見出し画像

私はどこで死にたいのか?

先日、ドイツで初めて5日ほど入院をした。
月初めに、ドイツ語の勉強をしていたら、ストレスで三叉神経痛になった。少し痛いと思っていたら、2週間後にひどい頭痛で総合病院に行き、そのまま入院した。左頭の中に帯状発疹(水痘ウイルス)が感染したようだった。

痛みで失神するほどではなかったが、左脳全体が痛く(脳には痛覚はないが、痛みの位置がよくわからないのでこう言う表現にしました)頭痛の度に頭や視界にノイズが走るような状態だった。ちなみに、この時のノイズは灰色がかった乳白色に近かったと思う。人は、光を感じなくなると、視界は黒ではなく乳白色になると聞いた事がある。

第3言語で入院をする

最低5日間の入院。ということになった。1日3回は「その頭痛は非常にまずいので、痛くなったらすぐ教えてください」と看護師さんが確認に来た。5日たって最低限の頭痛はなくなり、退院した。

入院初めの2日間は正直に言うと大変だった。なぜなら、看護師さんも同じ病室の患者さんも、ほぼ英語を話さない。あたり前だが、ここはドイツなので、みんなドイツ語で話す。

一方、私のドイツ語は店で注文が出来るぐらい、定型文をある程度組み替えて話すレベルしかない。会話の聞き取りなどはもっての他だ。しかし、話さなければ、明確に命に関わるので、2歳児レベルのドイツ語で一生懸命に話した。

看護師さんの中でも、「私、英語ができないから!!」とそもそも関わろうとしない人や、わからないなりに、英語の単語で聞いてくれる人もいた。どちらの人でも、2歳児レベルのドイツ語を話せばとりあえずは、耳を傾けてくれるようになるのは朗報だろう。

今回は本当に幸運だった。日本語が話せる方に助けてもらったのと、一緒に病室になった患者さんに、英語を話せる人がいたからだ。また幸いそこそこ英語/ドイツ語を勉強していたかいがあり、何が起きているのか、どんな治療をするのかなどは入院中の弱った体でも、ある程度は理解する事ができた。

これが、本当に精神的な負担が軽くなったので、幸運と言わざるを得ないだろう。

また、保険が効くとはいえ、治療費も日本と同じぐらいの金額だったのを知った。アメリカのように、何千万も請求されたらどうしようかと思ったが、EU圏の病院は、そんな事は無いようだ。(保険は本当にややこしい)

このまま外国で死にたいのか?

ここから先は

1,308字
思い立った時に描いた漫画や。ドイツのベルリンに住んでいて感じたことなど、色々ごちゃ混ぜ。

このマガジンは、meycoが日々思ったことや感じたことを書きます。

見て下さってありがとうございました。サポートのお金は製作の時間を買うため&書籍などの勉強のために使わせていただきます:)