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三十路男一人旅、パリコレ時のパリのここだけ押さえとけなぶらつき方 ③

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②はこちら か、画像をクリック!

前回はオルセー美術館に続きパリ郊外にあるマルモッタンモネ美術館を訪れた。

そこには中年期のモネの作品が多数展示されており、世界一のモネコレクションに大いに感動した。マルモッタンモネ美術館の作品からは、印象派の確立とモネの睡蓮へのこだわりが頭角を現わしているのを感じ、画風がだんだんと暗く重くなっている事にも気付いた。

続いて今回はモネをたどる旅としては最後となるオランジュリー美術館にて、晩年のモネの作品を鑑賞したい。

オランジュリー美術館
営業時間
月水木金土日 9:00-18:00
休館日 : 毎週火
入館料 : 通常 9 ユーロ
(割引 11 ユーロ(EU 圏在住で18歳未満の未成年への付き添いの方。未成年1人につき付き添い2名まで)
特別 無料(18 才未満の方、18才~25才までのフランスまたはEU 圏在住の方)
入館無料日:毎月第1日曜日

パリの中心、コンコルド広場の真横にこじんまりと建っている美術館。

平日に朝から訪れたが、入場までに15分程並んだ。

チケットを購入する列と、チケット所持者が入場の為に並ぶ列は別でした。僕ははオルセー美術館とのコンビネーションチケットを持っていたので、チケット所持者の列に。

セキュリティチェックが若干他の美術館よりも厳しく、リュックサックやバッグなどの大きな荷物はカウンターに預けないと入場できない。

スマホや財布を入れられるような館内持ち歩き用の小さなポーチやポーターのショルダー等を持っていくと便利かと思う。

荷物を預けるのは無料、荷物を預けると番号札が渡されます。

荷物を引き出す際に必要になるので、失くさないように。

見どころは何と言っても「睡蓮」なのですが、この「睡蓮」自体が日本でとても人気があるせいか、日本人多いわ!

館内には日本語のガイドマップや音声ガイドも用意されている。ここら辺はよくある観光地。最近しかし日本語減りましたね。斜陽国家と感じます。

館内はとてもモダンな内装、前回のマルモッタンモネ美術館とのギャップに驚く。

また、トイレがとてもきれいだった事と、手を洗う場所のライトがトリコロールになっていて芸が細かいなと感心。

睡蓮

美術館1 階の最奥には円形のギャラリーが2つ続いており、どちらもほぼ360 度「睡蓮」です。一歩足を踏み入れた瞬間に息をのむ。

今までこんなに横に長い絵画があっただろうか。

モネの作品を絵の具のテクスチャが分かる程、目の前まで近づいて見る事ができる機会はそうそう無い。

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部屋全体を眺めると睡蓮の浮かぶ池の様子だが、筆のタッチが見える程近づいて見ると、ぼんやりとした色が混ざり合ったキャンバスが眼前に広がる。

こんなに大きなキャンバスに、全体の完成図を意識しながら絵を描いていくのはどんなに難しい事なのか。

ネットの画像や画集などの小さい画像で見るのでは分からない細部の魅力や描画技法の凄さが分かり、モネのその才能に圧倒された。

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それぞれ真ん中にベンチがあり、座りながら鑑賞する事ができる。

近づいて細部をじっくり観察してみたり、ベンチに座って遠景からぼーっと眺めてみたり、集まっている人をぼーっと観察してみたり。

僕はこの「睡蓮」のホールで1時間近くいた。

スマホのカメラのパノラマ機能や、動画でぐるっと1周の様子を撮ると印象的な写真や動画が撮れますよ。

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(パノラマ)

館内

下のフロアにはにスザンヌ、ピカソ、ルノワール、マチスなど有名画家たちの作品が展示されています。僕はモネを堪能したかったので、先に下のフロアを見て回った。

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コンコルド広場

オランジュリー美術館での感動の余韻に浸りながら、コンコルド広場を散歩する。

ここはかつてギロチン台が置かれており、かの有名なマリーアントワネットなどが処刑された場所だ。

現在ではその面影は無く、円形に車道が配置されたラウンドアバウトの真ん中に、オベリスクがある平和な広場となっている。

このコンコルド広場から西方に凱旋門へと続く大通りがシャンゼリゼ通りだ。

パリ随一の観光地となっています。周辺には観光客向けの土産屋や両替店、有名なハイブランドショップやお菓子屋などが揃っている。日本食屋も多い。

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さて

オランジュリー美術館は館内が意外に狭いのと、見どころが「睡蓮」に凝縮されている事もあり、「睡蓮」のギャラリーにのみ常に大勢の人が集まっている。

平日の朝でもこのくらい混雑しているから、土日やハイシーズンは人が多くて思うように鑑賞できないのでは?

しかしモネの晩年の作品であり彼の集大成である巨大な「睡蓮」は見るもの全てを圧倒する力を持っているので、一生に一回は見ておいて損は無いと思う。

土産コーナーには、この印象的な横に長い「睡蓮」が2つ折りのポストカードになっているものや、専用の額縁と一緒に販売されている複製原画などがあった。

僕も妻にこのポストカードを購入しました。

「睡蓮」のグッズならこの美術館がパリ随一だと思う。

パリの中心に位置していて、観光にも組み込みやすい場所なので、ぜひシャンゼリゼ通りをキックボードで走るついでに訪れて欲しい場所です。

(キックボードの使い方は、過去記事に書いてますんで下の画像をクリックしてね)

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④に続く


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