業規則や労働法規のお話などもふんだんに取り入れます。
【3】キャリアプランニングセミナー
最後に紹介したのが、キャリアプランニングのしかたをお伝えするセミナー。「女性の健康とキャリア」と並んで、mezameの両輪を担っています。
人事に関わっている多くのみなさんは、キャリアコンサルタントの存在を知っていると思います。ただ、キャリアコンサルタントと面談することが仕事にどう役立つのか?という問いに、明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。
なんとなく「転職とか考えたら相談する人?」といったイメージから(確かに、転職エージェントではキャリアアドバイザーが相談に乗ってくれますからね(^ ^;))
「キャリコンに面談されたら、うちの人材が流出しちゃうじゃん!」
「部下がみんな、転職しちゃったらどうするんだ!」
なんておっしゃる方もいます。……全部、誤解ですが。
キャリアプランニングとは、自分の人生の舵を自分で取れるようになるノウハウ。3年後、5年後、10年後のありたい自分の姿を見つめることによって、自律的に仕事を進めていく力のもとになるものです。
このセミナーを構築した、国家資格キャリアコンサルタントの松岡澄江さんは、キャリアを見据えてモチベーションアップした人が職場に増えると、責任を持って仕事に向きあう風土が生まれるといいます。
「人生100年時代」とは良く言われますが、人生が長くなった私たちに必要なのは、「自分の人生を自分で考える力、作る力」なのです。
mezameのベーシックなバリューチェーン
mezameのベーシックなプログラムでは、まず
①「女性の健康とキャリアセミナー」で、生涯にわたる体調の変化とライフイベントについて知ってもらい、次に
②「キャリアプランニングセミナー」で、自分のありたい姿を模索していきます。
最初に健康知識を身につけているので、大きなライフイベントを何歳くらいまでに決断すべきか、まだ先の体調変化を見越して、目的をあきらめないために今できる備えはどんなことかなども考慮することができます。
そして、2つのセミナーを受講いただいた後、
③キャリアコンサルタントによるキャリア面談を行い、自分の立てたキャリアプランを実現するための行動計画を立てたり、普段から感じている仕事やキャリアへの悩みや不安などを取り除く方法を一緒に考えていきます。
自己責任だからこそ、健康とキャリアを考える機会を組織が提供する社会に
女性性を扱うセミナーは、それこそ女性一人ひとりが多様な存在であるため、開催を躊躇される人事の方も多いと思います。
たとえば、「妊娠・出産の前後の働き方」「働きながら不妊治療をすること」などもセミナーでは取り上げますが、「結果として子どもを授からなかったメンバーや、結婚を選ばなかったメンバーにどう配慮すれば…」と聞かれることもあります。
ですが、このセミナーはだからこそ設定してほしいのです。自分と違う立場の人を知る、理解することで、風通しの良いコミュニケーションの土壌を作る。それもmezameの目指す高い組織力です。
健康のこともキャリアのことも、これまでは本人の責任、個々人の事情ととらえられてきました。ですが、すでに人材不足が顕著になっている今、組織からも考える機会を提供する必要性は高まっているはずです。
メンバーの健康や人生にも配慮してくれる恵まれた職場で働いているという実感が、働く人のモチベーションをあげないわけがありません。
導入することによって、ミニマムな人数でも高いパフォーマンスが発揮できる組織、人材不足の市場にあって求職者に選ばれる組織を作る。それがmezameが提供するプログラムです。
4時間に渡る長丁場で、真剣にうなずきながら、メモを取りながら聞き入ってくださった企業人事ご担当のみなさん、ありがとうございました。上記のような効果を実感していただけたら幸いです。
さんぎょうい株式会社では、今後もmezameの魅力を感じていただける場を、できるだけ多く提供したいと考えています。
(取材・文/mezame公式note編集部
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