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「情報伝達」が予備校の仕事だったら、スタディサプリがリリースされた時点で業界は終わってる

こんにちは。

数学専門塾METの永目です。

今後の予備校のあり方について考えてみます。

ひと昔前だったら「情報」そのものに価値があって、情報を得るためにお金を払って、時間を使って、セミナーを受けたり、予備校の授業を受けたりしていました。

しかし、Youtubeなどの無料の動画サービスがもはや「インフラ」と言っても過言ではない世の中になってきて「情報」自体に「価値」はなくなった気がします。

この間もたまたま、Youtubeを見ていて、自分が浪人していた時に代ゼミのサテラインで受けてて大好きだった化学の亀田先生の授業の様子がおすすめに上がってきて見ていました。

相変わらずめちゃわかりやすくて、数学の講師なのに関係ないけど興奮してしまった。笑

単純に情報伝達としての「授業」ならYoutubeにかなりの数上がってるから、自分が気に入ったものを選べばいいですし。

トッププロの「授業」がいいなら、スタディサプリを月額課金しても1000円くらいのものなので、そうすればいい。

そんな時代に、予備校が授業で「情報伝達」だけやっててもだめだと思います。

ダイエットのノウハウは、インターネットで検索すれば無限に出てくるのに、肥満の人はいなくならないのと同じで、情報伝達だけでは「価値」が薄くなってきています。

今後は「習慣化」とか、「行動にうつさせる」ことに価値がシフトすると思うんです。(もはやなり始めています)

そんな感じで、予備校の存在意義を情報伝達ではなく「生徒を伸ばすこと」だと考えたときにやらないといけないことは、ガラッと変わってきます。

まず、悲しいことかもしれないが「生徒は復習しているだろう」という思い込みを捨てるべきだと思います。

生徒は復習でしか伸びないというのはみな、うなずくところでしょう。

でも、復習は同じ問題を何度も解かないといけないので、つまんないし、苦しいので、基本復習はやらないと思った方がいいです。

だから生徒は復習をしない前提で、いかに、授業の中で高密度なトレーニングをするか?自分では絶対やらないことを講師と一緒にするか?ということに重きをおかないといけないとMETでは考えています。

「そんなアホな」と思う人もいるかもしれないが、大人でもそうだと思うんですよ。

スポーツジムに通っている方は、自宅で毎日自主トレーニングをしているだろうか。いやいない。(反語表現)

そうなんです。笑

人間はよっぽど「強い意思」がない限り、大人も子どもも自主トレってなかなかできないんですよ。

だから先日の授業では、三角関数sin , cos ,tanの値が速く正確に出せるようになるまで、ひたすらトレーニングする授業をしました。

普通の予備校なら「やっとけよ」で終わるような部分です。

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でも有名な三角関数の値は、考えずに1つあたり0.5秒で出せないと入試に太刀打ちできません。

みんな値の出し方が「わかった」状態で止まっていて、1つ出すのに30秒以上かかっている生徒もいました。

つまり「わかる」状態ではあっても「できる」状態ではなかったのです。

でも、そんな生徒でも、1時間みっちりトレーニングしたら、1つあたり2秒くらいで出せるように成長しました。

多分、ほったらかしていたら、三角関数の値を速く正確に出すトレーニングなんて絶対しなかったと思います。

みんなで一緒にトレーニングすることで競争意識が出て、学習効果が上がると思いますし、タイムや正解数が伸びたときに、僕がめちゃめちゃ褒めるので、みんな楽しそうにやってくれてました。笑

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情報伝達だけなら、ここの内容は10分で終わりです。

「俺は伝えたから、あとやっといてくれよ」

と言うのは、本当にプロの仕事でしょうか?!

あ.001

プロだからこそ、本当に成果が出るように生徒たちを導いてあげたいと思います。

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